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コナミ、「TOYフォーラム2007」開催
トレーディングカードを使ったDSソフトを発表「獣神伝」

1月23日 発表

 株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、春から夏にかけて発売を予定している玩具関係の商品の商談会「TOYフォーラム2007」を都内で開催した。商談会はバイヤーを中心とした純粋に商談を行なう場であるため、一般の来場者は入場できない。

 様々な商品が出展されていたが、GAME Watchとしての注目商品はなんと言っても「マジックリーダーシステム」第1弾のニンテンドーDS用ソフト「獣神伝 アルティメットビーストバトラーズ」だろう。「マジックリーダーシステム」はカードからデータを読み取るシステムで、ニンテンドーDSのゲームボーイアドバンス専用ソフトのスロットにセットする。カード側にはこれまで多く存在したようなバーコードは印刷されておらず、「マジックリーダーシステム」のリーダーにかざすだけで、カードに記録されたデータを瞬時に読み取る新システム。どういった記録方式を採用しているのかは明らかにしていない。

 会場でデモンストレーションが行なわれていたが、カードの表面でも裏面でもデータを読み取ることは可能。カードの中央部分でしか読み取ってくれないのではなく、カードの端でもかざせばデータは読み取ってくれる。データの読み込み速度も速く、同社では0.1秒以下としている。実際の体感でもほぼ瞬時にデータ内容が画面に表示されていた。また、60,000種以上のデータを読み取ることができるという。

 「獣神伝」は2007年夏を目処に開発中で、ゲームシステムについては明らかになっていないが、対戦だけでなく1人でも楽しめる要素が盛り込まれている。流れとしては、1人でも楽しめるストーリーモードをプレイし、経験値をアップさせ強力な必殺技を習得。CPU相手にトレーニングを行ない、対戦での勝利パターンを編み出していく。デッキ診断機能も搭載しているので、デッキを作成してはここで試してみるのも良いだろう。さらにブースターパックを購入することで新しいモンスターを手に入れ、デッキを進化させていく事もできる。

 あくまでもトレーディングカードとニンテンドーDS用ゲームとの融合であり、それぞれ単品で遊ぶことは想定されていない。データを取り込むとバトル進行などはニンテンドーDS側が行なう。画面ではド派手な演出でバトルを盛り上げてくれる。

 現状では、「獣神伝 アルティメットビーストバトラーズ」にマジックリーダーシステム」のリーダーが同梱される形での販売が計画されている。Wi-Fi通信に対応しているか? CEROレーティングは? など不明点も多いが、新しいトレーディングカードゲームとニンテンドーDSの融合したゲームとして注目の1作だろう。

カードに記録されているデータを読み取る「マジックリーダーシステム」を取り付けたニンテンドーDS。カードにはバーコードのような物はまったく描かれていないが、このリーダーにカードをかざすだけでデータが読み込まれる。同社によれば読み込み精度も高く、読み込み失敗の頻度はかなり低いという。また読み込みスピードも速く、カードをかざしてほぼ瞬時にデータが表示されていた
詳しいゲームシステムについては明らかにされていないが、デッキを構築しシングルプレイで経験値などを溜め、ストーリーモードで強力な必殺技なども習得できるという。当然、対人戦も可能で、プレーヤーはデッキを構築しニンテンドーDSにデータを取り込み、ニンテンドーDSがバトル進行なども行なう



ガイナックスとANIPLEX、コナミでアニメ、DVD、オンラインでの「デジタルトレカ」配信、そしてニンテンドーDS用ゲームの発売など様々な展開を行なっていく「天元突破グレンラガン」。ガイナックスが手がける新作ロボットアニメとしてもかなりの期待作
 コナミとガイナックス、ANIPLEXの共同プロジェクトとして進行中なのが、新作ロボットアニメ「天元突破グレンラガン」だ。4月からテレビ (テレビ東京系6局ネット) での放送が決定しており、アニメーションの制作をガイナックスが行ない、DVDのパッケージ制作、国内外へのビジネス展開をANIPLEXが担当。コナミはゲームの制作やカードゲーム、フィギュア展開などを行なっていく。

 ゲームに関連するトピックとしては、ニンテンドーDS用ゲームを開発中。同社によれば「アニメの壮大なストーリーと派手なアクション要素を盛り込んだ内容」としている。また、アニメとWEBの連動した展開として、オンラインで「デジタルトレカ」と呼ばれるトレーディングカードを配信。ゲーム形式となっており、ドリルでトレカを掘り出すイメージで収集可能。アニメのストーリー進行に合わせオンライン版のストーリーも進んでいくという。

 このほかにも様々な展開が期待されるが、KONAMIは「作品に込められた『ドキドキする想い、ワクワクする気持ち』を商品開発の基本コンセプトとし、世界市場を視野に入れながら様々な形態にわたるエンタテインメント商品を多面展開いたします」としている。


リアルなフィギュアとネット展開というこれまで繋がりそうで繋がらなかったコラボを実現してみせた「武装神姫」。2月22日発売の新作なども商談会会場には展示されていた
 昨年来、フィギュアとオンラインの連動コンテンツとして注目を集めている「武装神姫」。すでに“3rd SERIES”までリリースされており、1st SERIESのデザインは島田フミカネ氏、2nd SERIESのデザインはBLADE氏、3rd SERIESは篠房六郎氏。2月22日にはOKAMA氏デザインの新作「ジュビジー」と「ジルダリア」の発売が予定されている。価格は各3,675円。今後も新たなラインナップが用意されている。

 オンラインについては現在「ジオラマサービス」がすでにサービスされているが、この春には「オンラインサービス」がスタートし、神姫をトレーニングして育成し、武装を整えてバトルさせることも可能となる。神姫とコミュニケーションをとることで信頼度などが深まるといったパラメータも用意されているようで、かなり奥深い楽しみかたができそうだ。


 癒し系のアイテムとして面白そうだったのがインテリアトイの「おてんきフラワン」。湿度センサーを搭載しており、湿度の変化に応じて起きたり眠ったりする。晴れていると起きているが、雨が降りそうになると湿度センサーが感知し眠ってしまう。ソーラーパネルを搭載しており、電池などは必要ない。

 「おてんきフラワン」には2つのモードが用意されており、「おてんきモード」では約70%で眠ってしまう設計となっている。もう一つ用意されているのが「スキンケアモード」で、肌乾燥が気になる湿度として約50%で眠るようになっている。部屋でクーラーや暖房をかけているときにこの「スキンケアモード」に設定することで、「(肌乾燥などの) ひとつの指標になるのでは」としている。

 今回の出展は参考出展だったため、発売時期、価格共に未定となっている。

湿度センサーを搭載したインテリアトイ「おてんきフラワン」。雨が降る前になると湿度が上がり、それを感知すると眠ってしまう癒し系のトイ


(C)2007 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd.

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/

(2007年1月23日)

[Reported by 船津稔]



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