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【連載第74回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

「クラブニンテンドー」のマリオ帽ケースを試す
ヒンジやL/Rボタンをガード可能なDS Lite用シリコンカバーも比較検証


当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。



 任天堂株式会社の会員制ポイントサービス「クラブニンテンドー」はご存知だろうか? このサービスでは、ニンテンドーDS(以下、DS)やニンテンドーゲームキューブ、ゲームボーイアドバンス用のゲームソフトや、ゲーム機本体、周辺機器を購入し、付属しているポイントを貯めることで、他では手に入らないオリジナルグッズと交換できる。他にも、ゲーム情報が記載されたメールマガジンの配信や、会員だけを対象としたイベントも行なわれている。

 そこで、今回のゲームグッズ研究所は、「クラブニンテンドー」で入手したDS用本体ケース「オリジナルDSポーチ『マリオ帽』」をレポート。後半では、ニンテンドーDS Lite(以下、DS Lite)用のシリコンカバーもレポートしているので併せてチェックして頂きたい。



● 「クラブニンテンドー」の会員になってグッズを入手!

写真内左は対象ソフトや本体に付属しているシリアルナンバー用紙。会員になると写真内右の会員カードが送られてくる
 「クラブニンテンドー」の会員になるには、本サービス対象のゲームソフトや本体、周辺機器に付属しているシリアルナンバー用紙1枚と、メールアドレスが必要となる。PC、または携帯電話から“http://club.nintendo.jp/”へアクセスして会員登録を行ない、その後はシリアルナンバー用紙に記載されたシリアルナンバーを入力してポイントを貯めていく。ゲームソフトの場合、価格によって異なるが、基本ポイントとして1タイトルにつき15~30ポイントを獲得できる。

 また、以下のようなボーナスポイントも用意されている。

  • 早期購入ボーナスポイント……シリアルナンバー登録時期により異なる(5~30ポイント)
    ポイントは購入したソフトの価格と、シリアルナンバーの登録時期による。早いほうが多くポイントをもらえる
  • 予約ボーナスポイント……対象商品により異なる
     発売日の1週間前までに購入登録をすることでポイントが追加される(購入後シリアルナンバー登録時加算)
  • アンケートボーナスポイント……アンケートにより異なる(5~20ポイント)
    プレイ後アンケート(対象商品の発売後から一定期間実施)に回答すると獲得できる。

 例えば、価格4,800円のあるDS用タイトルでは、基本の20ポイントだけでなく、予約ボーナス10ポイント、早期購入ボーナス20ポイント、アンケートボーナス10ポイントまで加えるとすれば計60ポイントになる。1本のソフトを購入するときも、このボーナスポイントの有無でかなりの差が出てしまう。ポイントシステムの詳細はクラブニンテンドーのページで確認しておこう。

 プレゼント交換に必要なポイント数はプレゼント品目によって異なるが、100~500ポイント程度。現在交換できるプレゼントには、任天堂のキャラクタやロゴをあしらったDS/DS Lite用本体ケースやタッチペンなどのゲームグッズ、ノートやフィギュア、花札といったゲームファングッズ、さらには懐かしの「ゲームウォッチ」を収録したDS用ソフトもラインナップされている。どれもここでしか手に入らないオリジナルグッズだ。なお、プレゼントは不定期で更新されているので、公式サイトの“現在のプレゼントラインナップ”をチェックして頂きたい。

● DSをマリオの帽子で持ち運ぶ! クラブニンテンドー「オリジナルDSポーチ『マリオ帽』」

「オリジナルDSポーチ『マリオ帽』」

    メーカー:任天堂
    引き換えポイント数:200ポイント
    サイズ:縦13.6cm×横18.4cm×厚さ3.0cm
    重量:41g
    ニンテンドーDS用
    クラブニンテンドープレゼント製品

◆ 外観をチェック

 「オリジナルDSポーチ『マリオ帽』」(以下、マリオ帽ポーチ)は、クラブニンテンドーにて200ポイントで交換できる、“マリオ”の帽子をモチーフとしたDS用本体ケース。真っ赤なカラーと中央にプリントされた大きな“M”マークがポイントだ。ケース自体は平面的だが、“M”マークを斜めに変形させることで、正面から見ると立体感を感じさせるユニークなデザインになっている。ケースの外生地と内生地には、若干伸縮性のある薄いポリエステル素材を使用。生地の間には、外部からの衝撃を分散、吸収する低反発ウレタンが挟まれている。

