価格：6,090円

新キャラクタの「狐魂(コンコン)」。狐火の妖怪で、小夜の友達。2人プレイ時には2P側が操作する

　株式会社スターフィッシュ・エスディは、プレイステーション 2用シューティングアクション「奇々怪界2」を2007年3月に発売する。価格は6,090円。

　「奇々怪界2」は、'86年に株式会社タイトーからリリースされたアーケード用アクションシューティング「奇々怪界」の続編。前作のシンプルなゲーム性はそのままに、新しいシステムやモードの追加、グラフィックスのパワーアップなどが行なわれている。

　ゲームは全方位スクロールのシューティングアクション。主人公の巫女・小夜を操り、近接攻撃のお払い棒と、遠隔攻撃のお札投げの2つの攻撃で、襲い来る魑魅魍魎の妖怪たちを蹴散らしていく。各ステージの最後にはボスキャラがおり、倒すことでステージクリアとなる。

　小夜は、敵に触れると体力が減り、なくなると1ミス。ミスするごとに残機数が減り、0になるとゲームオーバーとなる。コンティニューした場合は、そのステージの最初からになる。

　新要素では、ダッシュやダッシュジャンプ、溜め攻撃、コンボ攻撃、九字システムが追加されている。溜め攻撃は、お払い(Xボタン)を一定時間(5秒)押しっぱなしにして放すことで、画面の半分近くをカバーする強力なお払いが発動する。お払いは最大4回までの連続攻撃が可能で、徐々に攻撃力がアップする。また、一定時間内に大量の敵を攻撃し、「コンボ」数を稼ぐことで、高得点を獲得したり、時にはアイテムが出現することもある。

　九字システムは、まず上方向の敵を倒すと「臨」というエフェクトが出現。そこから時計回りに45度ずつ方向を変えながら、順番に敵を倒して「臨・兵・闘・者……」とつないで「九字」を完成させると、小夜スペシャルアタック「天地玄妙神辺変通力離」が発動し、4秒間無敵になる。下から右回りにやった場合には「天地玄妙神辺変通力冶」となり、魔方陣が出現し、一定範囲の敵に大ダメージを与える。

　ゲームモードでは2Pモードが登場。2P側が操作するキャラクタ「狐魂(コンコン)」は、狐火化することで障害物をすり抜ける能力を持ち、攻撃は遠隔攻撃が「火の玉」で近接攻撃は「しっぽ」を使用する。また、ゲーム中のステージの各所に隠れている「ヨーキ君」を見つけると、ステージのクリアタイムを競う「タイムアタックモード」がプレイできるようになる。

　ほかにもオリジナルグラフィックスなど、隠し要素も搭載されており、それらをすべて探すという楽しみも用意されている。

【巫女・小夜】

主人公の小夜ちゃん。平和と自然を愛する巫女で、前作では数々の妖怪を退治してきた。前作が発売されてから20年後の小夜ちゃんはこんなにも美しくなった

タイミングよく攻撃ボタンを押すことで、最大4回までの連続攻撃が可能。2段目、3段目とつなげるごとに攻撃力がアップする

小夜ちゃんがやられたときのかわいいグラフィックス。ミスしてもこれを見れば許せるかも?

【スクリーンショット】
見下ろし画面に、デフォルメされたかわいらしいキャラクタと前作を踏襲しつつ、膨大な数の敵を一気に蹴散らすといった爽快感が盛り込まれている。ステージの合間にはイベントシーンも登場する

(C)TAITO CORP. 1986，2007
(C)2006 STARFISH-SD lnc.

□スターフィッシュ・エスディのホームページ
http://www.s-f.co.jp/
□「奇々怪界2」のページ
http://www.s-f.co.jp/soft/ps2/kikikaikai/

(2006年12月12日)

[Reported by 滝沢修]