★海外ゲームレビュー★
歓楽都市ラスベガスがテロに! “Rainbow”出動せよ!!
UE3.0で全面的に生まれ変わったシリーズ最高傑作
「Tom Clancy's Rainbow Six Vegas」 |
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数多いFPSゲームの中で特殊部隊モノの先駆けとなった「Rainbow Six」は、軍事系小説で著名なトム・クランシーが'98年に執筆した小説をベースに同年8月発売された。同作は既存のFPSゲームには無かったリアリティさが受け、2作目「Rogue Spear」エンジンとデザインを一新した三作目「Raven Shield」と多数の拡張キットを世に送り出しミリタリーゲームジャンルでは確固たる地位を築く事に成功した。
シリーズの開発は1作目・2作目をRedstorm Entertainmentが行なった。トム・クランシー自らと英国海軍出身のダグ・リトルジョーンズ氏が設立に携わったこのスタジオは2000年にUbisoftに買収され、3作目はUbisoftモントリオールと共同開発し、今回ご紹介する「Rainbow Six Vegas」はUbisoftモントリオール単独の開発となっている。
「Rainbow Six」は2003年に発売された3作目の「Raven Shield」以降、急速に比重をプラットフォームの比重をビデオゲーム機にシフトしており、本作の醍醐味だったリアルさや指揮官モードによるシミュレーション性の高さなどが排除され、最新3Dエンジンによる優れた表現力と演出を醍醐味にしたFPSゲームに変化を遂げている。
本作「Rainbow Six Vegas(以下「Vegas」と略)」は、2006年のE3に初出展され、Xbox 360およびプレイステーション 3、そしてPC用に開発された同シリーズの最新作だ。3人1チームの構成で実際の特殊部隊が実践している偵察・立案・突入の行動パターンをゲームに盛り込み、次世代機ならではの表現力と演出を盛り込んだFPSだ。なお、今回のレビューでは、PC版をベースにゲームの内容を紹介する。
■ 宿敵のテロリストを追ってメキシコからラスベガスへ……
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メキシコステージでは各機能の説明が出る
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一般人がテロリストによって人質に取られていることも…… |
「Rainbow Six」シリーズにおけるプレーヤーの役割は、今までは「Rainbow」と呼ばれる世界中の軍隊から選抜された特殊部隊の指揮官としてチーム全体を見てきたが、今作「Vegas」ではRainbowに所属するチームリーダー「ローガン・ケラー」になりきる形で、凶悪なテロリストとの戦いに挑むことになる。
ゲームの3DエンジンにはUnreal Engine 3.0を採用し、Xbox 360やプレイステーション 3などの次世代ビデオゲーム機らしいクォリティのビジュアルを魅せてくれる。PC版も同じクォリティを実現しているがその分非常に高いスペックを要求する。筆者のPC環境でも当初はまったくゲームにならず、とうとうこのゲームのためにビデオカードを買い換えた。
参考までに書いておくと、Core2Duo E6300/メモリ2GB/GeForce 7900GSという組み合わせで、平均して30FPS重くても15FPSくらいのフレームレートで動いてくれる。この環境であれば概ね普通にプレイを楽しむことができた。動かすためにはマシン買い換えが必要ということなら、いっそXbox 360本体から買い揃えたほうがいいかもしれない。それくらい要求スペックは高いので注意されたい。
ストーリーの時代背景はシリーズの中で最も新しい。任務でメキシコのある街にローガンが単独で降り立つ所からゲームは始まる。途中仲間と合流しつつ目標である女性テロリスト「イレーナ・モラレス」を捕捉する寸前まで行くが、爆発に巻き込まれローガンが気を失ううちにイレーナは仲間の二人を連れ去り処刑してしまう。
このメキシコステージは、ゲームを通して経験するゲームの要素や操作方法を、ソロ戦術、チーム戦術と一通り習得できるチュートリアル的なステージを兼ねている。このステージをクリアすると、世界有数の娯楽が集う街ラスベガスを舞台に、マイクロパルス爆弾を使った連続爆破テロを狙うイレーナを追ってゲーム本編が始まることになる。
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最初は単独での行動となる。慎重に行動しよう |
無事に仲間と合流できた。作戦続行だ! |
行動の基本は常に弾から身を守れる場所に置く事 |
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壁などに身を当てて様子を伺うのは基本中の基本 |
このような遮蔽物を使って身を守りつつ応戦する事が重要 |
スコープを使えば遠くに移動中の仲間を見守る事ができる |
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女テロリスト・イレーナ。一瞬の隙で取り逃がす事に |
仲間とはぐれ、単独で行動するローガン |
何とか脱出に成功するも仲間二名を殺された事は重い |
