【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

タイトー、「新製品内覧会」開催
シンプルで読みあいが楽しい「バトルファンタジア」がメイン

11月14日 開催



 株式会社タイトーは今冬から来春発売のアーケード用新製品タイトルを紹介する「新製品内覧会」を都内で開催した。「Intel Q965 Express」に「Core 2 Duo」を搭載するシステム基板「TAITO Type X2」採用タイトル第1弾として、「アクエリアンエイジ オルタナティブ」と、「バトルファンタジア」2つがそろって出展された。

■「バトルファンタジア」

1レバー+5ボタン。基本的には2D格闘の標準的なボタン配置
 今回の目玉は、AMショーまでタイトルと世界観が明らかになっていた、アークシステムワークス株式会社が開発中の対戦格闘ゲーム「バトルファンタジア」のお披露目。システム基板「TAITO Type X2」を採用した3Dグラフィックスと、2D格闘のシンプルな操作感を両立させたタイトルだ。4月に行なわれた内覧会でそのイラストが明らかにされ、10月末にロケテストが行なわれており、完成度は80%という。稼動は来年3月を予定。

 伝説の勇者の息子「ウルス」、その弟「マルコ」、薔薇の小国「ローゼリア」のプリンセス「オリヴィア」、元ローゼリアのロイヤルガード「アシュレー」、王立僧侶学校のエリート学生「セドリック」、魔法王国の王立天文台長「ワトソン」ほか、11キャラがプレーヤーキャラクタとして登場。グラフィックスはキレイさを感じさせるものだが、どこかがちょっと“濃い”テイストでまとめられており、特に新型筐体である「VEWLIX」での液晶画面で見ると、技も見えやすく、わかりやすさが感じられた。

 操作系は1レバー+5ボタン。A、B、C、Dの4つの攻撃ボタン(AとCがパンチ系、BとDがキック系が主体)に加え、「ガチ」ボタンがある。この「ガチ」ボタンは、相手の攻撃にあわせて押すと「ガチマッチ」となり攻撃を受けることなく受け流すことができ、相手の攻撃にあわせて「前入れ+ガチ」ボタンで「ガチドライブ」となる。こちらは攻撃を受け流した直後に相手に突進する。これがヒットした場合、相手を吹き飛ばして追撃できるチャンスとなる。何も攻撃がこないときに「ガチマッチ」、「ガチドライブ」の操作をすると隙になる。この2つの要素を相手の動きを読んで使うことができるかどうか、これがこのゲームの基本となる要素だろう

  また、A+C同時押しで画面下の「MPゲージ」を1本消費して、一定時間パワーアップする「ヒートアップ」も使える。ウルスなら必殺技がパワーアップ、マルコならドラゴンを召還して一緒に戦えるようになる。

 ユニークなのは、残り体力を示す「HPゲージ」の下に、HPが数字で表示されているところ。また、攻撃がヒットした際にも数字が表示されるので、ゲージだけではわかりにくかった体力表現がストレートにわかるようになって

 また、必殺技のコマンドは、2D格闘の基本を抑えた3方向以上+攻撃ボタンのコマンド系キャラクタと、レバーを一定時間固定方向に入れ、反対方向へと入力と同時に攻撃ボタンという“溜め”系キャラクタがおり、どこかで2D格闘ゲームをプレイしたことがあれば、十分入りやすいというラインナップになっている。個人的にはトラップ系必殺技で相手を引っ掛ける「マルコ」あたりのキャラクタが楽しかった。

「こより」と「オリヴィア」 「ワトソン」と「フェイス」


【11月22日追記】一部原稿の内容を修正しました。

■「ダイノマックス」

大型で8人まで同時にプレイが可能な「ダイノマックス」。恐竜たちのアクションは必見
 巨大メダル機は業界のここ数年のトレンドだが、タイトーも人気の恐竜をフィーチャーした8人用プッシャーメダル機を投入する。化石のティラノサウルスと、トリケラトプスが中央で回転する様が圧巻の「ダイノマックス」は、ジャックポットが発生するとトリケラトプスが暴れ、アクション後に口からコインを吐き出したり、ティラノサウルスの化石が左右から落ちるボールと連動する抽選システムの派手なアクションが特徴。

 ミニゲームで恐竜のパーツを集めるとジャックポットが発生。協力プレイや対戦プレイもできる。これも来年3月には店頭に登場するはずだ。

化石で登場するティラノサウルス 画面は立体に見える2画面液晶を採用


■ その他

80%まで開発が進行中の「アクエリアンエイジ オルタナティブ」。カードゲームプレーヤーを取り込めるか?
 1,380×768の液晶パネルを持つ新型筐体「VEWLIX」に専用コントローラをセットした「HALF-LIFE 2 サバイバー SD」(来年3月登場予定)、「TAITO Type X2」を採用した「アクエリアンエイジ オルタナティブ」もロケテストを追え、開発は順調に進行中。こちらも来年3月には稼動する。また、6速Hパターンシフトを採用し、11月からいよいよ稼動する「バトルギア4 Tuned」も会場で試遊が可能だった。

もうすぐ稼動開始の「バトルギア4 Tuned」 画面が近くなり迫力が増した「HALF-LIFE 2 サバイバー SD」


□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
□関連情報
【10月27日】アークシステムワークス、新作の対戦格闘を投入
AC「BattleFantasia」ロケテストを秋葉原で実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061027/bf.htm
【9月15日】「第44回アミューズメントマシンショー」ブースレポート ~タイトー編~
SNKプレイモア、タイトーのシステム基板「TAITO Type X2」で「KOF XII」を開発
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060915/taito.htm

(2006年11月14日)

[Reported by 佐伯憲司]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.