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ガスト、簡素化と原点回帰がテーマの錬金術RPG
DS「リーズのアトリエ ~オルドールの錬金術士~」

今冬 発売予定

価格:5,040円

 株式会社ガストは、ニンテンドーDS用RPG「リーズのアトリエ ~オルドールの錬金術士~」を今冬発売する。価格は5,040円。

 DS用「リーズのアトリエ ~オルドールの錬金術士~」は、錬金術をテーマにしたRPG「アトリエ」シリーズの最新作。シリーズ初のDS用タイトルであるとともに、旧来の作品とは世界設定や登場キャラクタが異なる、「オルドールの錬金術士」シリーズとして展開される。

 本作では、初心者でも楽しめることを重視し、シリーズの特徴であるアイテム調合システムが簡素化されている。また開発には、「アトリエ」シリーズの生みの親である吉池真一氏がディレクターとして参加。吉池氏は、「初心に帰った監修を心がけた」としており、旧作、特に「ザールブルグ」シリーズのファンを意識した作品になっているという。イラストレーターには、今作から和狸ナオ氏を起用する。

本作の主人公、リゼット(リーズ)
 ストーリーは、ランデル王国という小国から始まる。平和で平凡な国だったが、王様の金遣いが荒く、大きな借金を抱えてしまう。国の経済は破綻し、借金をしていたロックハイム銀行には王国そのものを差し押さえられ、国民はもちろん、王様やお后様までもが肉体労働の日々を送ることになってしまった。

 そんな中、王女リゼットは、銀行の監視をかいくぐって城を脱出する。長い旅の末、隣国のオルドール王国の首都ミスリーンにたどり着いたリゼットは、ランデル王国を取り戻すため、オルドールで錬金術を学び、お金を稼ぐことを決意する。

 ゲームの流れは、従来のシリーズの形式を継承。街の住人などから依頼を受け、必要なアイテムやレシピを探して、目的のアイテムを調合。依頼をこなして収入を得る。

【スクリーンショット】
アイテムの調合を行なうアトリエ。時には人が尋ねてきて、欲しいアイテムの調達を依頼にくることもある


 アイテム調合とは、複数のアイテムを組み合わせて、別のアイテムを作り出すという仕組み。どのアイテムを調合すれば何ができるかというレシピは、ショップや図書館で入手できる。必要なアイテムは、ショップで購入するか、街の外で採集する。また今作から、調合には必ず機材が必要になり、使い込むことで機材が成長するという要素が加わっている。

 アイテムと機材が揃ったら、工房(アトリエ)で調合する。アイテムと機材が揃っていれば基本的には調合できるが、その最中には虫が飛んでくるなどのアクシデントが発生することがある。このときにはミニゲームが始まり、その結果によっては予定とは異なるアイテムができあがることもある。

 アイテム採集は、タッチペンを使ったミニゲームになっている。上下の画面内に隠れたアイテムを見つけたら、タッチペンで触れて袋に入れていく。ただしアイテムではなくモンスターだった場合は戦闘になる。またレアアイテムを拾ったときには、モンスターが邪魔をすることもある。

【スクリーンショット】
一番左の画面では、木の上に何かが引っかかっている。タッチスクリーンで木の幹をタッチして揺らすと落ちてくる。それがアイテムならば、袋に入れれて入手。モンスターなら戦闘になる。マップごとにさまざまな仕掛けが用意されている


 こうして依頼を受けたアイテムを調合するのが基本となるが、本作ではさらに、無人販売所が用意されている。調合したアイテムを置いておくと、誰かが買ってお金を入れておいてくれるというもの。買ってくれた人は、アイテムの良し悪しなどの感想を、お買い上げ台帳につけてくれることもある。

