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「AOU2007 アミューズメント・エキスポ」KONAMI編
シューティング「オトメディウス」など新規タイトルを出展

2月16日~17日 開催
(17日は一般日)

会場:幕張メッセ
入場料:1,000円(小学生以下、60歳以上は無料)


 昨年の「AOU2006」とほぼ同等のスペースを確保したKONAMIブース。出展タイトルも16タイトルと多く、KONAMIシューティングファン待望の横スクロールシューティング「オトメディウス」、人気アドベンチャーがアーケードに進出したガンシューティングの「サイレントヒル・アーケード」の2作品は30分待ちの行列ができるほどの人気だった。



■ オンライン対戦も可能な次世代シューティング「オトメディウス」

 タイトルからもわかるとおり、「グラディウス」や「パロディウス」を代表とするKONAMIブランドの横スクロールシューティング。コナミの横スクロールシューティングとしては実に「セクシーパロディウス」以来の新作タイトルとなる。自機のパイロットは美少女で、「ライディングバイパー」というマシンに搭乗している。

 KONAMIのネットワークシステム「e-AMUSEMENT」に対応し、「ステージ配信」、「ウェポン配信」、「キャラクタ(自機)配信」、「オンライン対戦」、「キャラカスタマイズ」などの要素を予定している。

 会場のインストラクターが「グラディウスやパロディウスをやったことがあれば、問題ありません」という通り、全体の雰囲気は「グラディウス」シリーズの横スクロールシューティングに似ている。操作系は8方向レバー、パワーアップ、ショット、D-バーストボタン。筐体はタッチパネルモニターを採用し、パワーアップやステージの選択、D-バーストのロックオンなどの一部の操作を画面のタッチで行なう。ライフ制+残機数制を採用し、シールドを展開しており、敵弾や地形に当たるとシールドが減少。シールドがなくなった状態でダメージを受けると1機ロストとなる。

 編隊の撃墜や赤い敵機など特定の敵を撃墜すると「パワーアップカプセル」が出現。カプセルを回収するごとに画面下のパワーアップのゲージが左端から順に移動し、パワーアップボタンを押した時点の位置のパワーアップが装備される。ショーバージョンのデフォルトのパワーアップは、スピードアップ、ミサイル、ダブル、レーザー、オプションというものであったが、ゲーム中に出現する「エレメント」を集めることで「ダブルLV.2」、「リップル」などの追加武装を受領できる。

 モード選択画面では「シングルミッション」、「バーサス(オンラインによるスコア対戦)」、「フェスティバル(オンライン大会)」があり、AOUバージョンでは「シングルミッション」のみ2ステージを遊べた。

 シングルミッションは、自機(キャラクタ)選択、ステージ選択、ウェポンセレクト、ステージ出撃という流れになっている。特殊操作の「D-バースト」は画面全体を攻撃する 「クイックバースト(D-バーストボタンを押す)」と、美少女のカットインが入り画面が一時停止した後に画面をタッチして敵をロックオンしてレーザー攻撃する「D-バースト(D-バーストボタンを押し続けてチャージし、リリースする)」の2種類。どちらも「バーストゲージ」を消費し、バーストゲージはパワーアップカプセルを取ると回復する。ステージのボス(ボスに搭乗しているのも美少女キャラ)を撃破するとステージクリア。追加武装の支給、階級昇進などが行なわれる。

キャラクタデザインと設定の監修は漫画家の吉崎観音氏が担当している
レーザーやオプションの形状は「グラディウス」を強く意識している 画面をタッチして敵をロックオンする「D-バースト」攻撃 会場でプレイすると、缶バッジをもらえる


