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価格:6,980円
PS2「機甲装兵アーモダイン」は、ロボットが配備された小隊の指揮官となるシミュレーションゲーム。人類が火星へ殖民を開始した近未来の地球。半世紀後、世界政府樹立後の混乱さめやらぬ地球と独自の発展を遂げた火星との間で人型兵器「アーモダイン」による戦争がはじまる。
「アーモダイン」は、火星開発用人型作業機械を転用した“人道的兵器”と呼ばれる存在。世界政府樹立で兵器破棄条約が履行され、旧時代の侵略兵器が姿を消したことから「アーモダイン」は一気に普及。世界の秩序を守るために生み出された“人道的兵器”が、皮肉にも世界を未曾有の混乱へと導くことになる。
ロボットを操作してプレイするアクションゲームと異なり、プレーヤーは育成、編成といった小隊の運営から戦闘指揮をコントロール。非戦闘時の「運営パート」で隊員を育成し、戦闘時の「戦略パート」で戦局を見極めて的確な指令を出す。パイロットの育成は「アーモダイン」の“能力に反映”され、戦果によって隊長の“信頼度”が変化するなど、平時と戦時の結果が相互に影響しあうシステムとなっている。
運営パートでは、隊員たちが母艦の隊員ルームで集団生活を送っている。訓練で能力向上に努めるのは当然だが、それ以外にも恋愛、友情、嫌悪、尊敬、誤解といった“さまざまな人間関係”が生まれる。こうした人間関係は、隊員の訓練成果に大きな影響を与えるという。プレーヤーは、指揮官として隊員たちの人間関係にも気を使わなければならない。
戦略パートでは“インディペンデント ユニット システム”により、隊員たちが自我に基づき自律的に行動する。各ターンごとにプレーヤーがいちいち操作せずとも、各ユニット=隊員たちが自分で状況を判断し、行動する。たとえば、ある敵ユニットを目標として選択した場合でも、隊員の性格、熟練度などで行動に違いが生じてくる。命中率、距離、地形特性など、さまざまな情報をもとに、自らの判断で最適な進行ルートや攻撃手段を選択してくれる。ただし、それが本当に正しいかどうかは、運営パートの成果次第といったところ。
戦闘関連でプレーヤーがすべきことは、目標地点の設定や行動指針といった“戦闘前の戦略立案”と、戦況に応じた指示介入のみ。各ユニットをすべて動かす一般的なSLGとは異なる、本当の指揮官気分が味わえる。一方で、部隊のすべてをコントロールしたい人向けに、隊員の行動について個別に細かく指示できる機能も用意されている。
前述の通り企画・制作は「カルドセプト」シリーズで有名な大宮ソフト。キャラクタデザインに劇場版「機動戦士Zガンダム」、「GANTZ」の恩田尚之氏、メカニックデザインに「∀(ターンエー)ガンダム」、「ブレンパワード」、「ゼノサーガ」の沙倉拓美氏、サウンドに「クロノトリガー」、「クロノクロス」、「ゼノサーガI」の光田康典氏(プロキオン・スタジオ)など、各方面で活躍中のクリエイターが参加。ゲームファンだけでなく、幅広い層から注目を集めそうな作品だ。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
□プレイステーションのホームページ (2006年12月18日) [Reported by 豊臣和孝]
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