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今回出展された商品の傾向として、小型液晶を搭載した育成ゲーム型の商品や、音楽系の商品が目立っていた。「育成ゲーム型の商品」として同社が力を入れているのは、「魔法でへんげぇ でぃ~にゃ」。設定としては、ミッキーマウスが魔法をかけて変化した「でぃ~にゃ」をコレクションするというもの。持っている魔法のボールを掛け合わせると「へんげぇ (変身)」するので、どんどん変身させ、より多くのキャラクタをコレクションするのが目的となる。「魔法のボール」はダンスコンテストなどのミニゲームをプレイし魔法ポイントを貯め、ショップで購入することで手に入れることができる。 “Food系”、“Fashion系”、“Animal系”と3機種用意されており、それぞれ50種類の「でぃ~にゃ」を収録。中にはレアキャラも登場するという。赤外線通信で魔法のボールの交換を行なったり、対戦ミニゲームを楽しむこともできる。 もう一つの特徴としてあげられるのは、中央にある決定ボタン。ゴムの様な素材でできており、これまでにない“ふにふに”とした感触となっている。このボタンを押すと、画面内の「でぃ~にゃ」が泣いたり笑ったりといった反応を見せ、コミュニケーションを取ることが可能。このコミュニケーションを取っていくことで「フニフニレベル」が上下し、表情も変わっていくという。 育成系の小型ゲームは色々とあるが、インターフェイスに今回のように特殊な素材を使ったり、タッチパッドを採用するなどして差別化を図る商品が登場し始めたようだ。「魔法でへんげぇ でぃ~にゃ」は8月3日発売予定で、価格は2,604円。
ニンテンドーDSの「Touch! Generations」シリーズのヒットを受け、エンターテイメントと教育、他分野と融合した大人向け商品が目立ってきたが、タカラトミーの商談会でも注目すべき2タイトルが出展されていた。 一つめは「夫婦のビタミン」。基本的には男性をターゲットとした商品で、「ご主人の対話力が夫婦関係を3倍楽しくする!」がキャッチフレーズ。奥さんとの会話で地雷を踏まないようにするためにトレーニングすることが目的。たとえば電話がかかってきたときに、「電話にでてよ」と奥さんに言われた時どう答えるのか? 「ゴミを捨ててきてよ」と言われたときにどう答えるのか? 実に身近な話題ながら、誰もが悩んでいる夫婦間の話題という内容について、この商品を通じてトレーニングすることで、夫婦間の会話を鍛えるということが目的。 この商品を説得力溢れるものにしているのが、米国で普及しているという夫婦カウンセリング用診断テスト「エンリッチ」をベースにしているという点。ミネソタ大学家族心理学教授のデーヴィッド・H・オルソン博士によるもので、この「夫婦のビタミン」にも取り入れられている。125の質問に答えることで、夫婦間の繋がりが赤裸々にわかるという。 「夫婦のビタミン」には、417の質問事項が収録され、ランダムで出題される。相性診断では夫に対して7問出題され、さらに奥さんに向けて7問出題される。これで夫婦の位置関係を知ることができる (奥さんに答えてもらうのがこわい場合は、夫が自分で答えてもいいとか)。そしてトライアル版では12問出題され、それに答えることで診断結果がわかる仕組みになっている。さらに深く診断して欲しい場合は、「対話力診断」を選択すると96問がランダムに出題される。これを繰り返し行なうことで夫婦の会話をトレーニングできるという。ちなみに各設問には三択で答えることになる。 まじめに挑戦しても良いし、パーティグッズとしても十分威力を発揮しそうな「夫婦のビタミン」だが、7月末に4,200円で発売される予定となっている。 また、つい先日、弊誌の「気になるe-Toy遊んでレポート」でも紹介した「EQトレーナー」のシリーズ2作目が早くも登場する。今作では、日頃使っている日本語を見直そうということで、商品名もズバリ「日本語鍛えよう」。 間違えやすい日本語の問題を1,000問以上収録しており、杏林大学の金田一教授が監修している。ジャンルは、「ビジネス達人編」、「正しい礼儀作法編」、「モテる雑学編」、「めざせセレブ編」の4つが用意されている。問題に答え正解数で実力を判定するクラスアップモードでマスターを目指すのもよいし、弱点を克服するために復習することができる「鍛錬モード」も用意されている。インターフェイスは「EQトレーナー」と同じくタッチペンを採用している。
発売は6月を予定しており、価格は5,250円。「雪辱を晴らす」と「雪辱を果たす」でどちらが正しいか悩んでしまう人は試してみると良いだろう。 この春の発売を予定していた室内用赤外線コントロール飛行機「TOMITECH エアロソアラ」の発売が7月15日に延期となった。極限まで小型軽量化するために、素材などはもちろんのこと接着剤の量にまで検討を重ねて作り上げられたというだけあって、なかなか大量生産化することも難しく、やむを得ず夏に発売延期となってしまった。 基本仕様は変わりなく、2バンド仕様で2機までは同時に遊ぶことができる。超軽量であるため、それこそエアコンの風でも影響を受けてしまうほど。今回の商談会ではほぼ製品版の状態でパッケージも展示されていた。写真を見ていただけるとおわかりのように、これ以上はないのではと思われる米粒大のモーターが搭載されている。
モーターは小型だが、上昇・下降から旋回や低空飛行、八の字飛行など高度なテクニックも披露することができる本格派。同社担当者によれば、発売日はほぼ確定と言うことで、夏には確実に遊べるようになりそうだ。
そして、これまでは比較的古いグラフィックスを再現することが多かったが、新商品として今回「どこでもいっしょ」が加わることとなった。「どこでもいっしょ」の「.S (ドッツ)」版は、白いピンで文章を書いており、“言葉”を憶えるというゲーム性をうまく表現している。文章は自分で自由に書き換えてみても良いかもしれない。
「.S (ドッツ) どこでもいっしょ Aセット」は、トロ、ジュン、スズキを作ることができる。「Bセット」はトロ、リッキー、ピエールを作ることが可能なセット。これまでの背面ボードには色が入っていたが、「どこでもいっしょ」セットのボードは新しいクリアブラックとなっている。両セットとも5月に1,449円で発売される予定。 (2006年4月13日) [Reported by 船津稔]
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