【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

コナミデジタルエンタテインメント、Xbox 360「Call of Duty 2」
史実で有名な数々の戦場を紹介

6月15日 発売予定

価格:7,329円

背景の表現はもちろんのこと、降り積もる雪や雨、煙などの表現なども秀逸
 コナミデジタルエンタテインメント株式会社は、第2次世界大戦を題材にしたXbox 360用一人称視点シューティング(FPS)ゲーム「Call of Duty 2」を6月15日に発売する。本作はActivisionから2003年にリリースされ、その年のGAME OF THE YEARに輝いた「Call of Duty」の続編で、先行販売されているXbox 360の北米版、そしてPC版ともに大ヒットとなっている作品。その日本語ローカライズ版がいよいよ登場する。

 ローカライズはゲームの音声等をそのままに、字幕や各種テキストが日本語化されるようだ。今回は、ゲームのステージ構成や敵や味方のAI強化などが公開されたので、これらを紹介していく。

 「Call of Duty 2」は第2次世界大戦中の北アフリカ戦線やヨーロッパ戦線、そしてスターリングラードと、ヨーロッパ、北アフリカ、ソビエト(ロシア)の3つが舞台。プレーヤーは戦地に赴く一兵士となって、戦場を駆けめぐることになる。なお、ゲーム中に登場する地名や作戦名などはすべて史実のとおり。もちろん、登場する銃器や戦車も、当時活躍していたものが登場する。

 さらに本作では、Xbox 360のスペックを生かしたグラフィックエンジンの強化が計られており、銃をはじめ、建物や煙、そして光源処理などの表現に優れ、戦場が醸し出す独特の雰囲気を見事に表現。また、開発スタッフが実際に戦地へのロケーションを行ない、フィールドの再現に生かしている。この他にも、銃器の発砲音は実銃から録音したものを使用していたり、兵士の台詞などにTVの俳優を起用するなど、細かい演出にも気を使っている。

ゲーム中でプレーヤーが実際に駆けめぐるステージ。立ち上る炎や黒煙など、戦争映画でよく見るシーンがリアルに表現されている 水陸両用車両から次々とビーチに上陸する米兵たち。ノルマンディー上陸作戦に触れる戦争映画では、このシーンをよく見かける。ゲームでプレイすることになれば、上陸作戦の困難さや敵陣に突進する恐怖を味わえることだろう
スクリーンショットのみの公開だが、トレーニングモードらしきものも存在する。操作方法などが画面上にアイコンで出るのでわかりやすい


■ 敵や味方のAIを改良し、より人間らしさを表現

 敵や味方のAIの強化も、本作の大きなポイントになっている。例えば、スナイパーの存在を確認したら、周囲の仲間へ警戒するように声をかけたりする。また、敵が別の方向から接近してきたら警戒の一声を発した後に迎撃行動を取ったりと、状況に応じて様々な対応を行なう。他にも正面に機関銃を構えた敵がいる場合、無理に突っ込もうとはせずに物陰に隠れて様子を見たりするなど、プレイの参考になる行動もとってくれる。

 また、味方のAIはプレーヤーの動きに追随するように、自らの行動を変えてくれる。状況によっては、釘付けになっているプレーヤーを後方から援護射撃でフォローしてくれるような連携も期待できる。

 これらの行動は味方だけに限らない。闇雲に突進してくるだけではなく、いったん退いて仲間と待ちかまえたりなど、敵も同様に人間のように動いてくる。ただ目視した敵を倒すだけではなく、周囲の状況や味方との連携を考えながら戦うことになりそうだ。

敵の攻撃に対して物陰に隠れて応戦する味方兵士。攻撃が止めば、物陰から飛び出して前進していく 指令を受ければそれに対して行動を開始する。またプレーヤーの動きに合わせて行動する味方もいるので、周囲をよく見て考えながら行動する必要がある


■ 史実で有名な戦場が多数登場

 本作の魅力のひとつに、戦いの舞台となる戦場が挙げられる。以下に挙げるものは今回明らかになったステージで、どれも第2次世界大戦に詳しいミリタリーファンなら知っている戦場だろう。もちろん、戦場だけではなく当時の有名な作戦名や将軍なども史実どおりに登場するようだ。

・ソビエト軍編 スターリングラード

 '42~'43年、ソビエト連邦領内、ヴォルガ河畔の西岸にあるスターリングラード(現在の地名はヴォルゴグラード)にドイツ、ルーマニア、イタリア、ハンガリーの枢軸国軍が侵攻。これをソビエト軍が撃退するまでが描かれる。

「冬季戦線」
 プレーヤーはソビエト赤軍の兵士、ヴァシリ等兵となってスターリングラードで行なわれる市街戦に身を投じる。敵の波状攻撃を防ぎつつ攻勢に転じ、ドイツ兵が立てこもる対ものを破壊しなければならない。

