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アクワイア、PS2「神業」物語序盤を紹介
プレーヤーの行動で展開が変わるマルチストーリー

2006年夏 発売予定

価格:7,140円

 株式会社アクワイアは、2006年夏発売予定のプレイステーション 2用ステルス泥棒アクション「神業」の最新情報を公開した。今回は泥棒アクションというゲームからは少し離れて、本作の舞台設定を紹介しておく。

 時代は幕末。東北一帯を騒がす義賊集団「銀鴉衆(ぎんからす)」に拾われ育てられた主人公の海老三は、自らも義賊になるべく日々努力していた。やがて初仕事を迎えた海老三だったが、彼はそこで義賊であるはずの銀鴉衆が、盗みに入った先の人々を殺しているところを目撃する。海老三と彼の兄貴分の藍之助は、その銀鴉衆の姿に深く失望する。

 そんな中で海老三は、まだ銀鴉衆に見つかっていない幼い女の子を見つける。このままではこの子も殺されてしまう……。海老三は藍之助に諭され、その子を連れてその場から逃げ出す。盗みに入った屋敷から遠く離れた「三角城下」にたどり着いた海老三は、一夜で盗人稼業から足を洗い、大工として生きていく。

【スクリーンショット】
義賊のはずの銀鴉衆が人を殺している姿を見て、海老三はショックを受ける。残された女の子を抱えて逃げ、銀鴉衆とも別れて暮らすことになる


 それから10年。海老三は連れてきた娘、すずなを自らの娘として育て上げ、すずなも海老三を本物の父のように慕っていた。貧しいながらも幸せに暮らしていたふたりだったが、ある日、すずなが病で倒れてしまう。不治の病ではなかったが、治すには高価な薬が必要で、海老三に払える額ではなかった。すずなを救うには、盗みを働くしかない……海老三は10年ぶりに盗人に戻ることを決意する。

 そんな盗みを働こうとする海老三の前に、かつての兄貴分である藍之助が現われる。彼は海老三を、「再び義賊として働く気はないか」と誘う。海老三は彼を信じ、義賊としての盗みを再開することになる。

【スクリーンショット】
10年間、幸せな生活を送ってきた海老三とすずな。しかしすずなが難病で倒れてしまう
すずなを助けるための金を得るには、再び盗みを働くしかない。そう考えた海老三は、10年ぶりに盗み道具を身に付けて出かけるが……
そこにいたのは、かつての兄貴分である藍之助。義賊として働かないかと誘う藍之助を信じ、再び盗人稼業へと足を踏み入れる


 この先のストーリーは、プレーヤーの行動によって変わっていく。娘を救うために盗むという目的に徹するのか、あるいは貧困に苦しむ民衆を救うのか。義賊であることを貫くのか、あるいは手当たり次第に盗むのか。藍之助との友情と裏切りや、娘の生死など、「何かを得ようとすると何かを失う」という展開の中で、海老三は葛藤を繰り返すことになる。

(C)2006 ACQUIRE Corp. All Rights Reserved.

□アクワイアのホームページ
http://www.acquire.co.jp/
□「神業」のページ
http://kamiwaza-game.jp/
□関連情報
【5月12日】アクワイア、盗みの美学を追求したスニーキングアクション
PS2「神業 (かみわざ)」今夏発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060512/kami.htm

(2006年5月26日)

[Reported by 石田賀津男]



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