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【ゲーム「カーズ」】
価格:6,090円(PS2/GC)
映画「カーズ」は、「トイ・ストーリー」のジョン・ラセター監督が贈る、愛と冒険の ファンタジー。記者会見では、記者からの質疑応答の中で、両氏が映画の魅力をアピール。特にラセター監督はユーモアを交えつつもゆったりとした口調で、「父は自動車のディーラーに務めていた。私の車好きはDNA」、「『トイ・ストーリー2』の制作の後、家族と一緒にキャンピングカーで2カ月間の旅に出た。目的地にたどり着くことではなく、その過程にあるものが大切だと思い、それを『カーズ』のテーマにした」と語った。 日本のファンに向けては、「撮り終えた今はとても誇りに思える映画になった。エモーショナルでユーモアもあり、そしてハートがある。日本の皆さんはハートのある映画が大好き。この映画は皆さんのために作った映画です」とアピールした。
このゲームについて、映画プロデューサーのアンダーソン氏にインタビューができた。アンダーソン氏自身は直接開発には携わっていないそうだが、映画の内容も交えながらゲームの魅力について語っていただいた。 ――ゲームは普段プレイされるんでしょうか? アンダーソン氏 : はまってしまうとそれしかしなくなるので、ゲームは怖くてできません(笑)。一時期すごくはまっていて、これじゃダメだって自分に言い聞かせてやめました。このゲーム(PS2版「カーズ」)は凄く楽しかったです。レーシングゲームが好きなんです。 ――ゲームをご覧になって、映画との違いは感じますか? アンダーソン氏 : 映画の方が画質がいいことは否めませんが、それ以外はとてもよく再現されていると思います。Pixarのスタッフと入念に打ち合わせをしながらゲームが作成されたことは知っていますし、昨年8月に亡くなった共同監督(ジョー・ランフト氏)も、ゲームの制作に携わっていました。入念に、映画を反映したゲームになるよう気を配っていましたから、とてもいいできあがりになっていると思います。 ――映画がゲーム化される、ということについてはどうお考えでしょうか? アンダーソン氏 : ゲームというものは、私達の世代にはなかったものです。映画館だけで見る映画でなく、家でもゲームを通してキャラクタに触れられますから、よりキャラクタに親しんでもらえるはずです。もう1度見ようとか、DVDも買って見ようとか、そういう気持ちに繋がってくれるといいですね。
アンダーソン氏 : 正直なところ、私はそんなに車が好きなタイプではありません。ですから初めて聞いたときは、「ああ、そう」という程度でした。でもラセター監督は車好きなので、凄く熱心に話すんです。彼は周りの人を巻き込む力を持っているので、しばらく話を聞いていたら、「車の映画を作るのも悪くないわね」と思うようになってしまいました。 ――では、映画が完成した今はそのお気持ちは変わりましたか? アンダーソン氏 : 車に対する認識はガラリと変わりました。魚やモンスターに対しての認識が変わったのと同じように。今は家に帰る途中で、周りに走っている車を見て、「あの車はこんな性格よね」と性格付けをしたりします。特に、この映画に登場する車たちには、思い入れが強くなりました。 ――実在する車をモデルにしたキャラクタが多数登場しますが、契約などが大変だったのではないですか? アンダーソン氏 : 実写映画では、商品提供という形で、最新型の車を主人公が格好よく運転するというのが一般的です。でも「カーズ」は何十年も前の車種です。車会社との契約は、我々が自由に外見を変えられるよう許可をいただきました。信頼関係で出させてもらいました。 ――最後に、日本にいるファン、特にゲーム好きのファンにメッセージをお願いします。
アンダーソン氏 : みなさんがこのゲームを楽しんでいただけることを願っていますが、まず映画をご覧いただいて、映画を楽しんで、「ゲームも遊んでみたいな」と思って遊んでいただいたときに、その期待にこたえられるゲームであることを願っています。ゲームには、時間の都合などで映画に入れられなかったシーンやキャラクタも登場します。その辺りも楽しみにしてください。
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□ブエナ ビスタ インターナショナルのホームページ (2006年6月15日) [Reported by 石田賀津男]
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