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ガンホー、「エクストリームサッカー」プレスカンファレンスを開催
1on1から楽しめるカジュアルスポーツ、7月27日オープンβ開始

6月23日開催

会場:daining & bar ESTADIO

 ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は、6月23日、都内にて韓国のゲームスタジオSONICANTが開発するカジュアルオンラインゲーム「エクストリームサッカー」のプレスカンファレンスを開催した。

サッカーユニフォームを身にまとって挨拶を行なったガンホー代表取締役社長森下一喜氏
ユニフォームに身を包んだ登壇者達。左から辻野氏、渡辺氏、リチャード氏、森下氏、松原さん、小島氏
 「エクストリームサッカー」は、ストリートカルチャーを意識したファッションに身を包み、1on1から4on4までのフリースタイルサッカーが楽しめるカジュアルオンラインゲーム。韓国では現在クローズドβテストが行なわれているが、日本では本日6月23日より公式ページをスタートし、7月13日よりオープンβテスターの会員受付を開始する。クローズドβテストは行なわず、7月27日よりオープンβを開始する。その後、年内を目処にアイテム課金による正式サービスへと移行する予定だ。

 今回の発表会の会場となった「daining & bar ESTADIO」は、世界中のサッカーチームのユニフォームやグッズを取りそろえた「サッカーショップKAMO」の地下にある。サッカー観戦をしながら食事ができる所だ。ワールドカップの日本vsブラジル戦を目前とした昨晩は大きく盛り上がったとのこと。発表会の最初にはフリースタイルフットボールチーム「球舞(きゅうぶ)」のOsam氏のリフティングによるパフォーマンスが行なわれ、ガンホーの代表取締役社長森下一喜氏をはじめとした登壇者全員がサッカーのユニフォームを着て登場。作品の特色を前面に押し出したイベントとなった。

 最初に挨拶を行なった森下氏は「『エクストリームサッカー』はガンホーが初めてチャレンジするスポーツタイトルです。日本において“eスポーツ”を根付かせる第一弾としたい」とコメントした。SONICANTの代表取締役CEOリチャード・チャン氏は本作が日本や韓国だけではなく、中国やヨーロッパでもサービスされることをアピール。「南米へも展開し、世界で楽しめるゲームにしていきたい」と語った。

 この後担当者によるゲームの概要や、マーケティングコンセプトが紹介されたが、どの登壇者も本日早朝に行なわれた日本vsブラジル戦の敗退を残念そうに語っていたのが印象的だった。特にコンセプトを紹介した第二マーケティング部第一企画課渡辺竜太郎氏は熱狂的なサッカーファンだそうで、発表会そっちのけで「1点取ったときはとても期待したんです」とブラジル戦の感想を語り、本当に残念そうだった。

 イベントの最後には、タレントの松原渓さんがスペシャルゲストとして登場。「エクストリームサッカー」イメージパーソナリティーとして公式ページでの連載コラムなどの活動をしていくことが発表された。彼女は漫画「キャプテン翼」の作者である高橋陽一氏が監督をつとめるフットサルチーム「南葛YJシューターズ」の主将でもある。ガンホーはフットサル競技場を拠点としたアピールも行なっていくという。

世界展開をアピールするSONICANTの代表取締役CEOリチャード・チャン氏 イメージパーソナリティーの松原渓さん。熱狂的なサッカーファンぶりをアピール フリースタイルフットボールチーム球舞のOsam氏が華麗なリフティングテクニックを披露
「エクストリームサッカー」で展開するコラボレーション。ガンホーは松原さんへの応援も行なっていく。また、日本オリジナルのBGMとしてインディーズレーベルとコラボレーションを行ないミュージックボックスのように次々と音楽を制作していくという
松原さんとガンホーの渡辺氏による“KAMOフットボールタワーツアー”。店に置かれたこだわりのサッカーグッズにファンならではのコアなトークを展開した


■ パンチやキックも飛び出す過激なストリートサッカー「エクストリームサッカー」

ゲームの概要を説明するガンホーコンテンツ制作部第五制作課課長代理辻野松次郎氏
マーケティングコンセプトを紹介したガンホー第二マーケティング部第一企画課渡辺竜太郎氏
松原さんとガンホー第二マーケティング部部長代理小島幸博氏のトークショー。「キャプテン翼」の高橋氏のことも話題に
 「エクストリームサッカー」の1回の試合時間は4分。基本的な操作はカーソルキーとA、S、Dのキーで行なう事ができ、初心者でも手軽に試合に挑戦できる。また、オープンβテスト開始を目処に、ゲームパッドへの対応も予定されている。