 会場で、プロデューサーの濱野隆氏に話を伺うことができた。

 「地形やパワーアップシステムなどが特色のKONAMIの横スクロールシューティングゲームを、今作ったらこうなりますよ、という作品を目指しました。私が『クイズマジックアカデミー』シリーズを担当していたこともあって、アイテム配信などのオンライン要素を実装しました。シューティング業界に新風を吹き込めるとともに、長期インカムが見込めると思います。『グラディウス』ファンの吉崎観音先生には、キャラクタデザインと設定の監修をお願いしました。歴代シューティングへのオマージュは元より、往年の格闘ゲーム『マーシャルチャンピオン』のティティをモチーフにした敵キャラが出現するなど、マニアックな設定も楽しんでいただけると思います」

「ビックバイパー」と「空羽亜乃亜」 「ロードブリティッシュ」と「エリュー・トロン」 「オトメディウス」筐体デザイン


(C)2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.



■ ホラーゲームのガンシューティング化「サイレントヒル・アーケード」

 全世界でヒットした家庭用ホラーゲーム「サイレントヒル」の2人プレイ対応ガンシューティング。通常の世界から赤い錆にまみれた独特の色調の裏世界に突然転換するなど、コンシューマ版の世界観を継承している。

 プレーヤーはキャラクタのエリック(2Pはティナ)となり、深い霧と悪夢の世界「サイレントヒル」をさまよいながら、ハンドガンでレッドピラミッドシングやパペットナースなどシリーズ特有のグロテスクなクリーチャーを倒しながら進んでいく。

カーテンや5.1chのサラウンドサウンドがプレーヤーの周りを囲み、恐怖感を演出する 筐体周辺とガンの拡大図。「頭を打て」のキャッチどおり、大半の敵は頭が弱点


 ゲームはライフ制(初期状態は100)で、敵の攻撃を受けると減少していく。ハンドガンの装弾数は10発で、画面外に向けることでリロードされるタイプ。ハンドガンにはトリガーとは別に側面に赤いボタンが備え付けられている。プレー中に「(赤いボタンを)押せ!」という指示が表示され、押すことでゲームが進むようになっていた。

 「e-AMUSEMENT PASS」に到達した分岐ルートなどのプレイ状況が記録でき、前回のゲームの続きから隠された別のエンディングを探すなど、継続性のある遊び方が可能である。

【スクリーンショット】


(C)1999 2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.



■ 店舗のプレーヤーが協力するメダルゲーム「ETERNAL KNIGHT」

 シミュレーションRPGメダルゲーム「モンスターゲート」シリーズの最新作。ターン制の行動システムで、ダンジョンを一歩一歩進みながら攻略していくというルールの大筋は既存シリーズと同じ。追加要素として、新職業のピエロ、店舗内で1つの王国を複数のプレーヤーで発展させていく「ドリームキングダム」、ダンジョンで敵に囲まれた時などのピンチに全国のプレーヤーに代理プレーを求める「サポートシステム」などを搭載している。

【スクリーンショット】


(C) 2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.



■ 新キャビネット筐体登場 「麻雀格闘倶楽部6」

 オンライン対戦麻雀シリーズの最新作。従来のモードに加え、「日本プロ麻雀連盟公認 麻雀格闘倶楽部 競技ルール卓」モードを搭載。運の要素を抑え、シビアな雀力が要求される競技麻雀を体感できる。

 メダルゲームなどのJACKPOT(他のプレーヤーが積み立てた賞金が一人のプレーヤーに当たる)システムをモチーフにした「ドラゴンJACKPOT」を実装。店舗内に蓄積された大量の「ドラゴンポイント(勝ち星に換算される)」を獲得することで、大当たりの快感を体感できる。

 15インチモニタから23インチワイドモニタへの大型化が施された筐体。麻雀牌自体が実寸サイズに見えることで、操作性が向上している。旧タイプ筐体から新タイプ筐体へのキャビネットコンバージョンにも対応する。

23インチワイドモニタを採用した新筐体 ショー恒例となったプロ麻雀との対局イベントも行なわれた


(C)2002 2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.



