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【レッスルキングダム2 プロレスリング世界大戦】
価格:7,140円
「レッスルキングダム2 プロレスリング世界大戦」は、'60年代、'70年代から'80年代にかけて活躍した名レスラーを多数収録したプロレスアクションゲーム。新日本プロレスリング、全日本プロレスリングをはじめフリーの選手など多数参加し、もちろん現在活躍中の数多くのレスラーも参戦している。 これまで数多くのプロレスゲームをリリースしてきた同社だが、今回もこだわり抜いて作られている。今作のポイントは「プロレスらしさ」を再現することにある。力比べでのパワー勝負から技の読み合い、そこから打撃戦などプロレスならでは……プロレスを見ているとよく目にする展開があるだろう。そういったプロレスらしい展開をプレーヤー自らが再現できる点に重点が置かれている。尻餅をついたり片膝立ての状態の選手への攻撃や華麗な連携技など“プロレスの試合展開”を再現できる。 用意されているゲームモードは「チャンピオンシップモード」、「キャンペーンモード」、「フリーファイトモード」、「チュートリアルモード」、「エディットモード」の5つ。「チャンピオンシップモード」は、ざまざまな団体げ現実に採用されている公式ルールでチャンピオンを目指して戦う。「キャンペーンモード」では、ゲームを進め条件をクリアすることでオープンとなるレスラーカード、特殊能力カードを集め、そのカードで団体戦を行なうモード。「フリーファイトモード」は文字通り自由に戦うことができるが、シングルマッチ、タッグマッチ、ハンディキャップマッチと様々な設定が可能となっている。「チュートリアルモード」では高度な技を伝授してくれるなどのコースも搭載。「エディットモード」ではオリジナル選手と作成し、マットで活躍させることができる。 収録レスラーは新日本プロレスでは蝶野正洋選手、天山広吉選手、永田裕志選手、中西学選手、中邑真輔選手などを始め、邪道選手、外道選手、稔選手、ジャイアント・バーナード選手なども登場。全日本プロレスリングからは武藤敬司選手、小島聡選手、太陽ケア選手、カズ・ハヤシ選手、淵正信選手などが参戦。フリーでは藤波辰爾選手、西村修選手、高山善廣選手、佐々木健介選手、天龍源一郎選手、藤原喜明選手、曙選手などなど総勢60名以上というほど、とにかく数多くの選手が登場する。 この中には往年の名レスラーとして、ジャンボ鶴田選手、スタン・ハンセン選手、テリーファンクJr選手、初代タイガーマスクなどが登場。これらレジェンドレスラーの登場は30歳代以降のプロレスファンには大きな訴求力となるだろう。また、今のファンにとってみれば、現役選手と戦わせることができるため、誰が一番強いのかといった楽しみ方もできる。 発表会には日本マットに参戦し数多くの名勝負を披露してきたザ・デストロイヤー選手とアブドーラ・ザ・ブッチャー選手が出席。このほかにタレントのダチョウ倶楽部 (肥後克広さん、上島竜兵さん) も急遽参戦した。 発表会で谷口行規ユークス社長は同作のテーマを「プロレスの黄金時代の復活」と述べ、「全てのプロレスファンにあのころの熱い気持ちを蘇らせて欲しい」と挨拶。さらに谷口社長は「5月8日の発売に先駆けてイベントを行なう」と発表。「プロレスラーの方を呼んでゲーム大会といったありきたりのものではなく、銀座にマットを作ってプロレスの興行を行なう!」とブチあげた。詳しい興行の内容は未定だが、タイトルは「YUKE'S presents レッスルキングダム in GINZA」と題して新日本プロレスの全面協力の下、「ADK松竹スクウェア1階」で開催されるという。 ゲームについては開発ディレクターの伊東弘二氏が解説を行なった。今作では新システムとして「スタイルアクション」を採用しているが、これはプロレスらしい動きをいかに再現するかという発想からスタートしたようだ。伊東氏は「相手の良いところを引き出すプロレスのスタイル。受け身の凄さを表現したい」と説明。また、「レジェンドレスラーと現役の選手と闘ったらどちらが強いのか? それを実現できるのはプロレスゲームしかない」とかたり、今回のレジェンドレスラーを多数収録したのがプロレスファンの夢の実現であるとコメントした。 このほかのアピールポイントとして「キャンペーンモード」を説明。同モードではプレーヤーが自分で興行を打てるとして、1試合目の結果が2試合目に影響するなど、1つの大会トータルで様々なドラマが生み出されるようだ。ここではチームを作って闘うことも可能。 制作にかけるこだわりとしては実在する選手の動きやグラフィックスを魅せるものにできたという点だと言うが、逆にこれが制作上で最も苦労した点だとも言う。全てのレスラーはオーダーメードで1対1体全て手作り。レジェンドレスラーの動きなどを再現するために資料を集めなければならないが、これが難しかったという。 伊東氏はこのほかにも「隠し能力が設定されていて、流血すると逆に強くなるレスラーもいる。また、隠しレスラーもいるので、ぜひオープンにして欲しい」とコメントした。 発表会に参加したザ・デストロイヤー選手とアブドーラ・ザ・ブッチャー選手は「大阪で闘ってから20年は闘っていない」とコメント。またセコンド (?) として参加したダチョウ倶楽部の肥後克広さんはプレイした感想として「本当に細かい……細かすぎる」と絶賛。「制作者がプロレスの楽しみ方を知っているからこのゲームができたんじゃないかな」と語り、リングインするときの選手の動きの再現度などプロレスファンならではの視点でゲームがよくできていると語った。 発表会の最後にはゲーム大会を実施。ザ・デストロイヤー選手を肥後さんが、アブドーラ・ザ・ブッチャー選手を上島さんが操作して対戦プレイが行なわれた。最初はブッチャー選手が好調でフォーク攻撃が炸裂し有利かと思われたが、試合中盤からザ・デストロイヤー選手が試合をコントロールし始め、足四の字固めをかけ一気に試合が動き、最後はザ・デストロイヤー選手のボディシザースで勝利が確定。しかし、ヴァーチャルの世界で負けたブッチャー選手を見た、リアル“アブドーラ・ザ・ブッチャー”選手がいきなり上島さんにイスを投げつけるハプニングが発生。会場は大爆笑に包まれた。
ザ・デストロイヤー選手は最後に谷口社長の手を取り「動きが素晴らしい。大変良いゲームだ。自分の知らない技などもかけていた」と感謝しながら握手を交わしていた。
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□ユークスのホームページ (2007年3月8日) [Reported by 船津稔]
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