「ガンパレード・オーケストラ 青の章」は、プレイステーションで発売され高い評価を受けたシミュレーション「ガンパレード・マーチ」の続編にあたり、すでに発売済みの「白の章」、「緑の章」に続く三部作の最終章を飾る作品。シミュレーションではなく“ドラマ・ジェネレーター”とジャンル名にあるように、プレーヤー自身がストーリーを築き上げていく自由度の高い作りが特徴。
本作では、プレーヤー以外のキャラクタはすべてA.I.(人口知能)に基づき行動している。個々のキャラクタがそれぞれの意思(A.I.)で行動する一方、その最上位にゲーム進行のすべてを総監する“ゲームA.I.”が、ストーリー全体の流れをコントロールする仕組みになっている。ゲームA.I.は、キャラクタの性格、相関、時間、場所、状況など、さまざま要因から適したシーンをプレーヤーに提示。これにより、遊ぶごとに無限に近いプレイバリエーションが生まれるとしている。
【田島 順一】 | 【蔵野 みずほ】 |
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突撃兵。17歳、177cm、68kg。前髪を一筋だけ垂らした男。黙っていれば、文句なくやや濃い映画俳優といった風貌の持主。父島では「二代目のピーターパン侍(当時有名だったテレビ時代劇)」役は彼になるだろうと言われていた、島のばあちゃんたちの人気者。いい男なのだが、口を開けば火星弁丸出し。さらには趣味が盆栽いじりという、もうどうしようもないくらいの親父野郎(CV:加藤康之) |
狙撃兵。15歳、162cm、44kg。神秘的な雰囲気の少女。全てを見通すかのような透き通った目つきをしている。ショートカットの美人で、いつもひとりで星空を見上げている。中等部ながら、それを微塵も感じさせない落ち着きと威厳を漂わせており、その手は誰よりも冷たい。無口で“ともだち”と言えるような友人はいない。星座の神話に詳しい。家族はおらず、現在ひとり暮らし(CV:山川琴美) |
【武田 裕和】 | 【辻野 友美】 |
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突撃兵。16歳、169cm、76kg。ボウズのうえ、鼻のでかい男。愛敬のある顔立ちをしている。野球が好きで、野球部(父島には存在しない)に入りたいなどと考えている。女子からはともかく、男からは信望が厚く面倒見が良いことで知られる。全然生まれが違うながらも大塚とは仲が良く、親友で通っている(CV:内藤玲) |
偵察兵。14歳、159cm、46kg。田島の幼なじみであるカワイ子ちゃん。田島より2歳年少。衣服に無頓着な性格といい、くせっ毛がぴんぴん立っているところといい、子供然としているが、田島に抱きつく中山に嫉妬するあたり“立派な女性”である。趣味は走ること。彼女を知る全員が口を揃えて「いつも走っていた」と言うくらい活発(CV:榎本温子) |
【松尾 健太郎】 | 【田上 由加里】 |
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突撃兵。14歳、154cm、40kg。生意気なクソガキ。髪を染めたりして突っ張っているが、一本気で子供っぽい。好奇心旺盛で、特に機械関係には目を輝かせて興味を示す。その人物評はすばしっこく、器用だが、反面ねばりに欠けるとある。部下を率いて戦うのは苦手だが、個人戦闘では他の追随を許さない。何がどうしてそうなったのかわからないが、お姉さんたちからの人気は高く、よくからかわれて顔を真っ赤にしている。ただ、同じ学年の女の子からは乱暴だと言われて、さっぱり人気がない(CV:鈴木千尋) |
突撃兵。16歳、167cm、50kg。たまに伊達眼鏡をつけることもある、ソバージュをかけたきつい雰囲気を持った女の子。着る制服のブラウスやスカートは、アイロンがきっちりかかったもの。「大北」という遊び人として有名な養父への反動からか、規律にとてもうるさい。父島いちの才女との噂あり。この年にて、すでに万年キャリアウーマンな風格を漂わせている堅物。普段からすました表情をしており、なにかにつけて馬鹿よばわりする女の子。軽薄な男を極度に嫌う(CV:小島幸子) |
【飛子室 アズサ】 | 【古関 里美】 |
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衛生兵。16歳、162cm、41kg。おとなしく優しい娘。目立たない顔立ちをしており、滅多なことでは喋らない。動物が非常に好きで、家では捨て猫ばかり10匹も飼っている。趣味は工作。突然誰も居ないところで挨拶したりする、どこか変わった娘。“おかあさん”と言うべきか、優しい抱擁感があり、近くにいるだけで人の心を安心させる雰囲気を持つ。また、とてもよく気のつく娘で、こちらが思うことを察知して的確なおてつだいをしてくれる(CV:櫻井浩美) |
偵察兵。17歳、186cm、71kg。無敵の完全少女趣味をした、長身の少女。身長と顔立ち以外は、完全にお花畑に囲まれている感じだが、人はそれを“凶悪”ともいう。胸に巨大なリボンをつける。えびす耳。髪はリボンだらけで、毎朝の支度が大変。おしゃべりで、クラスの女の子達からの人望が厚く、面倒見がとても良い。小野や飛子室の保護者を自認。なにかにつけて世話を焼くのと相談に乗るのと人の恋愛事に首を突っ込むのが好き(CV:氷上恭子) |
【石塚 弘】 | 【永野 英太郎】 |
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偵察兵。16歳、173cm、64kg。別名、委員長。海兵第109師団“石塚分遣隊”の隊長。石塚に下されている辞令は、彼の生まれ故郷である父島に建設されている「能動式望遠鏡」を使った観測部隊の指揮で、事実上の降格と左遷。非常に優秀だが、官僚的で保守的な小委員長として士官の末席を汚すことになっている。職を離れていても常に冷静沈着で、部下から絶大な信頼を寄せられているが、そのぶんプレッシャーがきつく重要な局面で胃痛に悩まされる。堅苦しくて親父臭い趣味。将棋好きだが、分校に相手がおらず困っている(CV:間島淳司) |
戦車兵。17歳、171cm、67kg。目の下のクマが、もっとも目立つ外見的な特徴である。かつては九州に住んでいたこともあるという。言わんでいいことを思わず言ってしまう悪い癖を持ち、上司に苦い顔をさせる得意技の持主。部隊再編成による船風からの転校組。もとは海兵隊。規律にうるさく、上にも下にも規律を守ることを要求していたので南高でも扱いに困ったらしく、転校10日目にして南の島に送られている(CV:新垣樽助) |
【都 綾子】 | 【シマシマ】 |
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教師。167cm。47kg。南の島の校医。ウェンディ・システムの研究者で、天才的な脳外科医。後に“兄弟戦争”と呼ばれる芝村家内の争いに巻き込まれ、ウェンディ・システムは計画中断になり左遷される。良心をもった科学者は不幸の象徴だが、彼女はその代表例。科学者であるが故に倫理に抵触し、良心を持つゆえに苦しむ。教師ひとりの分校になぜ校医を置くのかは、物語の中盤以降に判明(CV:久川綾) |
島に住むと言うUMA。実体は01ネコリスの一種である。ワールドタイムゲート出現にあわせて実体化しはじめている。猫に弱い |