イベントには現在開発中の「ウルティマ オンライン 甦りし王国」のプロデューサーを務めるAaron Cohen氏やリードデザイナーのNick Corea氏が出席。Aaron Cohen氏は、「甦りし王国」について、「新クライアントにはいくつかの大きな改良が施されている。『ウルティマオンライン』の歴史の中で大きな変化になるタイトルでもあります」とコメントし、グラフィックスはもちろんのこと、タスク実行時のクリック数を減らし、使い勝手の向上に努めインターフェイスを改良したという。

　これは、同作を長年プレイしてきたプレーヤーにとっては、スキルやプレーヤーハウスといった“大切な資産”を引き継げるものであると同時に、新規プレーヤーにとっても親切な内容となっており、より早くゲームに慣れ親しめる工夫が施されているとしている。

　また、Nick Corea氏は、現在の作業としてこれまで作成されたオリジナルデザインを再度作り直す作業を行なっていることを明らかにした。技術が進歩したことで「ウルティマオンライン」がリリースされた当初より、よりイメージ通りのクリーチャーを作成できるようになったとしている。イベントではブリタニアの大地から生まれてきた精霊「アース・エレメンタル」も公開された。

　新しいクライアントとなる「ウルティマ オンライン 甦りし王国」については、5年前に購入したPCでも動作可能なように設計されているという。現在公表されているスペックでは、Windows XPに対応し、メモリは512MB、グラフィックスボードはGeForce 3程度で、ハードディスクの空き容量は2GB程度となっている。「甦りし王国」はフリーダウンロードで提供される。また既存のクライアントのサポートも継続されるが、拡張パックについては「甦りし王国」にのみ対応することとなる。リリース時期は春を予定。

　拡張パック「Stygian Abyss」に関する発表も行なわれた。この拡張パックには新たにガーゴイル族が加えられ、新スキル、魔法、生産、家の内装、クエストが導入される。発売は夏を予定。

　同作の日本公式ホームページでは毎週金曜日に「ファイブ・オン・フライデイ」と題しプレーヤーから開発者に向けての質疑応答の日本語訳が掲載されている。プレーヤーにとっては重要な情報も多いので、ぜひともチェックいただきたい。

【スクリーンショット】

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□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□「ウルティマ オンライン」のページ
http://ultimaonline.jp/
□「ウルティマ オンライン 甦りし王国」のページ
http://ultimaonline.jp/home/pr/uokr.html
□関連情報
【2006年8月25日】EA、次の拡張版はグラフィックスを全面刷新
「ウルティマ オンライン 甦りし王国(仮称)」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060825/uokr.htm

(2007年2月7日)

[Reported by 船津稔]