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この発表会ではインテルから、代表取締役共同社長の吉田和正氏と、マーケティング本部長の阿部剛士氏が壇上に上がり、新製品の紹介と新たなマイクロアーキテクチャの解説を行なった。この中で阿部氏は、「Core 2 Duo」と同社の既存製品である「Pentium D」の性能を比較したグラフをいくつか示した。Core 2 Duo E6700(2.67GHz)とPentium D 960(3.6GHz)を比べたもので、性能は最大40%向上し、消費電力は最大40%削減できるとした。
デモでは上記の2種類のCPUを搭載したPCでベンチマークを行ないながら、ワットチェッカーを使って消費電力も合わせて比較。高いパフォーマンスだけでなく、低消費電力であることを強くアピールし、発表の中でも電力効率のよさを繰り返し強調していた。
さらに和田氏は、スクウェア・エニックスが開発中のオンラインゲームの映像を挙げ、「これがちゃんと動いてくれるプラットフォームは何かということは、ユーザーにとっても重要なこと。そしてユーザーエクスペリエンスの向上は、クリエイターが渇望するもの」と語った。この映像は2005年のE3で実験映像として公開され、現在は「次世代プラットフォーム向けMMORPG」とされているもの。そのプラットフォームは未だに発表されていないが、PCでの展開も十分ありえることを示す格好となった。
このほか、「フロントミッション オンライン」のベンチマークプログラムを使ったデータもグラフで紹介された。Pentium D 940(3.4GHz)と、Core 2 Extreme X6800(2.93GHz)を比較したもので、約36%のスコアアップが見られたという。
製品は、シリーズ最上位でパワーユーザー向けとなるCore 2 Extreme X6800(2.93GHz)が本日発売になる。1,000個ロット時の単価は115,900円。デスクトップ向けのCore 2 Duoは8月初旬に発売予定で、1,000個ロット時の単価は、E6700(2,66GHz)が61,490円、E6600(2.4GHz)が36,660円、E6400(2.13GHz)が25,990円、E6300(1.86GHz)が21,230円。
□インテルのホームページ http://www.intel.co.jp/ □スクウェア・エニックスのホームページ http://www.square-enix.com/jp/ □ニュースリリース http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2006/060727a.htm (2006年7月27日) [Reported by 石田賀津男]
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