【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

SCEJ、PSP「カズオ」で“ウェイン・グールドvsほしのあき”
家庭教師をイメージした衣装でほしのあきが問題作成者に挑戦!

5月22日 開催

【カズオ】
発売中

価格:2,800円

「カズオ」の家庭教師……をイメージしたという、ほしのあきさんの衣装。「『カズオ』を教えられるのは初心者だけ (笑)」と言いながら、「いつか対戦してくださいね」と「カズオ」をアピール
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの国内ビジネスを担当するソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン (SCEJ) は22日、4月に発売されたプレイステーション・ポータブル (PSP) 用パズル「カズオ」のスペシャルイベントを報道陣を招いて開催した。

 「カズオ」は、いわゆる「数独 (SUDOKU)」と同じルール体系のパズルで、縦一列9マス、横一列9マスで構成された正方形の枠に数字を埋めていく。正方形の枠内は、3×3のボックスに分けられており、その中に入る数字は1から9の内いずれかひとつ。さらに、横一列に入る数字、縦一列に入る数字もそれぞれ1から9の中から重複しない数字が入るルールとなっている。スタート時に入っている数から、ルールに従い、それぞれのマスに入る数字を推理し埋めていくのが、このパズルの基本的な進め方。

 元は米国で作り出された「Number Place」が日本で「数独」として大ヒット。ちょうど日本に旅行に来ていたウェイン・グールドさんが、この「SUDOKU」と本屋で出会い、イギリスで紹介したところ、またまた大ヒット。その後、ヨーロッパ全土に広がり、世界を一周する形で全米でもヒットすることとなった。

 今回のイベントでは、ウェイン・グールドさんとタレントのほしのあきさんが対戦するというもので、壇上に立ったウェインさんは「皆さんがご存じかどうかわかりませんが、日本は (「SUDOKU」のような) ロジック系ゲームが世界で一番進んでいる。その東京で『カズオ』が発売されたことは、大変嬉しく思う」と挨拶した。

 続いて登場したほしのあきさんは「初めはテレビのコマーシャルで見掛けてなんのゲームだろうと思っていましたが、頭の回転が良くなるように、ドラマの収録の合間などにプレイするようにしています」という。まだ初めて1週間から10日程度と言うことで「ドクロマークとか出て、まだまだ評価が低い」とか。

 「カズオ」には、通信対戦モードとして「ワイヤレスでカズオ」が搭載されていて、対戦が楽しめる。ここでは早い者勝ちでバリバリと数字を埋めていく。自分で数字を入れようとしても、ほかのプレーヤーが先に入れてしまうとどうにもならないので、熱い戦いとなる。ちなみに間違った数字を入れるとペナルティとして、マスにドクロマークが出て一定時間入力できなくなり、さらに焦ってしまうだろう。最終的にたくさんの数字を埋めた人の勝ちとなる。

 今回のイベントでは、このアドホックモードを使い「ワイヤレスでカズオ」をウェイン・グールドさんとほしのあきさんで対戦することになった。ほしのあきさんは「すごく遅いですよ! 1時間くらいハンデを付けて欲しいくらい」と予防線を張ると、ウェイン・グールドさんも「私は紙でやるのが好きなんです」と牽制。いざ試合を始めると、ウェイン・グールドさんがスルスルと数字を埋めていった。最終的にはウェインさんが55%を埋めて勝者となった。

 ここで、ほしのあきさんから「もう1回やりたい!」との申し出があり、今度はハンデが付くこととなった。設定されたハンデは1分。しかし前述の通り、ウェインさんも勝ったとはいえ、比率が55%とほしのあきさんとの差はわずか。「それほど差を付けて勝ったわけではないので、1分のハンデはヤバイかもしれません」とちょっぴり弱気。