 帽子のツバにあたる部分にファスナーが設けられ、ここからDS本体を収納する。ケース内部を見てみると、ファスナー部分を含めて側面全体に、太いひも状の低反発ウレタンが2本縫い付けられている。ファスナーのレールがDS本体に触れないようになっているだけではなく、側面からの衝撃を緩和する効果も高そうだ。

写真左はケース前面、右は背面から撮影した「マリオ帽ポーチ」だ。背面から見ると帽子の形を想像しにくいが、前面から見ると帽子の立体感が感じられる マリオの帽子とクラブニンテンドーのロゴが刺繍されたタグがワンポイントになっている
帽子の頭とツバ部分が出っ張っているため、DSよりもずいぶんと大きなサイズとなる。ケースの厚さは約3.0cmだ 表面と同じ素材で覆われたケース内部。側面には低反発ウレタンが2本縫い付けてある ケースの外装には厚さ0.4cmほどの低反発ウレタンが挟まれている。指で強く押すと0.3cmほどゆっくり沈み、指を離すと約20秒で元に戻る

◆ 実際に使ってみる

写真のように親指でケースの右上方向に押し、最後に人差し指で上に押し込みながら収納すると良い
 ケースにDS本体を収納する方法は、「マリオ帽ポーチ」に付属している用紙に記載されている。まずは、DS本体を開口部から縦に入れてケースの右奥に押し込む。帽子の頭部とツバ部分にあるくびれにDS本体が引っかかるため、最後にケースの上部へ向けてDSに力を加えて収納していく。取り出し時にもDS本体がくびれ部分に当たる。また、開口部が狭いこともあり出し入れ時には窮屈感を覚えた。ただし、このくびれのおかげで、DS本体はケース内にぴったりとフィットする。ファスナーを開けたままケースの上部を持ち、軽く振っても本体が落下することも無かった。出し入れのスムーズさには欠けるが、安心感は高いという印象だ。

 本体を収納したケースを手で持つと、低反発ウレタンが指の形に合わせて窪む。このくぼみが指にフィットするため滑りにくく持ちやすかった。また、好みにもよると思うが、低反発ウレタンが窪んでいくときの感触の良さもポイントのひとつだ。携帯性や収納力のようなわかりやすい利点は少ないものの、本体ケースの役割である、傷や汚れ、衝撃から本体を守るという安全性の高さは十分。ユニークでかわいらしいデザイン、そしてクラブニンテンドーでしか手に入らないグッズであることから、DS本体を持ち運ぶのが楽しくなるケースだと感じた次第だ。

 なお、公式サイトには“DS Liteの収納には対応しておりません”と書かれているが、DS LiteはDSよりもサイズが小さいため収納はできる。ただし、ケース内に大きなスペースが残り、ケースを振るとDS Liteが大きく動く。また、ファスナーを開けたまま開口部を下にして軽く振ると、DS Liteの場合は落下してしまう。おそらく、安全性の面でDS Liteは未対応としているのだろう。DS Liteを収納するときは自己責任で使用して頂きたい。

灰色の長方形でケース内に収まっているDSの位置を表現した。収納後もケースの形状はほとんど変わらない DSを収納したときのケースの厚みは約3.8cmとなる。若干膨らみを感じる程度だ DS Liteを収納すると、本体が帽子の頭部とツバ部分のくびれで固定されること無く大きなスペースが残る


● ヒンジやL/Rボタンの保護に対応したDS Lite用シリコンカバー2製品をチェック

 ここからは、DS Lite本体を傷や汚れから守りつつ、装着したままゲームをプレイできるシリコンカバーをチェックしていこう。今回レポートするゲームテック「シリコンプロテクタDLite」はL/Rボタン、ミヤビックス「ソフトジャケット for Nintendo DS Lite」はDS Liteのヒンジ部分もガードできるというのが特徴的。特にクリスタルホワイトの本体はヒンジ部分とL/Rボタンの汚れが目立つ。これらの箇所を綺麗に保ちたいという人には注目のシリコンカバーだ。また、第62回でレポートした「DSL用シリコンプロテクター」、第73回のサイバーガジェット「CYBER・シリコンジャケット(DS Lite専用)」との比較もしてみた。

