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会場:ライブドア本社
参加者は主に「週末ゲーミング」の参加者や、週末狼の公式サイトを見て集まったユーザーや、その友人達だ。参加者募集の際に、ニンテンドーDSの持参が呼びかけたところ、見事に40人強の参加者全員がニンテンドーDSやDS Liteを持参していた。 プレイする前におよそのDSタイトルの普及率を調べたところ、意外にも6月1日に発売されたばかりのFPS「メトロイド プライム ハンターズ」を持ち込んだ参加者が一番多かった。その数なんと30人以上。週末狼がPCゲームのFPSファンを中心に集まっており、そのままユーザーの嗜好性が表れた形だ。その次は「テトリスDS」、「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」と続いた。量販店で売り上げランキング上位を占める「脳トレ」や「えいご漬け」に代表されるエデュテイメントタイトルも人気があったものの、アクション系のジャンルには及ばなかった。 会場は10人ほどがかけられるテーブルとイスを4セット用意。別途、DSを持ってこなかったユーザーのために「Quake 4」専用台も4席用意した。また、テーブルの中央に、ニンテンドーWi-Fi USBコネクタを接続したPCが設置された。開会の挨拶の後、ダウンロードプレイで各ユーザーが思い思いのプレイを始めた。 DSを起動してダウンロードプレイをタッチすると常に何個かの参加可能なタイトルが表示され、「テトリスDS」では10人対戦、「脳トレ」では16人プレイといった形で、タイトルのサポートする最大人数で常時遊ぶことができた。主催者の予想に反して大いに盛り上がったのがニンテンドーDS本体の機能である「ピクトチャット」だ。16人対戦で、誰かが「お題」を書くと、それについて絵を描くという遊び方をしていた。タッチペンという性質上なかなか細かい絵を書く作業には向かず、最初は“へたくそ絵”比べだったのだが、絵のうまい参加者が現われると釘付けとなっていた。面白い絵をコピーして、さらに改変するといった遊び方も生まれた。 参加者たちは、最初は友人知人同士で固まっていたものの、その時々で一緒にプレイしている人同士がくっつくように席を動くようになり、知らない人同士の交流が生まれていたのが印象的だった。また、「Quake 4」のPC席にも常にプレーヤーがいる状態で、初めて「Quake 4」に触れたというユーザーも多かったようだ。 また、ユーザー間では、即席の「メトロイド プライム ハンターズ」トーナメント大会や、「テトリスDS」大会などが行なわれた。「テトリスDS」大会では、7、8人が一組となり全5組のグループで対戦をした後、グループ1位だけを集めて1~5位を決めた。素晴らしかったのは、負けてしまった参加者の中から「負け組みは『マリオカート』やろうぜ!」といった声があがり、すぐにダウンロードプレイのホストとなってプレイを始められたことだ。 DS本体を起動し、ダウンロードプレイを選択後、ユーザーが集まり、プレイ開始という一連の行動がわずか数分でできてしまうというニンテンドーDSのカジュアル性の強さを痛感させられた。また、40台以上集まったDS LiteやニンテンドーDSの中で、5時間のイベントの間にバッテリー切れを起こした人はゼロだった。途中で次々にバッテリーが切れることを想定して、充電器をいくつも用意していた主催者の心配は見事に裏切られたが、室内に限らず晴れた屋外や、電源の無い野外シーンでも大いに活躍を期待できそうだ。 「週末ゲーミング外伝」開催の目的は、たくさんの人と集まってゲームをプレイする楽しさを伝えたかった。それはゲームそのものの楽しみよりむしろ、多くの人が集まることによって生まれる交流や興奮などであり、その目的は十分に達成することができたと思っている。 イベント終了後は「もっと間口を広げて親子でも参加できるイベントを」といった声や、「DS持ってゲーム会社の会議室めぐりでもしようか」といった声も聞かれ、ゲームを供給する側とプレイするユーザー側とのコミュニケーションを高める上でも興味深い反応が聞けた。週末狼では今後もゲームという切り口から、いろいろな方向でユーザーが充実した週末を過ごせるような企画を考えていきたい。
□週末狼のホームページ (2006年6月5日) [Reported by 三浦尋一]
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