「Wii Preview」試遊会レポート ずらりと並んだWii用ソフトをまとめて体験
9月14日 開催
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バーチャルコンソールのコーナーでは、PCエンジンの「ボンバーマン'94」とメガドライブの「ガンスターヒーローズ」のプレイアブルが出展された。 |
9月14日の任天堂Wii発表会では、Wiiタイトルの体験会が行なわれた。出展されたタイトルは34タイトル。任天堂、サードパーティーの出展タイトルともにすべてプレイアブルで出展されていることから、任天堂とサードパーティーの連携の良好さが伺える。
会場ではあちこちで、「必要以上のオーバーアクション」をしながら夢中でプレイする大人たちの姿が見受けられた。実にWiiらしさを感じさせる光景だ。
【任天堂タイトル】
任天堂はWiiの特殊な操作に慣れることができる「はじめてのWii」や「Wii Sports」といったソフトを揃える。一方で、「ファイアーエムブレム 暁の女神」や「突撃ファミコンウォーズW(仮)」などの人気シリーズの新作もプレイアブルで出展。ゲーム初心者にもコアユーザーにも対応したラインナップが用意されていることを証明した。
■ はじめてのWii
初めてゲーム機にさわる人でも楽しめるように作成された7種類のゲーム集。「ゆびさしピンポン」、「釣り」、「シューティング」、「ビリヤード」、「あのMiiを探せ」、「ポーズMii」、「ホッケー」を遊ぶことで、「振る」、「突き出す」、「ポインタで狙う」といったWiiの操作に慣れていくことができる。
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「あのMiiを探せ」……プレーヤーの分身として顔や体を作成するキャラクタ「Mii」の集団の中から、指定された「Mii」だけをポインタ機能で指さすゲーム。時間内にできるだけ多くの「Mii」を探してポイントを稼ぐことが目的だ |
「ポーズMii」……ポーズが指定された円が画面に出現する。「Mii」のポーズはAボタンで変えることができるので、指定ポーズとそっくりのポーズを取らせる。ポーズが合った後はポインタでMiiを動かし、円に合わせればクリア |
「ビリヤード」……Wiiリモコンを前に出すという操作に慣れることができるビリヤードゲーム。リモコンをキューに見立て、前に動かすことでボールを打ち出す。リモコンを動かす速度でパワーの強弱を調整可能、ボールの打点をポインタで決定するなど実践的な操作が可能だ |
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「シューティング」……ポインタで照準を合わせBボタンで撃つことで、画面の的を落としていくゲーム。「Mii」の顔の的を撃つと減点となってしまう |
「ゆびさしピンポン」……ラケットを振るようにWiiリモコンを動かして遊ぶ卓球ゲーム |
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「釣り」……Wiiリモコンを釣り竿のように立てて魚を釣るゲーム |
「ホッケー」……ボールを跳ね返すパットをWiiリモコンで操作し、相手のゴールを狙うエアホッケーのようなゲーム |
■ Wii Sports
「ゴルフ」
Wiiリモコンをゴルフクラブに見立てプレイするゴルフゲーム。Wiiリモコンを下に向けて握り、Aボタンを押しながらスイングすることでボールを打つ。Wiiリモコンを振る速度とクラブの種類で飛距離が変化する。飛距離を計るには、Aボタンを押さずに振ることでガイドが出る。パターはWiiリモコンを軽く振ることが必要で、Wiiスポーツの中でもリモコンを振る際の強弱の付け方が難しいゲームだった。
「ボウリング」
Wiiリモコンをボウリングの球に見立て、投球するスポーツゲーム。Wiiリモコンの左右で立ち位置、球の方向を設定する。投球時のWiiリモコンの振り方は実際のボウリングのモーションと同じ。Bボタンを押しながらボールをホールドして腕を後ろに動かし、手を前に差し出す瞬間にBボタンを離してボールをリリースする。手のスイングの速さも検出されていて、思い切り振ることでスピードの速いボールを投げることができる。リリースの瞬間に手を捻ることによってカーブ。
「ボクシング」
ヌンチャクを左手、Wiiリモコンを右手に見立てボクシングをするゲーム。Wiiリモコンとヌンチャクを前に突き出すことで、パンチを繰り出すことができる。ヌンチャクとWiiリモコンを立てることでガードが可能。ガード状態で前後左右にWiiリモコンとヌンチャクを動かすと、ウェービング動作をして体を揺らし、相手のパンチを回避することができる。キャラクタには腕がなく、グローブのみ表示されるグラフィックスが印象的だった。
「テニス」
Wiiリモコンをテニスラケットのように振ってスイングするゲーム。キャラクタは自動的に球を追ってくれるので、移動の操作は必要ない。
「ベースボール」
