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2006年夏 発売予定 価格:未定
【ブレイブ ストーリー 新たなる旅人】
価格:未定
「ブレイブ ストーリー」シリーズは、宮部みゆきさんの同名の著書を原作とした作品。ゲームのほか、7月8日にはアニメーション映画も公開されるなど、メディアミックスによる展開が予定されている。
PS2用「ブレイブ ストーリー ワタルの冒険」は、劇場版の世界を完全再現したアクションアドベンチャーゲーム。父が突然家を出て、母は自ら命を絶とうとするという過酷な境遇により、11歳の少年ワタルはばらばらになった家族を取り戻すため、運命を変えるという扉をくぐり、現世から幻界(ビジョン)へ旅立つ。 幻界は、剣と魔法のファンタジー世界。千年に一度だけ幻界に2人現われる「旅人」となったワタルだが、総合評価35点の「見習い勇者」とされる。5つの宝玉を手に入れ、女神がいるという「運命の塔」を目指す旅に出ることになったワタルは、ミーナを始めとした仲間と旅をしながら、さまざまな困難に行き当たる。その旅の中で、ワタルが少しずつ成長していく姿が描かれる。
ゲームでは、宝玉を手に入れて剣と組み合わせることで、新たなアクションが可能になる。また仲間のサポートや、仲間の特殊能力によるギミックの解除など、仲間の存がアクション面、アドベンチャー面のゲーム性を高める仕組みになっているようだ。
主人公はワタルとは別人だが、同じ小学5年生の少年。原因不明の病に倒れた幼馴染を救うため幻界に渡る。世界観が同じというだけあって、ワタルやミーナといったキャラクタや、原作の舞台となった名所も登場する。 プレーヤーキャラクタは、劇場版に登場する5人を含めた11人。キャラクタデザインは安田朗氏によるものに変更されており、PS2版のようなアニメ調のシェーディングも使われていないため、ビジュアル的にはかなりPS2版とは異なる印象を受ける。 ゲームは「スタンダードなRPGを追求した」としており、マップを移動し、ランダムでエンカウントするという一般的なシステムを採用。さらにバトルへの移行には読み込みが発生しないようにし、誰でも快適にプレイできることを目指している。 しかしながら、ただシンプルさを目指したわけではなく、新しい試みが随所に組み込まれている。まず目を引くのが戦闘時の画面演出で、漫画の書き文字のようなエフェクトが発生。音を消して遊んでいても爽快感が得られるよう配慮したものだという。 戦闘システムでは、「エクストラアタック」というシステムを採用。残りHPの少ない敵に強力な攻撃を仕掛けると、その余力で他の敵にも攻撃を仕掛ける。うまく使えば敵を早く一掃できるため、攻撃する順番などで戦略性も生まれるだろう。 一般的なRPGでのMPに相当するものとして、「ブレイブ・パワー」が存在する。これは連続して攻撃することによって上昇するという特性を持つ。さらに、連続して攻撃することで「ブレイブ・カウント」が上がっていき、それに応じて「ブレイブ・パワー」の上昇量が増えていく。特に強力な敵を相手にする際は、どこまで我慢して「ブレイブ・カウント」を稼ぎ、「ブレイブ・パワー」をためるかという駆け引きが重要になりそうだ。
仲間と一緒に戦っていくと、戦闘ごとに「絆値」が上昇し、仲間と協力して発動する攻撃「絆勇技」を覚える。「絆勇技」にはダメージ以外の特殊効果が備わっており、さらに「絆値」が高いほど攻撃力が上昇する。同じ仲間を使い続けて「絆勇技」を強化するか、あるいは多くの仲間を使って多彩な「絆勇技」を習得するかという成長要素、あるいはどの場面でどの仲間を使うかというパーティ編成など、柔軟な戦略が求められるだろう。
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□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ (2006年4月28日) [Reported by 石田賀津男]
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