価格：8,980円

パッケージイラスト

　株式会社工画堂スタジオは、Windows用アドベンチャー&リアルタイムRPG「ジオテイル」を、6月29日に発売する。価格は8,980円。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP/Vista(予定)。

　「ジオテイル」は、羅刹シリーズでおなじみの、工画堂スタジオ・いるかさんちーむが開発している作品で、キャラクタデザインは百瀬寿氏、シナリオはcodeXが担当している。ゲームシステムは、会話や行動を選択するアドベンチャーパートを中心に進行し、戦闘が始まるとランダムエンカウント方式のリアルタイムバトルへ移行するという、アドベンチャー&リアルタイムRPGとなっている。

　物語は、ごく普通の高校生・五十嵐翔が、突然出現した「時空の狭間」に吸い込まれ、現実世界と瓜二つの異世界「パラレルワールド」に引き込まれてしまうところから始まる。プレーヤーは主人公の翔となって、異世界を冒険し、「自分はなぜ時空を超えてしまうのか?」、「この世界で起きている事件との関連は?」などの謎を解き明かしていく。

【ストーリー】

ごく普通の高校生の主人公五十嵐翔は、突然出現した「時空の狭間」に吸い込まれ、異世界に引き込まれてしまう。 　異世界……、それはつい先ほどまで翔が生活し唯一と信じていた世界と瓜二つ、まさに「映し鏡」のようにそこに既に存在するパラレルワールドだった。いつもの見慣れた街並みで人々は暮らし、毎日通った学園にはいつもの同級生たちがいた。そして……、翔自身（と思われる者）までもが、そこには存在した。 　今、この学園は大きな脅威に晒されてるという。学園周辺は謎の結界により封じ込められ、魔物が生徒たちを誘拐するのだ。 　自分はなぜ時空を超え、2つの世界を行き来してしまうのか? この世界のどこかに、自分が異世界に引き込まれた理由があるのか? 今こちらの世界で起きている事件が関係するのか? 次々と浮かぶ疑問と謎を解決するために、翔は自分自身のもうひとつの存在と、同級生たちと共に、冒険を開始する。 翔たちが通う高校 異世界の学園内部

　ゲームはアドベンチャーパートとRPGパートを繰り返して進行する。

　アドベンチャーパートでは、疑問や謎を解き明かすため、学園内を移動して、人々と会話することで、手がかりを捜し求める。状況によっては選択肢が出現し、プレーヤーの選択によってストーリーが変化。移動先は最初は制限されているものの、ストーリーの進行に合わせて徐々に増えていく。

　建物内部の探索時にはRPGパートへと移行。敵はランダムエンカウントで出現し、リアルタイムによるバトルが行なわれる。攻撃力や遠隔攻撃、魔法使いなど、各キャラクタの特性を考えて指示を出すことが重要になる。また、探索中は、敵だけではなく、開かない扉や落とし穴などの罠が待ち構えている。これらの罠を無力化するには、建物のほかの場所を探索するなどして解除方法を見つけるしかない。

　動作環境は、CPUがPentium III 1GHz以上、メインメモリは256MB以上、ビデオカードは64MB以上のビデオメモリを搭載し、Radeon 9000またはGeForce 4と同等以上で、DirectX 8以降に対応したもの、サウンドカードはDirectX 8に対応したもの。

【5月30日 14:30追記】
　工画堂スタジオより動作環境の変更があったため、表記を変更いたしました。

【主な登場キャラクタ】
五十嵐 翔 (CV:間島淳司)幼少の頃に両親と死に別れ、現在は義理の両親とともに暮らしている。性格は明るく、歳不相応なくらい精神的に落ち着いている。	日野原 諒 (CV:間島淳司)異世界で出会った翔と瓜二つの少年。冷静沈着で思慮深い。異世界に飛ばされ戸惑う翔の面倒を見てくれる。	神無月 唯 (CV:矢作紗友里)翔の幼なじみで、翔の母と仲が良い。翔の保護者と思い込んでいる節があるものの、その割りに性格は子供っぽいところがある。子供っぽい体型がコンプレックス。感情を素直に表現することが苦手。先読み嗜好が強く、空回りすることも。
豊川 葵 (CV:幡宮かのこ)翔たちのクラスの学級委員長。感情をあらわにせず理詰めで考え、行動する。怒る時は静かにキレ、理屈で相手を逃げ場のないところまで徹底的に追いつめるタイプ。	伊集院 沙耶 (CV:小林ゆう)陸上部所属のスポーツマン。小さい頃、空手をかじったこともあるとかないとか。直情径行で考えなしに猪突する。怒りっぽいが、後にはひかず、極めてさばさばしている。人生なるようになる、ケ・セラ・セラが信条。	牧田 弥生 (CV:早見沙織)図書委員。自己主張せず、周囲の意見に流されやすい。その性格を利用され、色々やらなくても良い仕事まで押しつけられて黙々とこなしてばかりいる。
柏田 結城学校教師。両親を事故で失っており、寂しい幼少生活を送っている。翔の境遇を自らに重ねることも。周囲に優しく振る舞い、理性的に行動できる女性だが、「何かを失う」ことを極端に恐れる気質がある。

【謎の登場キャラクタ】
黒い制服を着た謎のキャラクタたち。上の白い制服を着たキャラクタたちととてもよく似ている。はたして彼女たちの正体とは……?

【スクリーンショット】
現代社会と瓜二つの世界ということで、背景やキャラクタの姿などが現代的なものの、手ごわそうなモンスターや魔法などのファンタジー要素が盛り込まれ、独特の世界観を構築している

(C)2007 KOGADO STUDIO,INC.
※画面は開発中のものです。

□工画堂スタジオのホームページ
http://www.kogado.com/
□「ジオテイル」のページ
http://www.kogado.com/html/iruka/gio/

(2007年5月25日)

[Reported by 滝沢修]