■ ゲームに「CQB」の概念を採用、テロリストの機先を制す戦いをマスターしよう
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場所は変わってラスベガス。米国内がテロの犯行現場に! |
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現場にヘリからラペリング降下するローガン |
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仲間のマイケル、パクと合流する。頼もしい2人だ |
「Vegas」では、基本的にローガンを含め1チーム3人で行動する。プレーヤーはチームメイトの2人に様々な指示を出すことでテロリスト達の機先を制するためのCQB(クロース・クォーター・バトル:歩兵による近接戦闘)を展開していく。CQBは対テロや人質救出作戦での戦闘技術を研究開発する上で英国の特殊部隊SASが生んだ戦闘方法だ。
本作では、タイトルにもなってるラスベガスが主な舞台となっており、派手で華やかな電飾や高層ビル、カジノフロアやショッピングストリートでテロリストとの戦闘が繰り広げられる。チームの武装は主要火器(アサルトライフルや機関銃、ショットガン、サブマシンガンなど)2種類と拳銃、手榴弾・閃光弾などで構成される。
銃火器はミッション開始前およびミッション途中にある武器庫で補給・銃弾の補充をすることができる。敵から奪った銃も拾って使う事が可能だ。銃器のカスタマイズ可能で、スコープやレーザーサイトなど好みに応じて装備を付け替えることができる。サイレンサーは標準で持っており、いつでも付け替えができる。
ちなみにゲーム中に登場する銃器は、米軍が採用を検討しているM-8やSCARといった次世代の物がいくつか登場する。しかし屋内における取り回しはサブマシンガンなどの方が便利なので、MP-5など世界の特殊部隊御用達の武器を主に駆使することになるだろう。なお、兵装の変更ができるのはローガンだけで、チームメイトの兵装は変更できない。
戦闘のパターンとしては屋内および屋外があり、どちらも先に偵察をして周囲の確認をすること、敵より先に攻撃を仕掛けること、撃ちあいになったら遮蔽物に身を隠して応戦することなどが欠かせない。壁などにぴったりとくっついて身を守りつつ様子を伺うといった動作もゲーム内では非常に重要だ。
屋内戦闘の場合、部屋に突入する際にドアごしに超小型カメラで内部を確認した後、突入方法を考えることが非常に重要になる。突入方法は「ドア爆破」、「閃光弾を投げ入れる」、「手榴弾を投げ入れる」の3パターンがあり、プレーヤーが指示すればチームメイトが即座に行動し、突入準備をしてくれる。
また、超小型カメラで部屋内を覗いた際、突入時に優先して倒す敵を指定することができ、これも突入後にチームメイトが優先順に対応をしてくれる。ミッションの進行は、すべてリアルタイムで行なわれ、もたもたしているとテロリストが人質を脅した上に殺してしまうケースもある。人質の死は即座に任務の失敗を意味する。特殊部隊物ならではの設定が生かされた緊迫感溢れる戦闘がたまらない。
これらの動作は少なくともFPSゲームに慣れている人なら簡単にできるようになっており、操作周りのデザインはよく練られている。今回はラペリング(ロープを使った降下)にも対応しており、ヘリからの降下や高層ビルの外から降りてガラスを破って階下の敵を奇襲するなど、カッコイイ!と思わせる演出もふんだんに盛り込まれている。
操作系に関しては通常のマウス+キーボード以外にXbox 360用コントローラに対応しており、別売のコントローラを購入すればXbox 360固有のUIを除けば全く同じ操作性を実現している。「FPSはやりたいけどマウスとキーボードの操作は難しそうだなあ」と思っている方にもPC版「Vegas」は間口を広げている。
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銃器のディティール再現は素晴らしい |
娯楽の都市・ラスベガスは戦場と化している |
テロリストによってテレビ中継ヘリが撃ち落された |
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敵の攻撃を受けるとこのようなブラー効果がかかる |
部屋に突入する時はいつもドキドキだ |
手榴弾を部屋に投げてから突入すると効果的だ |
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ラペリング建物外から奇襲をかけるのもカッコイイ |
一般人の人質を間違えて射殺するとゲームオーバーだ |
無辜の民間人が銃撃戦に巻き込まれている。保護せねば! |
■ 優秀なチームメイトのAI、彼らの使い方がゲームを左右する
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ゴーグルをおろしたチームメイト。状況に応じて自動的に使う |
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通路の角は必ず先に敵がいないかどうかを確認させよう |
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小型カメラでドアの下から部屋をのぞくといきなり敵が来ることも |