「シリコンプロテクタDLite」

    メーカー:ゲームテック
    価格:1,000円
    重量:33g
    カラー:クリアブラック、クリアブルー、クリアピンク、クリアホワイト

◆ 外観をチェック

 「シリコンプロテクタDLite」は、十字ボタンや基本4ボタンに加えてL/Rボタンも傷や汚れから守ることができるDS Lite用シリコンカバーだ。カバーは上側用と下側用カバーに分離しているタイプ。上側用のカバー範囲はDS Lite本体の上面と、内側の一部のみとなっているが、下側用はタッチスクリーンや電源スイッチ、タッチペンホルダー、ボリューム、DS/GBAスロット、ストラップフック、ACアダプタ接続コネクタ以外のほぼ全てをカバーする。カバーの表面はサラサラとした肌触り良い触感だ。

写真左はカバー外側、右はカバー内側を撮影した写真だ。十字ボタンや基本4ボタン、L/Rボタンが当たる箇所はボタンの形に合わせて盛り上がっている。カバーの厚みは薄く、内部を守る部分は0.04cm、それ以外は0.08cm。重量は上側用が14g、下側用が19gと軽い

◆ 実際に使ってみる

 上側用カバーは、DS Lite上部半分の外周を囲む薄いカバーによって固定される。下部の両端は小さな突起が側面に触れる程度。カバー下部に指がかかると、完全に外れることはないが、簡単にめくれ上がる。カバーの固定力は弱めだ。一方、下側用カバーは袋状になっているため、フィット感が高く不意に外れることはまず無い。

下側用カバーは、カバーの隙間から挿し込むように被せていく。上側用カバーは下部両端のガイドをしっかり被せておく 上側用カバーの両端はカバーがめくれて浮き上がった状態になる

 装着後の外観はどうだろうか。クリスタルホワイトカラーのDS Lite本体では、綺麗な白色も透けていて、カバーと本体が良く馴染んでいる。薄いカバーならではのメリットだ。ただし、DSカードスロット付近のカバーは若干浮いた状態になった。また、上側用カバーの内側でもカバーの浮きが発生、指を引っ掛けるとカバーがめくれ上がってしまう。もうひとつ気になるのは、十字ボタンと基本4ボタンに当たる部分が、外側に若干ずれた状態になっていること。個体差かもしれないが、見た目だけでなく操作への影響も気になるところだろう。

DS Liteに「シリコンプロテクタDLite」を装着。十字ボタンと基本4ボタン部分が若干ズレている 薄いカバーなので本体によく馴染む。DS Lite上面のDSマークや、背面の文字もはっきりと見えるほどだ
カバーを装着したままでも、ソフトの交換や充電、電源スイッチ、ボリュームは快適に扱える。電源スイッチは指の腹で操作できた。L/Rボタンもガッチリとガードされている

十字ボタンを右側に入力後、素早く左に入力した時の写真だ。カバーが左側にずれて、タッチスクリーン付近のカバーが浮かび上がっている
 次に、各ボタンの操作感を見ていこう。十字ボタンと基本4ボタン、L/Rボタンの表面とシリコンカバーには、隙間がほとんど発生しない。ただし、STARTとSELECTボタンに関しては、0.1cmほどの隙間ができる。ボタンを押したときに、カバーとボタンの抵抗感が2段階で伝わってくるため押し辛く感じた。隙間が無い十字ボタンと基本4ボタン、L/Rボタンでは、このような押し辛さは感じなかった。未装着よりもボタンを押したときの感触が若干重めに感じるものの、強めに押すよう意識する程の重さではない。

