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マーベラスインタラクティブ、ブースレポート
「牧場物語」の新イメージガールは志田未来さん

9月22日~24日 開催予定(22日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:当日1,200円、前売1,000円
     小学生以下無料


会場にはニンテンドーDS用「牧場物語 キミと育つ島」が出展されている。残念ながら「牧場物語Wii(仮)」は発表会場のみだった
 株式会社マーベラスインタラクティブのブースでは中央に大きなステージを設置し、ゲームに出演している声優さんなどが登場する大きなイベントが行なわれている。試遊台はそのステージぬ向かって左右に設置されている。ステージが始まるとどうしてもそちらに人が集まるため、試遊台が目当てであればこの時間を狙えば比較的遊ぶことができる。

 ニンテンドーDS用ソフト「牧場物語 キミと育つ島」の試遊台のそばにも設置されているが、「牧場物語」はシリーズ10周年を迎える。これを記念してビジネスデーとなる22日にはイベントステージ上において、新作のプロデューサーが登壇しての発表会が行なわれた。

 同社の代表取締役社長を務める和田康宏氏は「10周年を迎え、世界観を広げるために『ルーンファクトリー新牧場物語』をリリースした。これが好評で、ファンからは『牧場物語』シリーズは全てこのシリーズになるのですかと言われたが、従来のシリーズ作品も進化している」と挨拶し、現在制作中のニンテンドーDS版「牧場物語 キミと育つ島」、Wii版の「牧場物語 Wii(仮)」を紹介した。

 「牧場物語 キミと育つ島」のプロデューサーを務める中野魅氏は「ゲームの舞台は今は人の住んでいない無人島で、プレーヤーがここで生活を開始。プレーヤーの成長に合わせて島も発展していきます。キャラクタを一部を除き一新。成長につれて人が集まり最大100人が暮らすようになるという。遊び方で島の発展の仕方が違ってくるという点に力を入れて制作している。自分だけの庭を造る感覚です」とゲームの魅力説明。移動をはじめとしてタッチペンオンリーで操作可能など、操作性もプレイしやすいように考えられている。さらにWiFiコネクションにも対応しており、ランキングやボイスチャットも可能となっている。

 中野氏によれば今作では「お米を作ることができる」のだという。これはユーザーからの要望が毎回多く寄せられると言うことで、「入れたかったようその一つ」だという。もちろんお米を収穫して料理することもできる。穀類はお米だけでなく、蕎麦や麦も育てることが出来ると言うことで、料理の幅も広がるかもしれない。

 ブース内には試遊台が設置されており、「東京ゲームショウ」バージョンを遊ぶことができる。タッチペンでの操作は快適で、歩くことも走ることも可能。桑や鎌、ハンマーをDSのA、B、X、Yボタンに設定し、ボタン操作で畑を耕したり、稲を刈ることも体験できた。今回の出展バージョンでは牧場から外に出ることはできないが、馬や犬、ひつじたちと戯れることもできるし、キャベツやイチゴなどを収穫し、出荷箱に入れることもできる。

 「牧場物語 Wii(仮)」を担当しているはしもとよしふみプロデューサーも壇上でゲームの説明を行なった。こちらはもっともアピールする点としてWiiのコントローラで操作できるという点が大きい。たとえば鍬であればコントローラを振りかぶって振り下ろすことで畑を耕す。鎌であれば横に振ることで刈ることができる。じょうろも同様に振りかけるようにすることで植物に水をやる。このインターフェイスであれば、これまでとシステム的な違いはなくても全く違った感覚で遊べそうだ。プレーヤーは男女のどちらでも選択可能な点などが明らかにされたが、残念ながら試遊台は出展されていない。発売日については「ハードが発売され極力早く出したい。鋭意努力している」とコメントした。

 この発表会において、新イメージガールに志田未来さんが選ばれたことが発表となった。志田未来さんはドラマ「女王の教室」や日立マクセルのDVDメディア、東京電力の「TEPCO ひかり」のテレビコマーシャルなどの出演し、この秋からは日本テレビのドラマ「14歳の母」に主演する注目の女優さん。志田さんは「ゲームのイメージガールってできるかと思いましたが、ゲームがほのぼのしていたのでできると思いました」とコメント。ゲームは友達とプレイすることがあるという志田さんだが、「ルーンファクトリー新牧場物語」をプレイした感触としては「イチゴやキュウリを育てられて良かった」と語った。

