価格：未定

　アイディアファクトリー株式会社は、プレイステーション 2用女性向け恋愛アドベンチャー「緋色の欠片」を7月に発売する。価格は未定。

　PS2用「緋色の欠片」は、同社の女性向けゲームブランド「IF 乙女いと♪」の第4弾タイトル。同社オリジナルのタイトルとしては、「星の降る刻」に続いて2作目となる。

　本作の舞台となるのは、山間部にある小さな村。両親の海外転勤のために母の実家に帰ることになった春日珠紀は、村で突然奇妙な生き物たちに襲われるが、鬼崎拓磨という少年に助けられる。珠紀は祖母から、「鬼斬丸」という刀の封印が溶けかけていることと、そのために異形のものが村に集っていることを知らされる。玉依の血を継ぐものとして「鬼斬丸」を再び封印する使命が与えられた彼女の周囲には、「守護者」と呼ばれる少年達が現われる。

主人公の春日珠紀(かすが たまき)。元気で前向きな高校2年生

　ストーリーは和風の設定をベースにしながら、西洋的なエッセンスも取り込んだ、ファンタジー奇譚になっているという。「鬼斬丸」の封印を妨げる謎の集団と戦う中で、珠紀と「守護者」たちとの恋愛模様が描かれる。

　設定もさることながら、女性向けタイトルの本作では、キャラクタデザインやキービジュアルなどにも注力しているという。音声は主人公の珠紀を除きフルボイス。声優陣はまだ未発表ながら、豪華な顔ぶれが揃えられているという。

　ゲーム内容では、通常のアドベンチャーパートとは別に、「玉依姫神社」というおみくじシステムを搭載。1日1回だけおみくじが引けるというもので、一定の枚数がたまると、本編では見られないイベントCGを獲得できる。

【守護者】
鬼崎拓磨(おにざき たくま) …… 高校2年生の17歳。強い力を操る能力を持つ。時折冷めた様子も見えるが基本的には熱血タイプ。守護者の中では年少だが、周囲から年下扱いされるのを嫌っている
狐邑祐一(こむら ゆういち) …… 高校3年生の18歳。幻術と炎を操る能力を持つ。クールで物静かな外見から知的な雰囲気を漂わせているが、実はただボーっとしていることが多い
鴉取真弘(あとり まひろ) …… 高校3年生の18歳。風を操る能力を持つ。勝気な性格ながら背の低さをコンプレックスにしており、そのため拓磨に絡むことが多い。しかし意外と後輩思いな一面も持つ
大蛇卓(おおみ すぐる) …… 守護者の中では最年長の25歳。水と大地を操る能力を持つ。年長者としての落ち着きを見せるだけでなく、先代の玉依姫からも片腕として頼りにされる実力者
犬戒慎司(いぬかい しんじ) …… 高校2年生の17歳。言霊を操る能力を持つ。おとなしい性格で、守護者ではあるが戦いを嫌う。村を離れていたが、珠紀が帰省したことで戻ってくることになる

【スクリーンショット】
ゲーム画面はオーソドックスなテキストアドベンチャー形式。主人公以外のキャラクタはフルボイスでストーリーが進行する	「愛キャッチシステム」により、好感度が上がったときにキャラクタの背景が変わって知らせてくれる。各キャラクタの好感度によってエンディングも変化する
ゲームに出てくる用語や登場人物のプロフィールは、「玉依姫外典」で確認できる

(C)2006 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY

□アイディアファクトリーのホームページ
http://www.ideaf.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ideaf.co.jp/hiirono/kakera.html

(2006年3月30日)

[Reported by 石田賀津男]