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株式会社ウェブテクノロジは、ゲーム開発向けのバグ情報管理システム「TestingStudio」と、プレイデータをデジタルで記録・編集するシステム「ThunderGate」を8月16日に発売する。 開発における作業フローは各社により異なるが、それらに柔軟に対応できる高いカスタマイズ性を持つのが特徴。基本的なインターフェイスはバグシートに近いものを採用し、紙のバグレポートからスムーズに移行できるよう配慮されている。また実際にバグを見つけた際には、キャプチャ画像などに直接コメントやマーキングできる機能も搭載されており、情報をデジタルで一元管理できる。 情報の検索機能は、プルダウンメニューで選ぶ簡易検索と、複雑な条件を指定できる条件検索を搭載。それぞれのバグレポートは変更履歴が記録され、レポートが誰に渡り、どう変更されたのかが一目でわかるようになっている。またテスターのバグ発見率のグラフ化など、スキル比較データも利用できる。 サーバー側の対応OSは、Windows Server 2003 SP1/SP2(64bit版は非対応)で、ほかにMicrosoft SQL Server 2005、Microsoft .NET Framework 2.0、IIS 6.0が必要。動作環境は、Pentium 4 2GHz以上のCPU、256MB以上のメインメモリ、2GB以上の空き容量を持つHDDなど。
クライアント側の対応OSは、Windows XP SP2/2000 SP4で、ほかにInternet Explorer 5.0以上、Microsoft .NET Framework 2.0が必要。動作環境は、Pentium III 600MHz以上のCPU、256MB以上のメインメモリなど。プログラムやデータはサーバーから取得するため、HDDのインストール領域は不要。インターネット経由で外部から接続する際には、VPNの使用が推奨されている。
映像とともに、コントローラの操作情報も同時に確認できるため、バグの発生状況の把握が容易になる。さらにコントローラ情報は記録するだけでなく、ゲーム機の入力として再生が可能。リプレイだけでなく編集も可能で、バグの再現性の確認や発生条件を見つけるための厳密なチェックができる。なお、ゲーム映像とコントローラ情報を確認できる再生専用の「ThunderGate ビューア」も別売で販売される。 「TestingStudio」との連携も可能で、「ThunderGate」で記録・編集した情報を、「TestingStudio」のバグ情報のひとつとして管理できる。また今後は、プレイステーション 3やXbox 360への対応、HDTVへの対応、コントローラ情報以外のデータ取得機能の追加も行なう予定としている。
「ThunderGate」を接続するPCの対応OSは、Windows XP SP2/2000 SP4。動作環境は、PCIスロットタイプではPentium III 1GHz以上、PCカードスロットタイプではPentium M 1.5GHz以上のCPU、256MB以上のメインメモリ、USBポートが1ポートなど。
□ウェブテクノロジのホームページ (2006年8月11日) [Reported by 石田賀津男]
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