【スクリーンショット】
無人販売所にアイテムを置いておくと、誰かが買ってくれる。ただし変なアイテムを置くと、買った人に叱られることも……


 ゲームは何度も繰り返し遊ぶことを前提にしたデザインになっており、エンディング後は、機材やアイテムを引き継いだ状態からプレイできる。一度のプレイではランデル王国を取り戻せなかったとしても、次はより好条件でスタートできる。無事王国奪還を達成した後は、別の目的を持ってプレイしてみてもいいだろう。

 このほか本作には、DSの通信機能を利用し、ユーザー同士でアイテムを交換できる。欲しいアイテムがどうしても手に入らない時に、他のユーザーとアイテムを交換してもらうなど、コミュニケーションツールとしても活用できそうだ。

【登場キャラクタ】
「リーズ (リゼット・ランデル王女)」 …… 破産して差し押さえられた国を取り戻すため、錬金術でお金を稼ぐ15歳の王女。れっきとしたお姫様だが、借金での苦労からお金の大切さを身にしみて感じて以来、金にうるさい性格に変貌してしまった。
「絶対お金を貯めるんだから! 売れるものは何でも売り飛ばしちゃえ」
「ロロット・ステイシル」 …… 必殺のおねだり笑顔で、どんな男も言いなりにさせてしまう女の子。異性だけでなく、同性の扱いも心得ているが、リーズたちには合理主義でさばさばした本性を見せる。外見や行動は大人びて見えるが、年齢は15歳でリーズと同い年。
「王子様だってあたしの笑顔で落としてみせるわ」
「アルフ・オクトライン」 …… 錬金術士のライセンスを持つ14歳の少年。王国一有名な錬金術士を目指しているが、実際はリーズやロロットに頭が上がらず、こき使われている。歳相応に女の子にも興味があるが、リーズとロロットの掛け合いを見て、女の子に対するイメージが崩れつつある。
「俺は一流の錬金術士になって有名になってやるぜ!」
「エレオール」 …… 少女のような外見だが、実際は24歳の男性。驚かれることにも慣れてしまい、場合によっては年齢や性別を否定せずに利用することもある。キモカワイイものが好きで、森にいる小動物のウィッキィも大好きだが、これには他にも理由があるらしい。
「僕がウィッキィにこだわるのはカワイイからだけじゃないんだよ」
「エイリー・ミッター」 …… 二枚目で頭脳明晰、運動神経も抜群という色男。商才も持ち合わせ、23歳にして巨万の富を築き、ミスリーンで1、2を争う有名人になった。自己の成功を疑わない自信家で、金で買えないものはないと豪語する。女性関係も八方美人だが、リーズにはなぜか軽くあしらわれている。
「ランデル王国か……俺なら買えないこともないな」
「ポワン・シュタット」 …… 死んだフィアンセを錬金術で蘇らせる……という妄想を抱く16歳の少女。錬金術の実力は本物で、オトマルハウスの錬金術研究施設にいたこともあるが、妄想癖が酷く迷惑をかけたため除籍されている。可愛い女錬金術士というキャラがリーズとかぶるからと、一方的にリーズをライバル視している。
「アナタ、アタシとキャラがかぶってて目障りね。今日からアタシたちはライバルよ!」
「コロン」 …… 森の奥でひっそりと生活している小動物。温厚な性格とかわいらしい外見から人々に好かれているが、それが気に入らない策士動物ウィッキィにいじめられているらしい。人間の言葉を声色そっくりに真似るのが得意。ただし意味は理解しておらず、普段は「きゅ~」としか言わない。 「ウィッキィ」 …… 森を飛び回って生活している猿のような動物。ずるがしこい性格で、いつも何かを企んでいるが、頑固な性格で人の話を聞かないため、自らの策におぼれることも。女の子が大好きで、モテるためには手段を選ばない。無条件で好かれるコロンが気に入らないらしい。


(C)GUST CO.,LTD. 2006

□ガストのホームページ
http://www.salburg.com/
□「リーズのアトリエ ~オルドールの錬金術士~」のページ
http://atelier-lise.jp/

(2006年9月21日)

[Reported by 石田賀津男]



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