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会場:キャッツアイ町田店
イベント開始は15時からとなっていたが、開店時間の10時から整理券が配布された。会場はさほど広くなく、ささやかなお祝い的なイベントになるのかと思いきや、全部で250枚あった整理券は、昼過ぎには配り終えてしまった。話を聞くと、東北地方や信越地方から一晩かけて来た人もいた。「DanceDanceRevolution (DDR)」シリーズの新作がアーケードに登場するのは約3年半ぶりのことだが、ユーザーの熱意は冷めることなく、ひたすら蓄積されていたようだ。
イベントでは開始時間前からゲストとして、星野奏子さんと、BeForUの6人が登場。星野さんは新発売のCDを、BeForUはCD、DVD、イベントなどを、トークを交えながら来場者にアピールした。
大会に参加したいというだけあって、参加者はいずれも凄腕ならぬ凄脚揃い。ただ、さまざまなお邪魔要素が組み込まれた「バトルモード」は初めてという人も多かったようだ。しかし妨害に負けず見事にコンボをつなげるたび、会場からは大きな歓声が上がり、まるで対戦格闘ゲームの試合のような盛り上がりを見せた。この様子を見たNAOKIさんも、「DDRはこんなに面白いゲームだったのかと改めて感じた」と喜んでいた。ちなみに対戦は5対5で2回行なわれ、いずれもNAOKIチームが勝利した。 その後は、おふたりによるトークショーが行なわれた。まずはNAOKI氏が3年半という期間について、「季節は冬、という感じだった」と表現。しかしDDRへの情熱は失わなかったことを、真剣に繰り返し語った。そしていざ作ることになった時には、「意外とあっさりしていたというか、本当に始めるの? という半信半疑な感じだった」という。 ところが開発が始まっても、DDRを作る感覚が戻らなかったというNAOKIさん。そんな中で最初に作った曲は、「Fascination MAXX」だったという。「DDRと言えば『PARANOIA』だと思ったんですが、『PARANOIA』はもう作りすぎて(笑)。それでもピンと来るものがなかったんですが、試行錯誤して筐体に乗ったときに、『あ、DDRを作り出しているんだな』と思った」と開発初期を振り返った。 junさんは今回、コンポーザーとしてだけでなく、サウンドディレクターとして開発に携わっている。この起用についてNAOKIさんは、「『beatmania IIDX』では、サブタイトルに『RED』と付いたあたりから少し雰囲気が変わってきたじゃないですか。DDRもそうあるべきかなと。僕がやると旧来のDDR色は出ると思ったんですが、やっぱり何か次世代の、という思いがクリエイターにはあるんです。junさんのセンスを今後のDDRに役立てて欲しいなと思います」と語った。 そして話を向けられたjunさんは、「こういうDDRへの思いを、NAOKIさんから1週間に1回くらい聞かされるんです」と笑いながら話した。しかし熱い思いは常に感じていたそうで、「NAOKIさんに声をかけていただいたときに、私でできることなら何とかしたい。(3年半の空白という)同じ歴史を繰り返したくないと思いました」と語った。 さらに話は変わって、今後のDDRの展開について尋ねられたjunさんは、「『STRIKE』の続編欲しいですよね?」と前置きし、「SuperNOVA」の家庭用への移植が決定したことを明らかにした。具体的な内容は語られなかったが、「とにかく内容もりだくさん。期待は裏切りません」と力強いコメントを残した。
このイベントは、8月5日には大阪のパスカでも開催されることになっている。関西方面のDDRファンは、ぜひこちらに参加していただきたい。
□コナミデジタルエンタテインメントのホームページ http://www.konami.co.jp/ □「DanceDanceRevolution SuperNOVA」のページ http://www.konami.jp/bemani/ddr/jp/am/sn/ □関連情報 【7月13日】KONAMI、AC「DanceDanceRevolution SuperNOVA」稼動開始 記念イベント「Dance Dance Revolution復活記念祭」を開催 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060713/ddr.htm (2006年7月31日) [Reported by 石田賀津男]
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