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Wii使用レポート その1:ハードウェア編
センサーバーをうまく設置することがWiiリモコンを生かすカギ

12月2日 発売

価格:25,000円

Wii本体パッケージと、Wii用「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のパッケージ
 任天堂株式会社が満を持して12月2日に投入した新型コンソールプラットフォーム「Wii」。ネットワークを本格的に取り込み、「Wiiチャンネル」、「Mii」といった新たな試みが満載のハードウェアに仕上がっている。発売日前日には完売する店が続出するなど、盛り上がりを見せているが、その使用レポートをお届けしよう。

 まずはじめに、ハードウェアの設置レポートから掲載する。ゲームに革新をもたらせるべく、いろんな挑戦が感じられるハードとなっている。


■ 本体外観……コンパクトさとシンプルさは包装から一貫している

 ニンテンドーDS Liteもつや消しの白い化粧箱に収まっていて高級感を演出していたが、Wiiはコートされた光沢のある外箱になっている。箱に収められた本体を取り出そうとすると、2つのトレイのような水色の内箱に、(1)マニュアル類とWiiリモコンなどの付属物、(2)本体とACアダプタがキレイにはめ込まれているという凝った作りになっていることに驚かされる。それぞれの内箱には番号と、何が入っているかがわかるイラストが描かれている。

 内容物を確認していくと、やはり驚かされるのは「かんたんガイド」、「準備編」、「機能編」と3分冊になった取扱説明書だ。設置してゲームを始めるだけなら「かんたんガイド」を読めば事足りる。また、Wiiの保証書は「準備編」の巻末に印刷されているので、確認しておこう。

内箱1番。うっかり飛び出してしまったアルカリ電池の位置が初期状態と異なったまま撮影してしまっているのはご了承いただきたい 内箱2番。本体はこちらに収まっている
内箱1番の内容。3冊に分かれた取扱説明書が興味深い 内箱2番の内容。これだけでもとりあえず映像と音を出力できる?(操作はできないが)


 さて、真っ白な本体を取り出すと、これがまた小さい。付属の本体専用スタンドに乗せれば、「ああ、Wiiだなあ」と思うが、本体だけ見ていると、一般的なPCの外付け用ドライブぐらいの大きさに見える。

 ちなみにサイズは縦157mm×横44mm×奥行215.4mmということで、110mm×150mm×161mmだった先代据え置きハードであるニンテンドーゲームキューブに比べると、薄さが際立つ。その分奥行があるわけだが。質量的には、約1.2kgと次世代機の中ではトップの軽さ。ACアダプタもGCに比べて薄くなり、その分多少奥行のあるものになった。とはいっても仰々しいほどの大きさではない。

GCと比較。薄くなった分、奥行が伸びている GCのACアダプタよりも薄いが、こちらもちょっと伸び気味


縦置き時、付属の本体スタンドにきっちりと立てておこう
 横置きにすれば4つの足で安定し、白一色のシンプルさが際立つ。縦置きするときは、底面の角がそぎ落とされているので本体だけでは少々心もとないこともあり、スタンドに立てること。ただ、スタンドと本体を固定するパーツなどはないので、きちんと収まるように位置合わせをしないとずれてしまう。設置時には少々注意が必要だ。

 縦置き時の天面には、GC用コントローラポートが4つ、GC用メモリーカードスロットが2つ、開閉式のカバー(横置きする際は取り外すよう指示されている)に隠される形で用意されている。前面にはスロットイン方式のディスクスロットが中央に、その左には上から、電源ランプがついた電源ボタンの下にリセットボタンがあり、Wiiリモコンを登録する際に使うシンクロボタンとSDカードスロットが1つのカバーに収まる。ちなみに、ディスクはレーベル面を縦置き時は右、横置き時は上にして入口に軽く差し込むだけでローディングしてくれる。

 さらに、その下にディスクイジェクトボタンが用意されている。これらのボタン類は、ちょっと小型で本体からは軽く出っ張る程度になっているが、押しにくいということはあまりないだろう。