■ 全国オンライン対戦クイズゲーム最新作「クイズマジックアカデミー4」

会場はアカデミーの教室をイメージしたブース作りとなっていた
 全国のユーザーと全国対戦が可能なクイズゲーム「クイズマジックアカデミー」シリーズの最新作。新形式の「線結びクイズ」や「マルチ動画クイズ」などが実装され、問題数はシリーズ過去最高のボリュームを誇る。

 全国オンライントーナメントに参加するともらえるゲーム内通貨「マジカ」で、プレーヤーの選んだチビキャラのカスタマイズアイテムを購入できる「購買部」が実装されている。

【スクリーンショット】


(C)2003 2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.



■ シリーズの最新作を展示「BEMANI」シリーズ

 「beatmaniaIIDX」や「pop'n music」などの人気音楽ゲーム「BEMANI」シリーズからは、「GuitarFreaksV4 Rock×Rock(ダブルロック)」、「DrumManiaV4 Rock×Rock」、「pop'n music15 ADVENTURE」、「beatmaniaIIDX14GOLD」 、「DanceDanceRevolution SuperNOVA」が出展された。

 明日のBEMANIブースのステージイベントでは、「BEMANI10周年記念トークショー」が開催される。アーティストや開発スタッフによるトークショーの中で、各タイトルや今後の展開が語られる予定。音楽ゲームのファンはKONAMIブースに足を運んでみてはいかがだろうか。もちろん、弊誌でもレポートを予定している。



●「GuitarFreaksV4 Rock×Rock」、「DrumManiaV4 Rock×Rock」

 新曲を40曲以上収録し、シリーズ最多の総楽曲数450曲を収録したギター・ドラムシミュレーションゲーム。「e-AMUSEMENT」専用の新モードを導入する。またメインPCBのバージョンアップに伴い、サウンドやムービークリップのクオリティが向上している。

【GuitarFreaksV4 Rock×Rock】
【DrumManiaV4 Rock×Rock】


(C)1999 2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.



●「pop'n music15 ADVENTURE」

 BEMANIシリーズの入門機として、初心者や上級者までに対応したモードが充実している音楽シミュレーション。こちらもメインPCBのバージョンアップにより、画質解像度やサウンドクオリティが向上。

【スクリーンショット】


(C)1998 2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.



●「beatmania IIDX14 GOLD」

 ゴージャス感を押し出した煌びやかな筐体装飾や画面内演出が話題のDJシミュレーションゲーム。新曲は50曲以上、総楽曲数は440曲をオーバーしている。「9th style」以来となるメインPCB交換により、メンテナンス性が向上したという。

【スクリーンショット】


(C)1999 2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.



●「DanceDanceRevolution SuperNOVA」

 現在ゲームセンターで稼働中のダンスシミュレーションゲーム。会場ではパネルで続編の「DanceDanceRevolution SuperNOVA2」の開発がスタートしたことが発表されている。ファンにとっては嬉しい話題だ。

【スクリーンショット】


(C)1998 2006 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.



【その他の出展タイトル】
「SPIN FEVER」
(C)2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.
「EUROQUEEN」
(C)2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.
「太極神龍」
(C)2004 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.
「彩華爛漫」
(C)2005 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.
「GAJASKING」
(C)2005 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.
「LATIN BEAT」
(C)2006 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.

【プライズ商品】
プライズ関連は「エレビッツコレクション」、「クイズマジックアカデミーフィギュアコレクション」、「pop'n musicコレクション」、「beatmania IIDXコレクション」が展示されていた


(C)2006 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.

□全日本アミューズメント施設営業者協会連合会のホームページ
http://www.aou.or.jp/
□「AOU2007 アミューズメント・エキスポ」のページ
http://www.aou.or.jp/04/expo/expo2004.htm
□KONAMIのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□出展情報
http://www.konami.jp/event/aou2007/
□関連情報
【2月16日】「AOU2007アミューズメント・エキスポ」開幕
「鉄拳6」、「オトメディウス」など新規タイトル出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070216/aou1.htm

(2007年2月16日)

[Reported by 福田柵太郎]



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