 実際にゲームもプレイしてみた。十字ボタンの中心に親指の腹を置き、右方向の入力から素早く左方向に入力する操作では、カバーが若干ずれると同時にタッチスクリーン側のカバーが0.2cmほど浮いてしまう。カバーのズレによる操作ミスは発生しなかったが強い違和感を覚える。また、タッチスクリーンのゲーム画面を見ている時に、浮いたカバーが目につくのも気になる点だ。方向ボタンを継続して様々な方向へ素早く入力するアクションゲームや格闘ゲームには向いていない。基本4ボタンとL/Rボタンの操作、そして方向ボタンの四隅を単発で入力する操作については思いのほか快適であった。

 「シリコンプロテクタDLite」の魅力は、やはりDS Lite下側の大部分をカバーできることだ。それだけに、上側用カバーの保護範囲に特徴が無いのは惜しいところ。保護範囲の広いシリコンカバーを求めている人にオススメしたい製品ではあるが、物足りなさが残るかもしれないと感じた次第だ。

「ソフトジャケット for Nintendo DS Lite」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:オープン(直販価格:1,980円)
    重量:50g
    カラー:クリア、ブラック、ブルー

◆ 外観をチェック

 続いてレポートするDS Lite用シリコンカバー「ソフトジャケット for Nintendo DS Lite」(以下、ソフトジャケットDS Lite)は、カバーの素材にシリコンだけでなくプラスチックも使用した製品。上側用と下側用カバーがシリコン素材で繋がっている一体型だ。カバーの枠は完全なプラスチックになっている。また、湾曲している部分は、カバー内側がプラスチック、外側がシリコンという2層構造で、カバーの上面と底面はほぼシリコンのみ。カバーの固定や安定性に影響する部分はプラスチック、指が触れる部分はシリコンと素材が使い分けられている。シリコン部分の表面は、「シリコンプロテクタDLite」と同様サラサラした触り心地だ。

写真左はカバー外側、右は内側である。上側用と下側用カバーは柔らかなシリコン素材で繋がっている。カバーの厚みはシリコン、プラスチック部分ともに約0.16cm。ヒンジ部分のみ0.06cmと薄い

◆ 実際に使ってみる

 カバーの固定にはプラスチック製のツメが使われている。下側用カバーは、上部にある2つのツメと、下部にある横に長いツメ1つで固定。カバーの上部両端は指で押すと若干ぐらつくものの、不意に外れることはまず無い。上側用カバーは、上部両端にある4つのツメと、下部の支えにより非常に強く固定され安定感が高い。カバーに本体を合わせて軽く押し込むだけで簡単に装着できるが、本体とツメが擦れ傷がつく可能性もある。ツメを外側に広げながら丁寧に装着していくと良いだろう。

ガバーを内側に向けて撮影した写真だ。写真内の赤枠部分にカバー固定用のツメがある。ツメはすべてプラスチックだ DS Lite本体を閉じて下側カバーから装着していく。上側用カバーは本体を閉じたままカバーを押し込んで装着したほうが素早く装着できるが、本体とカバーのツメが強くこすれる。90度開いた状態にして、カバーを外側に少し広げながら丁寧に装着するのがオススメ

 カバーの枠にプラスチックを使っていることに加えてカバーの浮きがほとんど無いため、DS Liteを開いたときの見た目は非常にスマート。本体を閉じた状態では、プラスチックとシリコン部分で色が異なるため、DS Lite本体のシンプルなデザインは若干薄れる。惜しいのは、上側用カバーとヒンジ用カバーの接合部分から接着剤がはみだしていて、それが若干目立つことだろうか。

DS Liteにカバーを装着した状態だ。カバーのツメはDS Lite本体の透明素材とほぼ同じ幅なので目立たない カバーに厚みがあるため透明度は低い。上側用カバーとヒンジの接合部分がでこぼこした質感になっているが、これははみ出した接着剤である。この点に関しては、個体差もありそうだ
電源スイッチやタッチペンホルダー、ボリューム、DS/GBAスロット、ストラップフックなどは問題なく扱える。ただし、電源スイッチ周辺部は厚さがあり指が入りにくい。指の太さにもよるが、スイッチにある矢印状の突起に爪を引っ掛けてスライドさせることになるだろう

