セガ、ゲームクリエイター独立支援プログラムを設立 試験運用として中裕司氏の新会社「PROPE」6月設立
5月8日 発表
株式会社セガは、ゲームクリエイターの将来を見据えた独立支援策の一環として、「ゲームクリエイター独立支援プログラム」を2006年6月から設立の検討に入る。第1弾の試験運用として、同社のR&D クリエイティブオフィサーを務める中裕司氏の新会社「株式会社プロペ (PROPE)」の新会社設立に向けた独立支援を行なう。
「ゲームクリエイター独立支援プログラム」は、社内開発部門から独立した開発会社を設立し、クリエイターが独自のコンテンツ開発に専念できるよう環境を作り上げることを目的としている。同社ではリリースにおいて「才能や独創性を伸ばすことによる開発力の向上と、企業としても独立会社との関係を維持することにより、開発機能の強化や人材資源の活性化を促進」するとしている。
支援概要としては、独立開発会社への20%以下の出資を行なうと共に、新会社に開発委託を行なうことで支えていく。このほかの詳細についてはモデルケースを元に順次行なっていくとしている。
そのプログラムの試験運用として会社設立となるのが、中裕司氏が代表を務める「株式会社プロペ (PROPE)」。6月1日の設立を予定している。資本金は1,000万円でセガの出資比率は10%。“PROPE”の意味はラテン語で「すぐそばに/近い将来に」という意味を持ち、「ゲームというエンターテインメントが、もっと身近で楽しまれるように……ユーザーの皆さんと僕らが、もっと親密になれるように……そして、近い未来のエンターテインメントを創っていくために……」という想いからこの社名になったとしている。
セガでは、功績のあったゲームクリエイターを対象に、段階的に独立支援プログラムを立ち上げていき、後々は汎用的に導入していきたいとしている。
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□ニュースリリース (PDF形式)
http://sega.jp/release/nr060508_1.pdf
□プロペ (PROPE) のホームページ
http://prope.jp/
(2006年5月8日)
[Reported by 船津稔]
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