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会場:CLUB Asia
最初に行なわれた記者発表会では、ジェネラルプロデューサーの貞森康毅氏が登場。「ギルティギア ジャッジメント」について、「うちの会社ができてから18年経つんですが、一番初めに作ったゲームは横スクロールアクションでした。今回、パブリッシャーとして再出発するのに、横スクロールアクションから原点に戻るということで制作しました」と語った。 ゲームのアピールポイントとしては、「普通の横スクロールアクションでは、使えるキャラクタは4人くらい。今作はキャラクタの多い『ギルティギア ゼクス』シリーズとして、21人が登場します」とキャラクタの多彩さをプッシュ。その分制作では、「こんなに大変だとは思いませんでした」という一言が出るほど苦労続きだったようだ。 また今作は、同社が自ら発売する久々のタイトルとなる。この点については、「自社でソフトを開発・販売していた頃は、こういうイベントもよく開いていて、作っている現場もお客さんの顔が見えていました。ところがだんだん大手メーカーのゲームを提供する側になると、お客さんの顔が見えなくなって、開発スタッフが誰に向かって作っているかわからなくなっていました。この辺りで、きちんとお客さんと向きあえるような会社を作って行きたいと思い、このイベントを開きました」という。 貞森氏はトークの中で、「お客さんに向き合う」といった言葉を繰り返し使った。よりユーザーに近い立場を心がけるとともに、今後はパブリッシングにも力を入れていくことを強くアピールしていた。
最後に今後の展開として、10月5日発売予定のニンテンドーDS用対戦アクション「ギルティギア ダストストライカーズ」を制作していることに加え、26日と27日には秋葉原でアーケード用「ギルティギア」の新作のロケーションテストを行なうことを明らかにした。
会場では「ギルティギア ジャッジメント」が用意され、真鍋さんが早速プレイ。「格闘ゲームはあまり得意じゃないんです」と言いながらも、ゲームが始まると急に真剣な表情になり、集中してプレイ。音が出ないというトラブルもあったものの、あっさりと1ステージをクリアしてしまった。「ステージに奥行きがあるのが楽しかったですね。アクションの部分だけじゃなくて、ストーリーも一緒に楽しめるので、先が気になります」とプレイ感もなかなか良好だったようだ。 イベントでは続いて、WEBラジオ番組「ギルティギアのウェブラジオかもしれない」の公開録音を実施。レギュラー出演のデザイナーの石渡太輔氏、サウンド担当の鈴木高雄氏、声優の近藤佳奈子さんの3人に加え、ここでもゲストとして眞鍋さんが登場した。 「ギルティギア」のお気に入りキャラクタを尋ねられた真鍋さんは、「ずっとエディでやっていたんです」と即答。「メインでもなく、かわいい女の子でもない、変わったキャラクタを選ぶのが好き」なのだそうだ。 ソルの声も担当している石渡氏は、「普通の声優さんが20分で終わる収録を、1日がかりでやるんです。恥ずかしくて、酒を飲まないとできないんですよ」と収録時のエピソードを語りつつ、それでもファンの希望が多いという“やられ声”を生で披露した。さらに眞鍋さんに声優としての出演をお願いすると、眞鍋さんも乗り気な様子。もしかすると今後の作品に登場することもあるのかもしれない。
このほか、眞鍋さんの人生で最も好きなゲームベスト3を聞くという企画では、ファミコン時代のソフトを眞鍋さんが熱く解説。ちょっとゲーム好き、程度では済まないようなマニアックな話題が次々と飛び出し、会場を大いに沸かせた。この様子は8月25日から1週間限定で配信されるので、興味がある方はお聞きいただきたい。
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□アークシステムワークスのホームページ (2006年8月24日) [Reported by 石田賀津男]
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