|
会場:TFTホール
PS2「.hack//G.U.」は、オンラインゲームをテーマにした「.hack」シリーズの最新作として、5月18日に発売されるアクションRPG。PS2「.hack//SIGN」の続編に当たる作品で、前作のときの「Project .hack」と同様に、「.hack conglomerate」として、バンダイナムコゲームスと角川書店、テレビ東京、文化放送、ビクターエンタイテインメント、バンダイビジュアル、バンダイネットワークス、サイバーコネクトツーが協力して、マルチメディアに展開している。
「.hack//G.U. 感謝祭誕」は、PS2用ゲームの第1弾「.hack//G.U. Vol.1 再誕」の発売記念イベント。抽選で選らばれた一般のファン400人あまりを招待して開催された。
まずは「.hack//G.U.」を中心とするマルチメディア展開や、現在までに放送されたテレビアニメ「.hack//Roots」第5話までの登場キャラクタの相関関係などを紹介。さらにアニメ版について、詳しく紹介するということで、テレビ東京のプロデューサー・東不可止氏、オーヴァン役の東地宏樹氏、タビー役の豊口めぐみさん、俵屋役の三宅健太氏も登場してトークショウが行なわれた。 アニメ紹介の後を継いだ東氏は「テレビ東京の4月のアニメランキングでトップになりました」と報告。テレビ東京の豊富なアニメ作品の中でも、もっとも注目を集めていることが明らかにされた。 続いて収録の話題で、東地氏は「オーヴァンは謎のあるキャラですが、台本をいただいて、少しずつ物語が動いてきているのがすごく楽しいです」といい、オーヴァンと似ているかと尋ねられると「似てはいないです。僕の左手にはあんなものはないです」と笑いながら答えた。しかし内山氏が「最初に東地氏とお会いしたときには、大人っぽい雰囲気と目が奥に光るサングラスがリアル“オーヴァン”っぽいと印象を受けました」と語ると、「じゃ、じゃあ、似てるかもしれません(笑)」と前言を翻し、会場中からも笑いが沸き上がった。 前作にも出演していた豊口さんは「前回は出すぎたのでもうないかなと思っていましたが、半年前からスケジュールを押さえられていました。収録では関西弁が難しくて、これが半年も続くなんて胃が痛いよと思いました。でも、タビーという全然違うキャラクタなので、楽しくやっています」と感想を語った。「どうです、ネコミミ?」と聞かれると「いや~、ネコミミですよ。初ネコミミ役」と嬉しそうに答えていた。 三宅氏は「アニメからの参加だったので、『.hack』の世界観自体あまりよく知らなかったんですよね。なので、勘だけというか本能のままに好きにやらせてもらっています」という。そして他の出演者からは、三宅氏は大酒飲みで、ビールをピッチャーで何杯も飲み、よく記憶をなくしているなど、爆笑のエピソードをざんざん披露され、照れまくっていた。 そして、アフレコ現場の映像をはじめ、残念ながらこの日のイベントには参加できなかった、ハセヲ役の櫻井孝宏氏、志乃役の名塚佳織さん、直毘・八咫役の山崎たくみ氏、エンダー・パイ役の小林沙苗さんらからのビデオメッセージが流された。さらに、アニメ版監督の真下耕一氏と、専門誌「.hack//G.U. The World」編集担当デスクの田村淳一郎氏から届いたメールメッセージも公開された。このうち、真下氏のメールでは「誰が一番酒が強いのか?」という質問があり、「“強い”というのが飲む量だったら三宅君だと思うんですよ」(東地氏)、「でも彼は酒に飲まれてるんですよ」(豊口さん)と言いながらも、三宅氏ということでまとまった。 専門誌「.hack//G.U. The World」の紹介では、そこで掲載中の4コママンガ「.hack//4koma」のところで、各コマのセリフを声優さんがしゃべってくれるという場面も。東地氏がハセヲやアトリの声をあてたり、三宅氏がカイトを担当するなど、実際にはありえない組み合わせで、会場中が大爆笑の渦に巻き込まれた。
トークの最後には東氏から「5月18日にゲームが発売されてプレイしたら、必ず1話から見直してくださいね。新しい発見があると思いますので。ゲームをプレイしている途中でアニメを見ると『なるほど!』というようなことや、また逆にアニメを見てからゲームをすると『こんなキャラがあんなところに!』といった発見もあります。アニメとゲームの両方を楽しんでください」とまとめていた。
各自が担当するキャラクタの紹介の後、松山氏からゲームの紹介を行なった。開発用のゲームをステージ上で操作し、基本的なシステムから、アニメ版のシーンと同じ場所を紹介するなど、アニメを見ているファンにとっては嬉しい演出を取り混ぜながら解説。中にはネタバレに近いようなところを見せてしまうなど、ライブ感たっぷりの紹介だった。 そして今作で新たに追加された、3人1組で対戦するアリーナバトル。「.hack//G.U. Vol.3」のアリーナバトルに登場するキャラクタを、このイベントで会場のファンとともに作成するという企画も行なわれた。 キャラクタパターンは、松山氏が用意したいくつものパターンの中から、川澄さんが「狙いすぎですか?」と言いながら、か弱い女の子みたいな“人間女10”を選択。次のジョブは、小さい女の子が大きな武器を持つというアンバランスさがウケ、“撃剣士(ブランディッシュ)”に決定。名前は、イベントの参加者から事前に実施したアンケートを元に、20個の名前の候補を選出。その中から声優陣が4つにまで絞り、ファンの拍手の大きさで選ぶことに。その結果、斎賀氏が強くプッシュしていた「バルムンチョ」に決定した。アリーナは3人1組なので、選から漏れた名前も残りの2人に使われることになった。「感謝祭誕」というチーム名で「Vol.3」のアリーナバトルに登場する。 また、内山氏から、このアンケート回答者すべての名前をスタッフロールに載せることを発表する。松山氏はあらかじめ知らされていなかったのか、慌てて「この人数をスタッフロールにしたら大変な長さになりますよ」と抵抗するものの、ファンからの拍手や歓声に押し切られる形で載せることを約束していた。 その後、予約特典DVDに収録されているムービーの一部と、DVDに収録されていない東京ゲームショウ限定で制作されたケロロ軍曹が登場するプロモーションムービーが上映された。
最後にはサイン入りマウスパッドやアニメのアフレコ台本などが当たる抽選会が行なわれ、イベントは終了した。
□バンダイナムコゲームスのホームページ http://www.bandainamcogames.co.jp/ □サイバーコネクトツーのホームページ http://www.cyberconnect2.jp/ □「.hack」シリーズのページ http://www.hack.channel.or.jp/ □「.hack//G.U.」のページ http://www.hack.channel.or.jp/gu/ □関連情報 【4月5日】バンダイナムコゲームス、PS2「.hack//G.U.」 発売記念イベント開催決定。参加者を募集中 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060405/hack.htm 【2月6日】バンダイ、「.hack//G.U.」プロジェクトを発表 PS2用ゲームは全3巻構成で5月より順次発売 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060206/hack.htm 【2005年5月20日】【E3 2005】バンダイブースレポート PSP用FPS「攻殻機動隊 SAC」などアクションゲームが盛況 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050520/e3_ban.htm 【2005年5月18日】バンダイ、PS2「.hack//G.U.」を2006年に発売 今回もテーマはオンラインゲーム http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050518/gu.htm (2006年5月8日) [Reported by 滝沢修]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|