【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

インテル、新CPU「Core 2」シリーズの発表会を開催
スクウェア・エニックスの和田社長がゲスト登壇

インテル代表取締役共同社長の吉田和正氏
7月27日 発表

インテル マーケティング本部長の阿部剛士氏
 インテル株式会社は、CPUの新製品「Core 2 Duo」シリーズと「Core 2 Extreme」の発表会を27日に開催した。

 この発表会ではインテルから、代表取締役共同社長の吉田和正氏と、マーケティング本部長の阿部剛士氏が壇上に上がり、新製品の紹介と新たなマイクロアーキテクチャの解説を行なった。この中で阿部氏は、「Core 2 Duo」と同社の既存製品である「Pentium D」の性能を比較したグラフをいくつか示した。Core 2 Duo E6700(2.67GHz)とPentium D 960(3.6GHz)を比べたもので、性能は最大40%向上し、消費電力は最大40%削減できるとした。

 デモでは上記の2種類のCPUを搭載したPCでベンチマークを行ないながら、ワットチェッカーを使って消費電力も合わせて比較。高いパフォーマンスだけでなく、低消費電力であることを強くアピールし、発表の中でも電力効率のよさを繰り返し強調していた。

Core 2 DuoとPentium Dの最上位製品を比較し、Core 2シリーズの性能の高さをアピール ベンチマークテストでは、性能の違いを見ると同時に、ワットチェッカーで消費電力も確認。CPU以外は同じ構成という2台のPCで、ベンチマーク動作中は約50Wの消費電力差が見られた


スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏
 さらにゲストとして、株式会社スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏が登壇。「ゲーム開発のコストがどんどん上がっているのは事実。しかしゲームがハイエンドからローエンドに移っているというわけではなく、メディアがCDからDVD、ネットワークと広がったことにより、モデルが多様化しただけ。ハイエンドの方向性もギブアップしていないし、むしろ重要性は増している」とした。その上で、「ユーザーによりリッチな体験をしてもらうためには、性能は不可欠。インテルとともにユーザーによりリッチな体験を届けていきたい」とCore 2シリーズを後押しした。

 さらに和田氏は、スクウェア・エニックスが開発中のオンラインゲームの映像を挙げ、「これがちゃんと動いてくれるプラットフォームは何かということは、ユーザーにとっても重要なこと。そしてユーザーエクスペリエンスの向上は、クリエイターが渇望するもの」と語った。この映像は2005年のE3で実験映像として公開され、現在は「次世代プラットフォーム向けMMORPG」とされているもの。そのプラットフォームは未だに発表されていないが、PCでの展開も十分ありえることを示す格好となった。

 このほか、「フロントミッション オンライン」のベンチマークプログラムを使ったデータもグラフで紹介された。Pentium D 940(3.4GHz)と、Core 2 Extreme X6800(2.93GHz)を比較したもので、約36%のスコアアップが見られたという。

次世代プラットフォーム向けMMORPGとして発表されている作品。PCも視野に入れているようだ 「フロントミッション オンライン」のベンチマークで、Core 2シリーズの優位性を示した


 製品は、シリーズ最上位でパワーユーザー向けとなるCore 2 Extreme X6800(2.93GHz)が本日発売になる。1,000個ロット時の単価は115,900円。デスクトップ向けのCore 2 Duoは8月初旬に発売予定で、1,000個ロット時の単価は、E6700(2,66GHz)が61,490円、E6600(2.4GHz)が36,660円、E6400(2.13GHz)が25,990円、E6300(1.86GHz)が21,230円。

会場ではCore 2 Duoプロセッサや対応マザーボード、Core 2 Duo搭載製品の展示も行なわれた


□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2006/060727a.htm

(2006年7月27日)

[Reported by 石田賀津男]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.