 和田社長は志田さんを選んだ理由について「CMが決め手です。明るく元気なだけでなく、芯がしっかりしているように感じた」と選考理由を明かした。CMはウシと競演したというが、「大きくてビックリしたけど、目が優しくてホッとしました」という。今後のCMの抱負としては「自分なりに楽しく伝えられたら」と語った。

【スクリーンショット】
新イメージガールになった志田未来さん。CMではウシと競演したとか。「ルーンファクトリー新牧場物語」をプレイした感想として「イチゴやキュウリを育てることができてよかった。ゲームのイメージガールと聞いてできるかと思いましたがゲームがほのぼのとしていて良かった」とコメント 途中でWii版も発売されると知らされコントローラを渡された志田さん。「ヌンチャクコントローラー」と教えてもらったが「ヌンチャクってわからないです」とか
マーベラスインタラクティブの代表取締役社長、和田康宏氏。志田さんについては「CMを見て元気で明るいだけでなく芯がしっかりしているように見え決めた」とコメント 「牧場物語 キミと育つ島」プロデューサーの中野魅氏。ゲームに入れたかった要素として「お米作り」を挙げ、今回は搭載されているとアピール 「牧場物語 Wii(仮)」を担当しているはしもとよしふみプロデューサー。鍬を使って耕すときはコントローラーを振りかぶるなど直感操作が特徴的

【牧場物語 キミと育つ島】
出展されていたのは「東京ゲームショウ」バージョン。牧場から出ることはできないが、キャベツや大根、イチゴなどを収穫して収穫箱に入れたり稲を刈ることも可能。馬や犬などと親交を深めることもできる。全てをタッチペンだけで操作可能

(C)2006 Marvelous Interactive Inc.

【牧場物語 Wii(仮)】
Wii版のもっともアピールする点は、やはりヌンチャクコントローラを使った直感的な操作。残念ながら試遊台は出展されなかったが、楽しみな1作となりそうだ


(C)2006 Marvelous Interactive Inc. All Rights Reserved.


 「牧場物語」以外で目を引いたのは「くじびき・アンバランス 会長お願いすま~っしゅファイト」や「ルミナスアーク」、「ネギま!? 超 麻帆良大戦 かっトイ~ン★契約執行でちゃいますぅ」、「はぴねす! でらっくす」、「ああっ女神さまっ(仮)」などで、これらは3台から4台の試遊台を用意。「くじびき・アンバランス」では律子のコスプレをしたコンパニオンさんがゲームのアピールを行なうなど力が入っていた。

 「くじびき・アンバランス」はジャンルがツンデレアクション。東京ゲームショウ2006バージョンでは、3人一組のパーティとなり校内を進んでいく。武器を使い各教室にいる敵を倒していき1階、2階とクリアしていく。一緒にいる味方の愛情度を上げていくと「デレ達成」となる。ちなみにフィールドは入るたびに構造が変わっていく。ゲームショウバージョンでは1階から2階に進み最上階までアクションを楽しむことができる。難易度はそれほどではないので、アクションが苦手な人も原作が好きな人はチャレンジしてみて欲しい。今冬発売予定。

【くじびき・アンバランス 会長お願いすま~っしゅファイト☆】
アフタヌーンに連載されていた「げんしけん」内に登場するヒット漫画が、リアル世界でも連載となりアニメとなりゲーム化される。「くじびき・アンバランス 会長お願いすま~っしゅファイト☆」も出展されていた。完成度は50%

【くじびき・アンバランス 会長お願いすま~っしゅファイト☆】
(C)木尾士目・講談社/立橋院学園生徒会


【その他ブース内レポート】
ステージ横に設置されたDS用シミュレーションRPG「ルミナスアーク」の試遊台。声優のボイスが収録されていることもあってか試遊台はヘッドフォン付き 「はぴねす! でらっくす」の試遊台。はじめから遊ぶことができる。ステージが行なわれていなければ、ボイスも比較的来取れるだろう

