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ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は、本日、海外での収益の拡大と海外事業の促進を目的とした子会社を韓国ソウルに設立すると発表した。社名はGungHo Koreaで、資本金は3億ウォン(約3,850万円)。設立日は3月7日を予定している。 ガンホーの海外事業は、これまで同社最大の事業パートナーである韓国Gravityを通して行なわれてきたが、厳密には駐在事務所が存在し、一部はそこを通じて韓国におけるライセンス契約の交渉やGravity、Actoz Softといった事業パートナーとの業務が行なわれてきた。 GungHo Koreaは、実質的にはその事務所を明確に会社化する動きであり、代表取締役社長も、事務所で業務を担当してきた朴修弘氏が就任する。朴氏は、Gravityで「ラグナロクオンライン」の海外向けのマーケティングを担当してきた経緯があり、その後、ガンホーに移籍後も多くのパブリッシャーと交渉を重ねてきており、この間に培われた人脈、交渉力が、今後のガンホーの海外展開において大いに活かされることになりそうだ。 GungHo Koreaのオブジェクトは、海外における販売支援、ローカライズ、パブリッシング、開発としている。ただし、設立時のスタッフ数は7名としており、自社でパブリッシングまで行なうシナリオは考えにくく、今後も引き続きガンホーの海外パブリッシャー向け交渉窓口として、Gravityを初めとした現地パブリッシャーと共にビジネスをしていくことが予想される。
ただ、GungHo Koreaの大きなポイントは、展開エリアを韓国に限定していないところだ。現在開発が進められている「北斗の拳 ONLINE」や「グランディアオンライン」といった次期主力タイトルが、同社を通じてどのような地域に展開されていくのか見守っていきたい。
□ガンホー・オンライン・エンターテイメントのホームページ (2007年2月20日) [Reported by 中村聖司]
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