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CEDEC2006 CEDECは、日本国内のゲーム開発者を対象に、プログラミング、ゲームデザイン、ビジュアルアーツなど8つのジャンルのセッションを、3日間に渡って実施する国内最大規模のゲーム開発者向けカンファレンス。 第8回目を迎えるCEDEC 2006では、基調講演を新設し、今年5月より新たにCESA会長に就任したスクウェア・エニックス代表取締役社長 和田洋一氏を筆頭に、エンターブレイン代表取締役社長 浜村弘一氏、そして講演者未定ながらマイクロソフトの3社3人が、各日程のトップバッターとしてゲーム業界の明日へのビジョンを語る。 カンファレンスプログラムは、今年も過去最大記録を更新する88のプログラム(6月26日現在、基調講演を含む)で実施される。目に付いたものをいくつか挙げると、スクウェア・エニックス村田 琢氏の「FINALFANTASY XII 解体新書」、ソニー・コンピュータエンタテインメントの島田 宗毅氏「『プレイステーション 3』におけるネットワーク開発について(仮)」、マイクロソフト川西 裕幸氏の「Windows Vista の新しいグラフィックス テクノロジ - Direct3D 10 と Windows Presentation Foundation」、カプコン石田 智史氏の「次世代機に向けたゲームエンジンの設計」、モバイル&ゲームスタジオ遠藤 雅伸氏の「モバイルゲームのゲームデサイン'06」などなど、今年も大物、大作のセッションが目白押しである。 ほかにも、セガ名越 稔洋氏の「これからのクリエーターのあり方とゲーム表現と倫理哲学の重要性について」、エンターブレイン猿渡 雅史氏の「闘劇におけるユーザームーブメントとコミュニティの構築」、UBIsoft古堅 亜理佐氏の「海外のパブリッシャーにどうやって企画のプレゼンをすればいいか?」など、過去のCEDECには少なかった、新たなアプローチのセッションも散見され、このあたりのバラエティ感は、世界最大規模のゲーム開発者向けカンファレンスであるGDCを彷彿とさせる。
今年のトレンドはなんといっても次世代機と、それに伴うゲーム業界の仕組みそのもののネットワーク化にあるが、変わるべきモノ、変えてはいけないモノをひっくるめて新たな提言が数多く生み出されることに期待したい。
□CEDEC 2006のホームページ (2006年6月26日) [Reported by 中村聖司]
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