ゲームの基本的な進め方は、いかにうまくチームメイトを使いこなすかにかかっている。的確な指示を出し、チームメイトをプレーヤーより先行させ、プレーヤーが気づきにくい敵の配置や行動を先に察知させ、次の行動に結びつけることが効率よく安全にミッションをこなすコツだ。
「Vegas」はFPSゲームでありがちなランボータイプのゲームとは異なり、常に慎重な行動が要求される。これは混戦時になっても同じで、常に銃の残弾数に気を配り、自分とチームメイトを敵の銃弾から守れる的確な位置に置いて、敵の数と銃撃してくる方向を確認することが必要だ。
そのうちに敵が弾切れをおこして弾倉の交換を開始した時など一瞬のチャンスを見計らって突撃を仕掛けたり、チームメイトに牽制をしてもらいつつ、プレーヤーが移動して敵の死角から攻撃を仕掛けるなど様々な作戦をゲーム中で実践することができる。これもチームメイトの優秀なAIの賜物と言って良いだろう。
実際のところプレーヤーは無数のピンチをチームメイトのAIに助けられることが多い。スモークを張ってかく乱を狙う敵に対して赤外線ゴーグルを使い的確に対処したり、弾倉の交換を行なうため遮蔽物に身を隠したりと、細かい動作が非常に良く出来ており、見ていて惚れ惚れしてしまうシーンが多数ある。
プレーヤーもしくはチームメイトが敵からの攻撃を受けた場合、基本的に頭部に致命的な一発をもらわない限り即死することはない。プレーヤーの場合は「Call of Duty 2」や「Gears of War」のようにダメージを受けても一定時間身を潜めて休んでいれば自動的に回復するデザインが採用されている。
チームメイトの場合、敵弾に倒れるとその場で戦闘不能となる。プレーヤーかチームメイトが、倒れているチームメイトに応急処置を施す事で何度でも戦闘復帰が可能になる。ただし応急処置が施されている間に敵の攻撃を食らうと自分も倒れる可能性がある点とプレーヤーが倒れた場合はゲームオーバーになる点は注意が必要だ。
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機関銃の弾倉箱を交換している。非常にリアルな動作だ |
ショッピングモールのような場所での戦闘もある |
カジノの中ではスロットマシーンも敵の弾を防ぐ重要な遮蔽物 |
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負傷して倒れた仲間は応急処置で戦闘に復帰可能だ |
まずは仲間に先頭に立たせて周囲の確認をさせよう |
敵が設置した機関銃を使って応戦することも可能だ |
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他のビルでマイクロパルス爆弾が爆発 |
武器はヘリの中や武器庫で換装・補充が可能だ |
作戦域への移動はヘリコプターで行なう。つかの間の休息が取れる |
■ 飛躍的に高まった表現力をうまく活かしたゲームデザインに注目
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牽制用の射撃を行なうチームメイト。とてもカッコイイ |
「Vegas」はゲームエンジンに「Unreal Engine 3」を採用したことにより、要求スペックの高さと引き換えに歴代シリーズ最高の表現力を得られている。Rainbow隊員達の細かいしぐさやモーションは当然のこと、銃器の描きこみの緻密さはミリタリーファンであればグッとくること間違いなしだ。
インゲームの表現力が格段に向上したことにより、レベルデザインもよりトリッキーでゲームとして楽しいものに仕上がっている。特に今作から導入されているラペリングを使った作戦は特殊部隊ならではの演出で、いささか超人的な行動にも思えるがプレイしていてワクワクしてくるものがある。
そして重要なのは演出的に派手になったそれらの要素が全てゲーム中において有効な動作であるということだ。ラペリング中にチームメイトを援護するために逆さまになって発砲したり、遮蔽物から銃だけだして適当に射撃して牽制するなど、状況に応じてきちんとカッコよく敵に対応できる様子はプレイしていて快感である。
銃火器の緻密な描写も見事だが、実際に発砲した時の手ごたえも素晴らしいと思う。当然実銃を精密に再現したものではないが、アサルトライフルであれば連射し続ければ、反動で照準よりも上の方へ狙いが行ってしまい弾道が反れたりするため、撃ち方にはコツがいる。ドカ撃ちではなく必要なだけ撃つ、これがとても重要だ。
視点を基本通常のFPSにして、身を隠す時だけ3rdパーソンの視点に切り替わる方式は非常に秀逸だ。3rdパーソンの視点に固定されると、プレーヤーキャラクタの動きに嘘をつくことが難しく、余計な挙動が入ってどうしても散漫とした展開になってしまう。FPS視点であれば、そういう余計な動きをすっ飛ばしてバリバリと敵を倒せるため、プレーヤー側としてもゲームの進行がスムーズでテンポの良いプレイが楽しめる。この「改革」は大成功と言える。
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屋上から階下の敵へラペリングで奇襲を行なう。これもカッコイイ |
これがマイクロパルス爆弾。マイケルが起爆解除にあたっている |
建設中のカジノホテルに降り立つ。マイケルの顔が心なしか疲れてそう? |
■ 革命は大成功、ミリタリーFPSとして非の打ち所がないゲームに成長
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暗い場所では赤外線スコープが役に立つ |