GC互換のためのコントローラスロット、そしてメモリーカードスロットがある。使わないときにはフタもできる ゲームディスクなどを挿入するスロットインドライブと、SDメモリーカードスロットが中央に位置する


 背面には、上からUSB端子が2つ、排気孔、センサーバー接続端子、AVマルチ出力端子、ACアダプタ接続端子が用意されている。Wii独自のセンサーバー接続端子、AVマルチ出力端子、ACアダプタ接続端子の3つは、誤った方向に刺さらないよう、角が落とされた形になっており、シンプルでありながら誤配線を防ぐ親切さが感じられる。

 AVマルチ端子はGCと異なり、Wii独自の形状になった。Wii専用AVケーブル(本体に1つ同梱)、S端子ケーブル、コンポーネントAVケーブル、D端子AVケーブル(12月9日発売)ともこの端子から映像と音声を出力するので(GCの時はD端子、コンポーネントビデオケーブルはデジタルAV出力ポートから映像のみを出力していた)、結線が1本で済むようになってありがたいが、反面、スーパーファミコンから共用できていた映像ケーブルが独自のものになってしまったのは残念。

 底面には、時計機能用などに使われるボタン電池(CR2032)がセットされた電池カバーと、吸気孔が開いている。シリアルナンバーもここに記されている。底面の吸気孔をふさいでしまわないためにも、縦置き時には付属のスタンドを使うべし、ということだ。

 側面は2つともとてもシンプル。横置き時の足が4カ所に設置されている以外、ほとんど何もないという無垢なイメージになっている。

排気孔を中心に、接続端子が満載の背面と、吸気孔のある底面
側面にはATIと任天堂のロゴがある程度と非常にフラット



■ コントローラ……ワイヤレス環境の実現のためには設置を工夫せよ

 Wiiが、従来のゲームコンソールとは一線を画している最大の要因が、Bluetooth対応のワイヤレスで接続される「Wiiリモコン」、そしてWiiリモコンにワイヤードで結線される「ヌンチャク」の2つのセット(=ヌンチャクスタイル)だ。本体にそれぞれが1つづつ付属している。乾電池を含まない質量は、Wiiリモコンが90g、ヌンチャクが約93gと非常に軽量にしあがっている。

 Wiiリモコンの位置情報を検出するための「センサーバー」。これも本体に1つ付属している。これは、TVの上部か下部に中央正面付近に設置することで機能する。センサーバーの正面に、Wiiリモコンとの間には何も遮蔽物を置かないこと。そうしないと、位置が正しく検出できないからだ。

 センサーバーのコードは細いが3mほどの長さになっているので、お使いのTVの上、下どちらかにうまく配置したい。その際、TVの角などが死角にならないようにも気をつけてセンサーバーを設置しよう。あらかじめテープが張られているので、保護シートをはがして固定するといいだろう。また、特にTVの下にセンサーバーを設置するときには、付属のセンサーバースタンドを使ってうまく設置しよう。

ワイヤレスで「ヌンチャクスタイル」。両手それぞれに別の形のコントローラが握られることになる センサーバーをどこに設置するか? いろんな場所で試してみよう

 さて、Xbox 360にも、プレイステーション 3にも、ワイヤレスコントローラが付属するようになり、もはやワイヤレスは次世代機の基本ともいえる進化になった。これに加えて、画面上での位置、ねじれ、距離情報をつかみ、ポインティングデバイスとしての機能を持たせたのがWiiリモコンだ。

 Wiiリモコン本体には、上部にはセンサーバーとの組み合わせで位置情報を検出するポインター、リモコン上面にはWiiの電源をON/OFFできる電源ボタン、任天堂ハードではおなじみの十字ボタン、Aボタン、スピーカー、1、2ボタンがほぼ直線状に並び、さらに、-/+ボタンがそれと垂直の位置関係に並ぶ。その交点にはHOMEボタンが位置する。HOMEボタンは、ゲームからWiiメニューへと戻る際などに使われる。