バッターはWiiリモコンをバットのように持ちながら振り、ピッチャーはWiiリモコンを投球モーションのように振って対戦する。守備、走塁という要素はないお手軽な野球ゲーム。
■ スーパーマリオギャラクシー
ヌンチャクのアナログスティックで移動、Wiiリモコンを左右に振るとスピン攻撃で攻撃できるアクションゲーム。ポインタを使った操作は、Wiiリモコンを画面に向けてBを押すことでスターポインタが出現する。画面上にちらばる金平糖のようなスターを拾うことが可能だ。
■ Wiiやわらかあたま塾(仮称)
ポインタ機能を使った脳トレーニングソフト。ポインタで不要な積み木を抜き指定された数字を作る、不要な図形をポインタで消して指定された図形を作る、お題通りの絵になるように足りないオブジェクトをポインタで動かす三種類のゲームが確認できた。12問をクリアすると、脳力がグラムで判定される。
■ おどるメイドインワリオ
連続で出題されるオバカなノリのミニゲームをクリアしていくゲーム。ユニークなのがゲーム前にWiiリモコンの持ち方が提示されること。ポンプを押して風船を膨らますゲームは「Wiiリモコンを横に持て」、手に乗せたホウキを落とさないようにバランスを保つゲームは「Wiiリモコンを縦に持て」と持ち方が図解と文字で表示される。ゲームごとにWiiリモコンを持ち変える必要があるが、一瞬でゲーム内容と持ち方の意味が結びつけられるという内容になっている。ついつい体を動かしてしまう体験者が続出した。
■ 突撃ファミコンウォーズW(仮)
プレイアブル版を遊んだ限りは、タクティカル要素よりアクション要素が高くなったというのが第一印象。戦車や歩兵などのユニットを用いた軍隊同士のリアルタイムバトルで、通常画面は3Dアクションのような後方にカメラが据えられた視点。プレーヤーは1ユニットを操作することが可能で、歩兵はヌンチャクのアナログスティックで移動、Wiiリモコンのポインタ機能で銃の照準を動かし、Bボタンで銃撃することができる。
プレイ中にユニットを切り替えることが可能で、指示を与えておけば操作していないユニットもAIが操作してくれる。Wi-Fiに対応しており、マルチプレイも可能。
■ ファイアーエムブレム 暁の女神
Wiiリモコンでも操作可能だが、会場ではクラシックコントローラが装着されていた。ムービーデモは3Dポリゴンでモデリングされた女戦士のキャラクタが動いていた。プレイアブル版では港町らしき3Dマップ上に多数配置された賊ユニットをプレーヤーキャラクタで撃破するというミッションがプレイできた。キャラクタの移動などは「ファイアーエムブレム」らしいアニメーション。
■ ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
基本的な操作はE3の記事でお伝えした情報と変わりはない。今回のバージョンでは釣りをすることができた。ヌンチャクのアナログスティックで湖面のカヌーを移動させる。魚の居るポイントに到着したところで、Wiiリモコンを縦に持ちAボタンを押しながら振り抜くことでキャスト、Aボタンを放した時点で着水する。
魚がヒットした後は、リールを巻くような動作でヌンチャクを回し、魚を船に引き寄せていく。魚が弱った時にAとBボタンを同時押しすることで魚を釣り上げることができた。おまけではなく、本格派の釣りゲームといってもおかしくはない感覚を堪能できた。
■ マリオストライカーズチャージド(仮称)
マリオキャラ総出演のサッカーゲーム。斜めから見下ろしたクォータービューの画面で試合を行なう。ヌンチャクのアナログスティックでキャラを操作し、WiiリモコンのAボタンでパス、Bボタンでシュートとここまでは何の変哲もないサッカーゲーム。
一風変わっているのが必殺技のようなシュートを打つとき。Bボタンを長く押してからシュートすると、各キャラクタ専用の必殺シュートが放たれる。必殺シュート後は、キーパーの主観画面となり、ポインタ機能で腕カーソルを動かして迫り来るボールをセーブする。分裂シュートを全部ガードした時など、キーパーの達成感が実に爽快だった。
■ EXCITE TRUCK
Wiiリモコンを横に持ち、傾けることで左右に移動するプレイするトラックレースゲーム。
【セガ】
■ BLEACH Wii 白刃きらめく輪舞曲(ロンド)
原作は週刊少年ジャンプで連載中の人気コミック。残魂刀を携えた死神たちの3D剣劇アクションでリモコンを刀に見立てて縦に持ち、上下に振ることで刀での縦斬り、横に振ることで横斬りが可能。ヌンチャクを左右に振ることで「卍解ゲージ」をため、必殺技を繰り出すことができる。
■ ソニックと秘密のリング
Wiiリモコンを横に持ってプレイするアクションゲーム。ソニックは自動的に走り、Wiiリモコンを傾けることで左右移動を行なう。Wiiリモコンを手前に引いて離した瞬間にジャンプするという独特の操作感がある。
■ スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合