「一歩も引き下がるな!」
 市内に張り巡らされたパイプラインを利用し、敵が陣取る建物に突入して制圧。他にも、寸断された電話網の復旧や敵戦車に爆弾を仕掛けるなどのミッションが用意されている。

「スターリングラード要塞」
 スターリングラード市内で対抗を試みるドイツ兵を殲滅することに。建物を隔てての銃撃戦や敵スナイパーとの狙撃戦などがある。

狭いパイプラインに潜り込んで目的地へ。中で敵と鉢合わせになるようにシチュエーションはあるのだろうか
白銀の世界を血と黒煙で染めていくことになるスターリングラード戦線 野外だけではなく、薄暗い建物内部の表現もかなりのもの


・英国軍編 北アフリカ

 '42年、英軍はエジプト領内のエル・アラメインに最終決戦の陣を敷き、エルヴィン・ロンメル将軍の率いるドイツ・アフリカ軍を打ち破るまでと、ノルマンディー上陸作戦後の、フランスでの戦闘が行なわれる。

「エル・アラメインの戦い」
 全4ステージで構成。英国軍の大攻勢「スーパーチャージ作戦」によるドイツ軍撤退も描かれている。

「戦車大隊」
 英国軍編のプレーヤーは戦車兵となり、40両にも及ぶ戦車が登場する戦車戦と敵の保有する88ミリ砲の殲滅するミッションに挑戦することになる。全2ステージ。

「ロンメル将軍最後の抵抗」
 北アフリカ戦線の最終決戦。舞台をチュニジアに移しての戦闘が全3ステージで描かれる。チュニジア各地を転戦し、砂漠の町で行なわれる市街戦が目玉のようだ。

「カーンの戦い」
 舞台がフランスに変わり、ノルマンディー上陸作戦後を描く。激戦地となったカーンという町での市街戦がメインのステージ。

隊列を組んで走行する戦車隊。歩兵戦とは違った操作や戦術などがありそうだ 飛び交う無線もゲームを盛り上げてくれる要素。現在の状況を知る手段にもなる
戦車戦から市街戦に移行すると、銃を持っての歩兵戦に移行 木箱の陰や屋根の上など、敵はいろいろなところに潜んでいる。索敵の素早さと味方との連携が重要になりそうだ


・米軍編 フランス~ドイツ

 プレーヤーは'44年6月6日に行なわれた連合軍の「ノルマンディー上陸作戦」に参加。史上最大の上陸作戦といわれ、第2次世界大戦でもっともよく知られている作戦でもある。

「D-デイ」
  オック岬の要塞を破壊するため、100mもの崖を敵の砲撃をかいくぐって登ることになる。水陸両用車両での上陸から~全3ステージで構成されている。

「400高地」
 400高地と呼ばれるポイントでの戦いが繰り広げられる。400高地の麓にある市街地を舞台にした接近戦闘から400高地の頂上での戦闘までが展開される。

「ライン河を渡れ」
 ライン川を越え、いよいよドイツ本土への進攻が開始される。ライン川の対岸にある街に陣を構えるドイツ軍を撃退して街の確保することが目的で、街への進入と市街戦がメインになるステージだ。

水陸両用車両から海岸に上陸。砲弾の飛び交う中、目標に向けて進むことになる。もちろん砲弾の餌食になればひとたまりもない この崖を登ることに。上には当然のごとく敵が待ちかまえているので、登っている味方を援護することになるだろう。自分が登る際には下にいる味方が援護してくれるのだろうか……


【スクリーンショット】


(C) 2005 Activision Publishing, Inc. Activision and Call of Duty are registered trademarks of Activision Publishing, Inc. All rights reserved. This product contains software technology licensed from Id Software ("Id Technology"). Id Technology (C) 1999-2005 Id Software, Inc. (C) 2005, Discovery Communications, Inc. Military Channel, logo and Go Behind the Lines are trademarks of Discovery Communications, Inc., used under license. All rights reserved. www.discovery.com. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners. Marketed and distributed in Japan by Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

□コナミデジタルエンタテインメントのホームページ
http://www.konami.jp/
□「Call of Duty 2」公式ページ
http://www.konami.jp/gs/game/cod2/x360/
□関連情報
【2005年12月5日】コナミ、Xbox 360「Call of Duty 2」
マルチプレイの概要を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051222/cod.htm
【2005年12月5日】PCゲームレビュー「Call of Duty 2」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051205/cod2.htm
【2005年11月25日】Xbox 360「Call of Duty 2」
2006年2月16日コナミより発売予定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051125/cd2.htm

(2006年4月28日)

[Reported by 渡辺洋二]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.