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価格:5,040円
DS「ブラック・ジャック 火の鳥編」は、マンガを読む感覚でゲームをプレイする“マンガアドベンチャー”ゲーム。いわゆるキャラクタなどを操作する一般的なゲーム形式とは異なり、コマ割りされた画面を読みススメながらミニゲーム形式のオペ(手術)を行なう。 タイトルにもあるとおり、本作は手塚治虫氏の名作「ブラック・ジャック」がモチーフで、ストーリーはゲームだけの完全オリジナル。ある日、謎の男から依頼を受けたブラック・ジャックは、指定された洋館で不思議な患者と対面する。どう見ても“犬”にしか見えない患者は、依頼人によれば「バンパイヤ病」に冒されているという。釈然としないまま、依頼どおりに整形手術を行なうブラック・ジャック。報酬を受け取り洋館を後にするが、すでにブラック・ジャックは巨大な陰謀に巻き込まれていたというストーリーになっている。
ゲームは、ブラック・ジャックの部屋「診療室」を中心に進行。外出先の「七色いんこ探偵事務所」で情報を集めたり、「新宝島」や「刺生庵(しせいあん)」でアイテムを購入しつつ手術の準備などを行なう。手術シーンは、画面のコマ内に出現する矢印(アイコン)をタッチペンでなぞっていく。矢印入力の正確さにより「OK」、「GOOD」、「GREAT」といった3段階の評価が与えられ、GOOD以上を続けて出すとコンボボーナスが獲得できる。入力を間違えるかアイコンの周囲にあるタイマーが一周して時間切れになるとミスになり、患者の体力が減る。
手術が進んでいくと「集中治療」、「整形手術」、「蘇生術」など患者ごとに異なるミニゲームが挿入される。治療が完了するとスコアが表示され、内容に応じた報酬が手に入る。ただし、原作同様、患者によっては報酬が得られないこともある。手術に失敗したときは、もちろんゲームオーバーになる。
本作には、ブラック・ジャックの他にも「鉄腕アトム」、「リボンの騎士」など、手塚作品のキャラクタが多数登場する。原作で明かされなかった「不発弾事故」についてもオリジナルの結末が用意されるほか、サブタイトルの「火の鳥」とブラック・ジャックの関係もストーリーが進むにつれ明らかになっていくという。充実したキャラクタ名鑑など、手塚作品に少しでも興味がある人にはチェック必須の1本になりそうだ。
(C)SEGA 原作:(C)手塚プロダクション
□セガのホームページ (2006年11月2日) [Reported by 豊臣和孝]
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