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ブロッコリー、カードゲーム「アクエリアンエイジ」発表会開催
アーケードゲーム化決定。オンラインで全国対戦も可能に

6月8日 発表会開催

会場:アソビットゲームシティ6階

左から、木谷高明氏、寺田雄次郎氏、阿澄佳奈さん、原田憲氏。いつもながらリラックスしたムードで発表会が進められた
 株式会社ブロッコリーは、カードゲーム「アクエリアンエイジ」の7周年記念プロジェクトに関する発表会を、6月8日にアソビットゲームシティ6階イベントスペースにて開催した。

 発表会には、ブロッコリー代表取締役会長兼最高開発責任者で、「アクエリアンエイジ」のエグゼクティブプロデューサーでもある木谷高明氏、プロデューサーの寺田雄次郎氏、オフィシャルアシスタントを務める声優の阿澄佳奈さん、アートディレクションを務める原田憲氏が登場。「アクエリアンエイジ」に関する最新情報が次々と発表された。

 主な内容を並べていくと、6月29日に発売予定のバーニアエキスパンション第1弾「アクエリアンエイジ Saga3 恋人たちの協奏曲(ラバーズ・コンチェルト)」の詳細発表、エクスパンション第3弾「女教皇の瞳(ハイプリエステスアイ)」を11月10日に発売決定(プレリリースパックは8月25日発売)、7周年記念ドラマCD付限定BOXの発売情報、「第2回アクエリ温泉合宿」企画発表、「アクエリアンエイジチャンピオンシップカーニバル2006」開催など、とにかく盛りだくさんな内容だ。

「女の子しか出てこない」という、バーニアエキスパンション第1弾「恋人たちの協奏曲」。今回は約50人の作家が参加しており、その一部が会場でパネル展示されていた


アーケードゲーム化について出たスライドはこれだけ。残念ながら画面などは公開されなかった
 そして最後に発表されたのが、「アクエリアンエイジ」のアーケードゲーム化。詳細は後日改めて発表するとされ、ゲーム画面などは一切公開されなかったが、その後の質疑応答で木谷氏からいくつかの情報が得られた。

 まず、なぜ今アーケードに進出するのかという質問には、「オリジナルのカードゲームは、新規のユーザーを誘うのが非常に難しい。ショップやユーザーの皆様が誘っていただくのが一番有効だが、それを側面からフォローするような、何らかのメディアミックスが重要だと考えている。今、何とメディアミックスされているのが有効かと考えたときに、アニメとかをやるよりも、実はアーケードのほうが引きがあるのではないかと思った」という。

 同社はこれまで、「ギャラクシーエンジェル」などでアニメとゲームのメディアミックスを進めているほか、「エミル・クロニクル・オンライン」や「アクエリアンエイジ Online」などでオンラインゲームにも進出しており、アミューズメント関連でかなり手広いジャンルをカバーしている。特に最近は、アーケードでカードゲームが大流行しているだけに、この考えに至ることもさほど意外なことではない。

 またプロジェクト自体も、自社でスタートしたものではなく、他社からのアプローチがあってのものだという。「私達がアーケードもいいなと思っていたのとほぼ同時に、あるメーカーさんからアプローチがあった。そのときは(『アクエリアンエイジ』の発売から)6年でしたが、やったことのあるユーザーも多いでしょうし、知名度もかなりあるでしょうし、何よりも、これだけ続いてきたことが信頼できる、という話をいただいた」という。魅力的なカードゲームをアーケードで展開したいという、メーカーとの思惑が合致したということだろう。

「まだ詳しい話はできませんが……」としながら、オンライン対応など突っ込んだ話も聞かせてくれた木谷氏
 ゲームの方向性としては、「『アクエリアンエイジ』というテーマでやるのだから、ご想像のとおりのイメージのゲームになると思う。決して格闘ゲームになったりはしません」とした。具体的な話では、「パッケージと全く同じルールでやるのは難しいので、ルールは違う。だが、『アクエリアンエイジ』の持つ、女の子同士が戦うという面白さをうまく表現できているかと思う」という。

 木谷氏はさらに通信機能についても言及。「当然、オンラインに繋がりますし、全国対戦もできる。最近『アクエリアンエイジ』に人がいないな、と思っている人も、全国から人を探してできなくもない」という。ルールは異なるとはいえ、対戦相手に困らないというのは何よりも嬉しい情報といえるだろう。

 稼動時期については、「ゲームセンターに置かれるのもそう遠くない未来かなと思う」としている。プロジェクト自体は昨年からスタートしているようなので、開発も既にかなり進んでいるのかもしれない。より具体的な内容については、タイミング的には9月に行なわれるアミューズメントマシンショーで発表される可能性が高そうだ。

 最後に木谷氏は、「7年続いたがためのお話しも、ここのところ少しずつ多くなってきている。全国のショップさん、ユーザーさん、『アクエリアンエイジ』を支えてきてくれた人たちに、次の10年、20年、30年と、60くらいのおじいさんになったときでも、孫に『これはおじいさんが高校生くらいのときにやっていたものだよ』と言えるくらいのものにしたい。今年、来年はそのために重要な年だと思う。当社には他にもカードゲームがあるが、『アクエリアンエイジ』が長男。何卒今後ともよろしくお願いします」と挨拶した。

□ブロッコリーのホームページ
http://www.broccoli.co.jp/
□「アクエリアンエイジ」のページ
http://www.aquarian-age.org/
□関連情報
【2005年6月20日】ブロッコリー、カードゲーム「アクエリアンエイジ Saga3」完成発表会
「アクエリアンエイジ Online」もアピール
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050620/aqua.htm

(2006年6月8日)

[Reported by 石田賀津男]



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