 プレーヤーキャラクタにはマッスル、ファット、スモール、トール、ノーマルの5つの体型が存在し、さらに男女の性別によっても能力が異なってくる。キャラクタのポジションには「フォワード」、「ミッドフィルダー」、「ディープフィルダー」、「ゴールキーパー」があり、それぞれの体型には得意のポジションやスキルが設定されている。体型に合わせたポジションを選択したいところだ。

 ただ、実際の試合では、自分のキャラクタのポジション以外のこともしなくてはならない。例えば1vs1ではプレーヤーは、自分の本来のポジションに関わらず、キーパー役もこなさなくてはならない。参加プレーヤーの人数やキャラクタのタイプ、プレーヤーの腕でまったく試合展開が変わっていくのは本作の大きな魅力だ。

 試合は、パンチやキックも飛び出す過激なものとなる。審判が存在せず反則もない、「フリースタイル」こそが本作の最大の特徴である。ただし、相手に直接攻撃する技も「相手からボールを奪いやすくする」ために繰り出すのであって、相手が倒れたまま起きあがらなくなるようなことはない。

 試合場のサイドには壁が存在しており、ラインアウトは存在しない。ミニサッカーのように壁に反射させボールを前に進めていくようなこともできる。リフティング競技のような華麗なボールさばきで相手を交わしたり、現実離れしたスタイリッシュなアクションも可能だ。

 キャラクタには「ポイント」、「スタミナ」、「ゴールキーピング」という3つのゲージがある。ポイントは様々なアクションを行なうことで上昇していき、これが溜まると様々なスキルが使用できる。スタミナはダッシュやストライクをするために必要。キーパーは確保していないと敵のボールを防ぐことができなくなる。時にはゲージを温存し、チャンスに一気に使うなど、3つのゲージの意味をしっかり把握しておくことでキャラクタの能力を最大限に発揮することができるだろう。

 キャラクタのスキルは、課金コンテンツとしてだけではなく、ゲーム内で取得するものもある。フォワード専用シュートや、キックのようなスライディングなど多彩なスキルが用意されており、自分のプレイスタイルに合わせて取得していくことができる。キャラクタは試合を重ねることで経験値を獲得し、より強力なキャラクタに成長させていく。

 また、試合を面白くする要素に「ダイレクトムーブ」という要素がある。味方のパスに合わせてパスやシュートを入力しておくと、ボレーシュートなどのように素早い行動が可能になる。ダイレクトパスで矢のように相手チームをすり抜けたりすることも可能なのだ。

 プレーヤーは様々なファッションでキャラクタを飾り立てることができる。服装は「ストリート」をテーマに様々なものが用意されている。シャツやズボンの他、帽子やサングラス、アームバンド、シューズなど7つの部位に多彩なパーツを取り付けることが可能だ。プレーヤーは思い思いのファッションでキャラクタを飾り立てることができるだろう。服装は課金で購入するほか、試合を進めることで入手できるゲームポイントで購入することもできる。

 今後のアップデート計画としてはゲームの基本プレイを学ぶことができるチュートリアルの実装や、より練り込んだバランス調整、ギルドにあたるクラブシステムの導入などが予定されている。また、日本独自のアイテムも検討されており、スポーツメーカーブランドのユニフォームなども検討されているという。

 ガンホーでは、本作の会員数の目標として50万人を設定している。現在課金アイテムの価格は検討中とのことだ。今回の発表会ではプレイ可能な試遊台や、リアルタイムでのゲーム映像も発表されなかった。日本語へのローカライズは進んでいるとのことだが、予想以上に開発に難航している印象がある。

 ワールドカップでの日本の活躍は終わってしまったが、まだまだサッカー熱は冷めることはないだろう。今後の「エクストリームサッカー」の展開に期待したい。

【スクリーンショット】
ストリートスタイルのファッションに身を包んだ選手達が、超絶的なテクニックを披露する。爽快感をもったオンラインサッカーゲームだ
様々なファッションや体型を選択することで自分だけの選手を作成する
工場跡や橋の下などユニークなフィールドが多数用意されている
スタート画面。自由参加のほか、チームで参加することもできる 多彩なテクニックを使い、得点を決める 現実離れしたリフティングテクニックでボールを操作することも可能
(C)2006 GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved. Copyright (C) since 2005, SonicAnt All right reserved.

□ガンホーのホームページ
http://www.gungho.jp/
□「エクストリームサッカー」のページ
http://www.exsoccer.jp/?ga=es02

(2006年6月23日)

[Reported by 勝田哲也]



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