水平に持ったWiiリモコンを動かし、猿の入ったボールを転がしてゴールまで運ぶゲーム。モンキーボールを転がす以外のミニゲームも収録されている。
【ハドソン】
■ コロリンパ
横に持ったWiiリモコンを傾けて、3D迷路自体を動かすことで球体をゴールまで運ぶ3Dパズルゲーム。
■ Wing island
Wiiリモコンを横持ちし傾けることで飛行機を操縦するフライトゲーム。
■ ボンバーマンランド(仮称)
ボンバーマンをアナログスティックで操作し、爆弾を設置していくアクションゲーム。
【テクモ】
■ スイングゴルフ パンヤ
ゴルフクラブを持つようにWiiリモコンを握り、下に向けて構える。振りかぶった状態でショットのパワーを調整してAボタンで決定、再びAボタンを押してスイングをするとボールが打たれるという仕組み。打つまでのプロセスが細かく、本格的なゴルフゲームといった印象を受ける。
【コナミ】
■ Elebits
画面中に隠れている妖精Elebitsをポインタで狙い捕まえていくゲーム。新種の空を飛ぶElebitsと、銃のパワー、画面内の仕掛けの増加など必要な要素が付加され、すでに9割は完成しているとのこと。
【アクティビジョン】
■ ダウンヒルジャム(仮称)
スケートボーダーを操作して、街中を疾走する3Dレースゲーム。Wiiリモコンは横持ちで、傾けることで方向調整、上下に動かすことでジャンプポイントでのトリックを決める。
【アトラス】
■ 超執刀カドゥケウスNEO(仮称)
外科の手術シーンをゲーム化した医療シミュレーション。Wiiリモコンのポインタをジグザグに動かすことで患部を縫合し、AボタンとBボタンを同時押しすることで刺さった金属片をピンセットでつまむというアクションを行なえる。
【コーエー】
■ 戦国無双Wave
戦国時代を舞台にしたアクションゲーム。「戦国無双」シリーズらしく、スティックを振ることで武将ごとに異なる連続技を繰り出し、雑兵を吹き飛ばすことができる。
【スパイク】
■ Necro-Nesia
開幕から馬鹿でかいカマドウマに囲まれる3Dホラーゲーム。主人公をアナログスティックで操作し、攻撃をWiiリモコンの上下振り(棒で叩く)、ポインタ機能(石投げ)などで行なう。
【バンダイナムコゲームス】
■ 縁日の達人
「太鼓の達人」とテイストを同じくしたミニゲーム集。縁日の出店をテーマにしたミニゲームが多数収録されている。「的当て」では、ポインタ機能で狙いを定めてBボタンで射撃するというゲームをプレイできた。
■ ドラゴンボールZ Sparking! NEO
人気格闘漫画「ドラゴンボール」を題材にした格闘アクションゲーム。ヌンチャクとWiiリモコンをゆっくり後ろに引き、一気に前に突き出すことでカメハメ波を射出できるといったWiiの仕様ならではの遊び方ができる。
■ ワンピース アンリミテッドアドベンチャー
人気コミックを原作にした格闘アクションゲーム。Wiiリモコンを振ることでゴム人間であるルフィの体を伸ばす、膨らますといったアクションが可能。
■ たまごっちのピカピカだいとーりょー!
たまごっちをテーマにしたミニゲーム集。双六などのゲームが収録されていた。
■ SDガンダムREVOLUTION(仮称)
SDガンダムを操作して戦うアクションゲーム。Wiiリモコンを振ることでハイパーハンマーを振り回せる(伸びすぎだと思うが)といった豪快なアクションが楽しめる。
【タイトー】
■ クッキングママ みんなといっしょにお料理大会
オナベの中身をかきまぜる、素材を炒めるといった操作が楽しめる料理アクションゲーム。Wiiリモコンを縦に持ち上下にトントンと動かすことで、包丁のみじん切りをすることができた。
【ユービーアイソフト】
■ レッドスティール
ポインタ機能を使い照準を動かして銃撃するFPS。キャラクタの操作は左手のアナログスティック、射撃だけではなく刀剣や拳での近接攻撃なども可能。
■ レイマン
近未来と西部劇を融合させたような世界観で戦うFPS。ポインタ機能を使い、照準の狙いをつける。
【バンプレスト】
■ クレヨンしんちゃん 最強家族カスカベキング うぃ~
しんちゃんやみさえなど、おなじみのキャラクタを選び、思わず体が動いてしまうようなミニゲームをこなしていく。時には肉体的にハードなゲームも登場。例えば、タイヤを連続で飛び越えるゲームでは、Wiiリモコンを上下に激しく動かさないと上手く飛び越すことができない。
□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□「Wii」のページ
http://www.nintendo.co.jp/wii/
http://wii.com/
□関連情報
「Wii」(Revolution)記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/news/revolink.htm
(2006年9月14日)
[Reported by 福田柵太郎]
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