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価格:3,990円
CEROレーティング:A(全年齢対象)
同社は本作の発売に先駆け、東京国際フォーラム内にある「相田みつを美術館」にて、記者発表会を実施した。この発表会には、同社代表取締役社長の成島康之氏と、販売企画部の名児耶譲治氏、相田みつを氏の長男で相田みつを美術館館長の相田一人氏が登壇し、本作を紹介した。 DS用「こころに染みる 毛筆で書く 相田みつをDS」は、同社が発売した「こころを休める 大人の塗り絵DS」に続く、「こころ」シリーズの第2弾。書家の相田みつを氏の作品を書き写すというもので、タッチペンを筆に見立てて操作する。タッチペンを動かす早さで線の太さが変わるなど、毛筆の感覚を再現している。収録されている相田みつを氏の作品は50作以上あり、書き終えた作品は3段階に評価してもらえる。 成島氏によると、毛筆による書画ソフトを制作するというアイデアが最初にあり、その第一人者を考えたときに相田みつを氏が浮かんだことがきっかけだったという。社内でのテストでは、好き嫌いが大きく分かれたが、好きだという人も多く、また相田みつを氏の作品のファンも多かったことから、発売を決めたそうだ。 ターゲット層については、「相田みつを氏の言葉は、壁に当たったときに心に染みてくるもの。女性なら20代後半、男性なら30代くらいの人に遊んでもらいたい」と語った。また、親が書いたものを子供になぞらせるといったことも可能なので、墨で書くという感覚を幅広い人に楽しんでほしいとしている。 相田一人氏は、相田みつを氏の作品とゲームの融合による利点として、「作品は見るだけでも味わえるが、書き写しすれば書のリズムや呼吸感が味わえ、より作品を理解できる」と語った。また本作について、「今の忙しい世の中で、自分が自分に戻れる場所や時間は少ない。このソフトで自分が自分に戻れる時間が提供できるのではないかと思う」と本作の魅力を説明した。
ゲームの紹介の後、ゲストとして女優の奥菜恵さんが壇上に招かれた。奥菜さんは高校生の頃に友人から相田みつを氏の本を借りたことをきっかけにファンになったそうで、「命の根」という作品が一番好きと語っていた。 会場では奥菜さんが実際にゲームをプレイ。パッケージにも使われている作品「ひとりしずか」の書写を実演した。特別に書道の心得はない様子の奥菜さんだったが、きちんと指をそろえて毛筆を持つようにしてタッチペンを扱い、なかなかの腕前を披露した。書き終えた後の名入れには、「をきな」と書き入れ、ここでも相田みつを氏のファンであることをアピール。
取材陣の多数のカメラが撮影していたので、「ひとりしずか」に集中して書くのは大変そうな様子だったが、「先に控え室で少し触ったときには、無の時間をすごせました」と効果を実感しているようだった。DS本体はつい先日購入したばかりだそうで、「ソフトをいただいたので、これからもやります」とやる気を見せていた。
(C)2006 ERTAIN Corporation. (C)Mitsuo Aida Museum
□アーテインのホームページ (2006年11月27日) [Reported by 石田賀津男]
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