「Rainbow Six」シリーズが最新作「Vegas」において、シミュレーション性のある指揮官FPSゲームから、家庭用ゲームライクな演出志向の強い「カッコイイFPS」への路線変更は大成功したと言える。3人1チームによる構成や遮蔽物を使った戦闘など、ちょうど同時期に発売されたマイクロソフトの「Gears of War」に通じるものがあるが、「Vegas」もまた“旬”の楽しさが味わえるゲームに仕上がっている。
「Rainbow Six」シリーズが支持されていたゲーム設定のみを残し、特徴的なゲームデザインをほぼスッパリと捨て去ることで、昔からのファンもしかしたら離れてしまうのでは? と思わなくもないが、仮にそうであっても昔からのファン以上に大勢の新しい「Rainbow Six」ファンを本作「Vegas」で得ることができたと思う。
Ubisoftは「Rainbow Six」よりも先に同じトム・クランシーの名前を冠した「Ghost Recon」シリーズもビデオゲーム機よりにゲームデザインをドラスティックに変更している。Xbox 360ローンチ時に公開された「Ghost Recon Advanced Warfighter」も「Vegas」と同じように大幅な刷新を行ない、結果高い評価を得ている。こちらも非常にオススメのゲームだ。
CQBを活かしたゲームデザインは、プレーヤーにほど良い緊張感を与えてくれるが、FPSゲームにありがちな恐怖感といったドッキリ要素はあまり感じない。これはチームメイトが常にプレーヤーの指示のもと率先して敵との戦いを展開してくれるからだ。仲間が常に自分についてくれる頼もしさをこれほど感じるゲームはない。
隊員を卓上で指揮する楽しさは無くなったが、ゲーム機やPCの表現力向上に伴ってチーム単位レベルでの戦術視点をゲームの中に精力的に盛り込むことで、新しい切り口から「Rainbow」という特殊部隊の魅力をプレーヤーに魅せることに本作は成功していると言って良い。
ゲーム全般の難易度は最近のFPSゲームでは高い方で、特にヘッドショットによる即死という「Rainbow Six」シリーズ伝統の死に方は「Vegas」でも踏襲されているため、何度死んでもへこたれずに突破方法を見つけるという粘り強いプレイスタイルが必要で、チャレンジしがいのあるゲームを待ち望んでいた方にはとてもオススメできるタイトルだ。
若干気になる点としては演出面で、人質救出を筆頭に似たようなシナリオ展開が連続することが挙げられるが、この点は各ミッションのレベルデザインの秀逸さでフォローされている感がある。また、ゲームの内容的にやり直ししたくなるケースがあるため、チェックポイントごとのセーブではなく、いつでもどこでもセーブ・ロードできるような機能が欲しかったところだ。一度ゲームの進行に詰まってしまうと死ぬたびに詰まってるところまで進めなおすのは気分がそがれてしまう。
最後に気になる「Vegas」の日本展開だが、Ubisoftより待望のXbox 360版日本版パッケージが4月26日に発売される。また、PC版は英語版・日本語マニュアル付という形態ではあるが、フロンティアグルーヴより4月27日に発売される。FPSゲームファン、ミリタリーゲームファンの方には、ぜひオススメしたいアクションシューティングだ。
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Unreal Engine 3の採用により表現力は格段にアップした |
ラペリングは本作の大きな特徴になりそうだ |
FPSとTPSの視点切り替えはVegasの大きな成功点だ |
(C)2006 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Persistent Elite Creation, Ubisoft, the Ubisoft logo, Ubi.com and the Soldier Icon are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Rainbow Six, Red Storm and Red Storm logo are trademarks of Red Storm Entertainment in the U.S. and/or other countries. Red Storm Entertainment, Inc. is a Ubisoft Entertainment company.
【Tom Clancy's Rainbow Six Vegas】
- CPU:Pentium4 3GHz以上
- HDD:7GB以上
- メモリ:1GB以上
- ビデオカード:シェーダーモデル3.0、DirectX 9.0c世代
- ビデオカード:128MB以上
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□Ubisoft Entertainmentのページ
http://www.ubisoft.com/
□「Tom Clancy's Rainbow Six Vegas」のページ
http://rainbowsixgame.us.ubi.com/vegas/index.php
(2007年4月2日)
[Reported by GameDude]
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