 それでは、カバーを装着したままゲームをプレイしてみよう。まず、操作中にカバーのズレはまったく感じない。下側用カバーの両端が手の平に当たるが、これは未装着時と同じ感覚だ。DS Liteを開くと、ヒンジ部分に高さ0.4cm程度のカバーのたわみが発生する。L/Rボタンの角に人差し指の第1間接を当てて押すと、指先がカバーのたわみに触れる。違和感を覚えるところだが、操作に支障は無かった。

 DS Liteは2段階で上画面の角度を固定できるが、カバーを装着すると1段階目までしか開けなくなる。これは、DS Lite下側用カバーのプラスチック部分がDS Liteの上側と干渉するからだ。本体を160度以上、または2段階目まで開いてプレイしているという人にとっては致命的な変化と言える。この点には気を付けて頂きたい。

DS Liteを開くと、ヒンジ部分にカバーのたるみが発生する。写真のように人差し指の第1間接をL/Rボタンの角に当てて押すと指先がカバーに干渉する カバーを装着すると、DS Liteは写真の角度までしか開けなくなる

これは「DSL用シリコンプロテクター」をバッグに入れて持ち歩いた後の状態。チリやホコリが付着しやすいだけでなく、簡単には取り除けない
 最後に、今回レポートした2製品に加えて、第62回でレポートした「DSL用シリコンプロテクター」と、第73回のサイバーガジェット「CYBER・シリコンジャケット(DS Lite専用)」(以下、CYBER・シリコンジャケット)との比較も行なってみた。製品のカバー範囲や操作感については過去記事の各レポートを参照して頂きたい。ここでは、各シリコンカバーをDS Liteに装着し、特に掃除をしていないバッグに入れて30分ほど持ち歩くというテストで、細かいチリや汚れに対するシリコンカバーの効果をチェックしてみた。

 その結果、全てのカバー表面にチリやホコリは付着したものの、「シリコンプロテクタDLite」、「CYBER・シリコンジャケット」、「ソフトジャケットDS Lite」は指や手の平で軽く払うことで綺麗に取り除くことができた。しかし、「DSL用シリコンプロテクター」は、チリやホコリが表面に貼りついている状態に近く、払うだけで取り除くのは難しい。綺麗に取り除くには、ウェットティッシュ等を使う必要がある。グリップ性は最も高い製品だが、その代りにチリやホコリの除去が難しいということだ。

 これは仕方の無いことではあるが、いずれの製品でも電源スイッチやボリュームといったカバーの開口部にはチリが付着する。気になるのは、本体とカバーの間にチリやホコリが侵入することだろう。「ソフトジャケットDS Lite」では見られなかったが、他の3製品ではチリやホコリの進入を目ではっきりと確認できた。おそらく、持ち運んでいるときの振動で、バッグとカバーが擦れて浮きが発生し、この隙間にチリやホコリが入るのではないだろうか。

 シリコンカバーは、ゲームプレイ中でもDS Liteを保護できるというのが嬉しい製品だ。DS Liteを本体ケースに収納して持ち歩いている時は安全だが、プレイする時にケースから取り出せば、DS Liteは無防備になる。シリコンカバーを使うことで、指紋による皮脂汚れや手垢の付着を防げるのはもちろん、手元が滑って本体が落下した時の衝撃も緩和してくれる。ただし、装着したまま使用することを前程にしているため、DS Liteを完全に包み込むことはできない。よって、先ほどのテストからもわかる通り、チリやホコリによる汚れには弱いと言える。これらの汚れが気になる人は、DS Lite用の本体ケースとシリコンカバーを併用するべきだろう。ただし、カバーによって厚みが発生するため、本体収納スペースへDS Lite収めたときに十分な隙間ができる本体ケースをセレクトして頂きたい。


 「クラブニンテンドー」のゲームグッズとDS Lite用シリコンカバーをレポートしてきたが、いかがだっただろうか。「クラブニンテンドー」のプレゼントグッズに関しては、製品の到着時期がわからないので不定期になってしまうが、今後もクラブニンテンドーのプレゼントからゲームライフに役立つグッズをチョイスし、入手次第レポートしていく予定だ。


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□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□ミヤビックスのホームページ
http://www.miyavix.co.jp/

(2006年8月29日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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