 さて、通常の握り方で手首に最も近い場所には、4つのプレーヤーインジケータが並ぶ。プレーヤーのリモコンが何番に割り振られているかがわかるだけでなく、電池残量も確認できる。Wiiリモコンは付属のアルカリ乾電池で動作させられる。さらに、ヌンチャクなどを取り付けるために、外部拡張コネクタを使う。コネクタのそばには、ストラップが留められている。このストラップの間に手を通し、それからWiiリモコンを握らないと、誤って手から離れてしまった際、Wiiリモコンが飛んでいってしまう。このストラップに手を通して使うことは、Wiiでの遊びの基本中の基本として覚えておきたい。

 Wiiリモコンの背部には、Bボタンと電池収納部があり、電池カバーをはずすと「シンクロボタン」が用意されている。購入時には、Wiiの本体との登録を済ませた状態でセットされているが、後々コントローラを買い換えたときなどに、このボタンを使って本体に登録する。

 このリモコンには、振動機能、そしてスピーカーによって発せられる音という2つの演出を強化する機能が内蔵されている。ソフトウェアキーボードのキーを選んでいるときに軽く振動してみたり、「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」では、リンクが剣を振ると「ビュッ」と音が鳴ったりする。特に、コントローラから音が出る、という経験はなかなかないはずなので、非常に新鮮だ。ちなみにバッテリーのもちだが、アルカリ乾電池使用時で約20時間だという。なかなか健闘しているといえるだろう。

1面にボタンをずらっとならべているWiiリモコン正面 背面はボタン1つでシンプル
ポインター。これを画面に向けることで、2次元的位置情報だけでなく、画面との距離も計測できる 外部拡張コネクタにヌンチャクやクラシックコントローラを接続する


 「ヌンチャク」には、アナログ仕様のコントロールスティック、トリガーなどに使えるZボタン、そしてCボタンがある。独特の形状で握りやすく、大人の手でも十分なフィット感だ。ヌンチャクとWiiリモコンは、右手でも左手でもどちらでも持てるような形状をしている。これも親切さが行き届いた作りといえるだろう。

 ヌンチャクスタイルにするには、Wiiリモコンとヌンチャクを外部拡張コネクタにて接続する。このときも、ヌンチャクのコネクタフックにWiiリモコンのストラップの紐を通し、それからプラグを接続しよう。

コントロールスティックはヌンチャク上面に Cボタンと任天堂ハードならではのZボタンが用意される


 センサーバーとWiiリモコンは、取扱説明書にもあるとおり、お互いが約1m以上離れた状態でないと、細かい移動などを行なうときにうまく反応してくれない。今までは「目に悪いから画面から離れて」という理由が画面から距離をおくための最大の理由だったが、Wiiではさらにもう1つの理由ができた。Wiiリモコンを振り回すなど、Wiiのプレイに慣れていないうちは、危険防止のためにも、画面とのある程度の距離は必要だろう。

 反面、センサーバーの認識は、あまり離れすぎてもうまくない。だいたい3〜4m程度がジャストな距離だ。また、センサーバーの近くに熱源や光を発するものを置いたり、不要な光が入るような環境では、うまく認識してくれないようなので、部屋の中での設置場所を検討しなおすことも含めて、周囲に余裕を持たせたセッティングを心がけたい。


 以上、ざっくりとだがハードウェアのセッティングに関するレポートをまとめてみた。位置の検出とコントローラとの通信という2つの検知を同時にこなすWiiリモコンという、新しいコントローラゆえに、多少セッティングを煮詰めてあげる必要があるが、これをきちんとこなすことが、Wiiを楽しむためのポイントの1つになりそうだ。

□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□「Wii」のページ
http://www.nintendo.co.jp/wii/
□関連情報
「Wii」記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/news/revolink.htm

(2006年12月2日)

[Reported by 佐伯憲司]



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