 ゲームがスタートすると、ほしのさんは前回以上のスピードで数字を埋めていき、1分の段階で20%を埋めた。ここでウェインさんが参戦。ほしのさんも「(ウェインさんが) ゲームに参加したと思ったら焦っちゃった」とドクロマークを出したりしたが、さすがにこの差はひっくり返すことができず、今度はほしのさんが55%を埋め、見事に勝利を勝ち取った。

 ほしのさんは「作った方と対戦できるなんて嬉しかった」と感想を述べながらも、「ものすごく早いのかと思ったら意外にも私と同レベルで (笑) 。いや、私より少し速いけど……」とコメントし、記者陣の笑いを取った。ゲームは、「ロケなどに出かけるとみんなもゲーム機を持っているので一緒にプレイする」というが、「いつもビリッケツ」と言うほしのさんだが、「皆さんもこの数字のパズルで頭の回転をよくして、ぜひ私と戦ってください」と最後にアピールし記者会見は終了した。

 ウェイン・グールドさんによれば、『カズオ』をプレイするコツとして「常に横軸と縦軸を見て、一部分だけを見るのではなく、全体を見ることが重要」だとか。いくつか解き方があって、なるべくボックス単位で入れていく方法や、縦横の列ごとに埋めていくなどの方法もある。また、決められた数字から埋めていく方法……たとえば、全てのボックスの“1”を埋めていくといった方法もある。ちなみにウェインさんはこの方法が好きだそうだ。

 ウェイン・グールドさんは最後に「今回紹介した『カズオ』は非常にシンプルだけど遊び甲斐のあるパズルで、楽しんで欲しい。今回のイベントでほしのさんが楽しんだようにだれでも楽しめます」とコメントし締めくくった。

ウェイン・グールドさんは、判事として香港の裁判所に務め、その後退職し日本を旅行していた時に「SUDOKU」と出会い衝撃を受け、英国で紹介したところ大ヒット。その後世界中に広めていった 今回ウェイン・グールドさんに挑戦したほしのあきさん。謙遜していたが、対戦モードではウェイン・グールドさんとそれほど実力の違いは感じられなかった ウェイン・グールドさんは「こうやって素敵な人の横でプレイするのはドキドキする」と嬉しそう
ゲーム画面はそれぞれの横に設置されていたのだが、スタートするとコメントもままならないほど無言で熱中してプレイ ほしのあきさんもかつて無いほどの真剣な表情で、PSPの画面をのぞき込み、マス目を埋めていった 1回目はウェイン・グールドさんに惜敗したが、2度目は1分間のハンデをもらい、逆に勝利をものにした。勝利した瞬間、PSPの画面を報道陣に向けて見せて大喜び
【スクリーンショット】
「カズオ」では、横一列、縦一列、ボックスなどそれぞれの単位で数字が揃うとその瞬間に青く光る効果が入る。このほかにも各ボックス全てに数字が揃うと同じように数字の入ったマスが光る。どこまで揃ったかがその瞬間わかるのは、爽快感がある PSP版「カズオ」に収録されている対戦モード。先に入れたもの勝ちで、入れようと思っていても、早く入れていかないとどんどん対戦プレーヤーに入れられてしまう。ちなみに間違った数字を入れるとペナルティとして一定時間数字を入れることができなくなる。最終的に自分の入れたマス目のパーセンテージが表示されて勝敗が決する。


Kazuo TM (C)2006 Sony Computer Entertainment Europe.
Published by Sony Computer Entertainment Inc.
under license from Sony Computer Entertainment Europe.
Developed by Sumo Digital. All rights reserved.
「SUDOKU」、「数独」は株式会社ニコリの登録商標です。
「カズオ」に収録されている問題には株式会社ニコリの問題は入っておりません。

□プレイステーションのホームページ
http://www.jp.playstation.com/
□PSPのページ
http://www.jp.playstation.com/psp/
□「カズオ」のページ
http://www.jp.playstation.com/scej/title/kazuo/
□関連情報
【3月20日】手軽に遊べる数字パズル
SCEJ、PSP「カズオ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060320/kazuo.htm

(2006年5月22日)

[Reported by 船津稔]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.