外の通路側に向かって設置されている「ああっ女神さまっ(仮)」。一般日の2日目は、いつもプレイしている人が絶えなかった 女性や子供に人気が高く、ブースの内側に設置されているにもかかわらず、子供たちがプレイしていた「まじめにふまじめ かいけつゾロリ きょうふのたからばこ」と、「ちゃおドリームタッチ! ハッピーあにばーさりー」 試遊台は非常に潤沢に用意されており、すでに発売されているタイトルや発売直前タイトルも多く出展し、来場者にアピールしていた。試遊台に駆け寄る子供が印象的

【ああっ女神さまっ(仮)】
イベントステージでも行なわれていたが、テレビ版の声優陣をそのまま起用したプレイステーション 2用アドベンチャー。ゲームオリジナルキャラクターも登場するが、このキャラクタは藤島康介氏の監修を受けている。ストーリーはもちろんオリジナル。プレーヤーは森里蛍一と女神の力を駆使しストーリーを進める。ゲーム中にはアクションが発生するほか、パズル要素が絡むこともあるが、誰でもがストーリーを楽しめるよう工夫されているほか、やり込み要素も用意されているという。今冬発売予定
【ゼロの使い魔 小悪魔と春風の協奏曲 (コンチェルト)】
テレビなどでも人気の「ゼロの使い魔」。ジャンルは「“ツン・デレ”アドベンチャー」。魔法の才能ゼロのルイズに使い魔として召還された才人が、全寮制トリステイン魔法学院でご主人様のルイズに罵られ、なじられ、そして愛されるドキドキの学園生活。面白いのはルイズに設定されたパラメータ。愛情度の他にツンとデレのパラメータが存在するという。“ツン”がMAXになればお仕置きイベントが発生。逆に“デレ”がMAXになっても甘いイベントが発生するという。このツン、デレ状態はいずれもルイズに拘束され他の女の子とデートできない。他の女の子ももちろん攻略できるが、ルイズとの関係が微妙に関係してくる点が面白い。今冬発売予定

【はぴねす! でらっくす】
PCで人気を博した作品をプレイステーション 2に移植。メインキャラクタのシナリオには新イベントを追加。アニメーション演出なども導入されている。人気のサブキャラクタをメインに据えた追加シナリオが収録。従来のファンも楽しめる作品となっている。今冬発売予定
【ルミナスアーク】
今冬発売を目指して開発が進められているニンテンドーDS用タクティカルアクション「ルミナスアーク」。本格的なシミュレーションとするために思考エンジンを強化しながらも戦闘シーンでは必殺技が発生するときにカットインの演出を採用するなどビジュアルにも気を配り、初心者でも楽しめるよう工夫しているという。キャラクタイラストは柴乃櫂人さん。豪華声優陣が参加していると言うことで試遊台ではヘッドフォンが試遊台に設置されている
【ネギま!? 超 麻帆良大戦 かっトイ~ン★契約執行でちゃいますぅ】
ネギ先生と3-Aクラスの生徒による観光旅行は楽しいものになる予定だったが、なぜか大阪でトラブル発生……というオリジナルストーリー。テーマはコスプレとバトルと言うことで、アドベンチャーパートで約70種類用意されているというコスプレ衣装を集め、シミュレーションパートではそのコスプレ衣装を生徒に着せて挑むことになる。こちらもカットイン演出が旨く使われており、キャラクタを扱ったゲームとしてよく練り込まれている。10月26日発売予定


(C)Marvelous Interactive Inc.
【ああっ女神さまっ(仮)】
(C)藤島康介・講談社/「お助け女神事務所」分室
(C)Marvelous Interactive Inc.
【ゼロの使い魔 小悪魔と春風の協奏曲 (コンチェルト)】
(C)ヤマグチノボル・メディアファクトリー/ゼロの使い魔製作委員会
(C)2006 Marvelous Interactive Inc.
【はぴねす! でらっくす】
(C)ういんどみる・はぴねす!製作委員会2006
(C)2006 Marvelous Interactive Inc.
【ルミナスアーク】
(C)Marvelous Interactive Inc.
【ネギま!? 超 麻帆良大戦 かっトイ~ン★契約執行でちゃいますぅ】
(C)赤松健・講談社/関東魔法協会・テレビ東京
(C)2006 Marvelous Interactive Inc.

□マーベラスインタラクティブのホームページ
http://www.mmv-i.net/
□マーベラスインタラクティブの「東京ゲームショウ2006」のページ
http://www.mmv-i.net/tgs/

(2006年9月23日)

[Reported by 船津稔]



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