セガ、「ギルティギア イグゼクス スラッシュ」の全国大会を開催 優勝キャラは「チップ・ザナフ」
3月19日 開催
会場:セガ本社一号館
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110人が参加したリザーブマッチの優勝者は「帰ってきたカレイドスター」氏 |
株式会社セガは、ゲームセンターで人気の2D対戦格闘ゲーム「ギルティギア イグゼクス スラッシュ」の全国大会「GUILTY GEAR GIGS The 2nd」の決勝大会を開催した。会場は昨夏に開催された前回大会「GUILTY GEAR GIGS」と同じセガ本社一号館、この日は500名のギルティファンが来場した。
この大会は、全国のセガアミューズメント施設約100店舗にて約2カ月間に渡り予選を開催した「ギルティギア イグゼクス スラッシュ」初の公式全国大会。大会レギュレーションは、個人戦のトーナメント方式。タイムは99 (NORMAL)で2本先取した選手が勝ち残る。当日開催されたリザーブマッチの優勝者を含めた32名でトーナメントを行なった。
ホールには雌雄を決する対戦ステージの他に、アーケード版「ギルティギア イグゼクス スラッシュ」の対戦台、そして4月13日発売のPS2版「ギルティギア イグゼクス スラッシュ」の試遊台が設置されていた。
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対戦台、PS2版の試遊台も長蛇の列 |
会場では優勝者予想クイズも行なわれた |
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ファンに配布されたプレゼントとその中身(PS2版プロモDVDなど)。携帯クリーナーは記事最後にて読者プレゼント |
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110人が参加したリザーブマッチの優勝者は「帰ってきたカレイドスター」氏 |
また、ステージではトーナメント本戦の前にセガ岡村氏よりPS2版「ギルティギア イグゼクス スラッシュ」のプレゼンテーションが行なわれた。PS2版では全てのキャラでEXキャラを使うことができる。EXキャラには特殊な技や演出が用意されている。会場では実際に岡本氏がPS2版をプレイし、ファウストの一撃必殺技「今週のYAMABA」が「ギルティギアゼクス」の時代の演出(敵をアフロヘアにする)でA.B.Aをアフロヘアにする、聖騎士団ソルに新規実装されたPS「ギルティギア」のソルの一撃必殺技「オールガンズ ブレイジング」を入力するなどしていた。
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ゲスト席では開発チームのアークシステムよりGGシリーズゼネラルプロデューサー石渡太輔氏(鶴のかぶり物)、GGXXSプロデューサー森利道氏(ガチャピンの覆面)、「月刊アルカディア」ライターのパチ氏が着席した |
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白い公式ジャンパーを着て並ぶ32士。長州小力のコスプレをするのは前回優勝者の小川氏 |
前回大会上位者が今回も猛威を奮うと予想された今大会。だが、トーナメントは意外な展開を見せた。トーナメント初戦では、前回大会準優勝者のFAB氏(ポチョムキン)と、トッププレーヤーの殺意の波動に目覚めたかきゅん氏(聖騎士団ソル)が対戦。お互い1ラウンドを取り、両者譲らない2ラウンド目、ポチョムキンバスターを決められて体力を大幅に奪われたかきゅん氏だが、しゃがみS、ジャンプHSなどで攻め込みFAB氏を下した。
そして前回優勝者の小川氏(エディ)を阻んだのは堀ススム氏(チップ)。こちらも試合の勝敗は3ラウンド目までもつれ込む。小川氏のエディは設置系の技で相手を固めにかかり、傍目にもミスはなかったと感じる。その攻勢をいなしたのは堀ススム氏。任意の場所にテレポートする毅式転移、突進技のα、γブレードを駆使してフィールドを自在に移動。観戦者たちもその動きを追いきれないほどの素早い動きで揺さぶり、連続技もしっかりと決めた堀ススム氏が3ラウンド目を制した。
その他、トーナメントでは名シーンが続出。ヒスイスキー氏(A.B.A)による諸刃コンボと最低空「根絶」のフォースロマンキャンセルからの崩し、ピザ氏(スレイヤー)とNANA MIZIKI LIVEDOM 2006氏(スレイヤー)の凄絶なパイルバンカーの打ち合い、蟹氏(紗夢)と帰ってきたカレイドスター氏(紗夢)の紗夢を知り尽くした両者の対決などが会場を沸かせた。この模様は後日DVDとして発売されるので、ファンはぜひそちらで確認してほしい。
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プレーヤーの手元は尋常ではない速度で動き、精度の高い入力をしている |
試合は進み、準決勝第一試合はエートロ改氏(カイ)とCS氏(ポチョムキン)。ポチョムキンのダウンを奪い、その起き上がりに飛び道具のスタンエッジ・チャージアタックを重ね、さらに下段技や投げを入力するエートロ改氏。画面端に追い込んだポチョムキンを、エートロ改氏のカイがストレートで仕留めた。
準決勝第二試合、ななし氏(ヴェノム)と堀ススム氏(チップ)。ボール生成(ボールを空中に設置する技)で有利な空間を作り出すななし氏だが、堀ススム氏はチップの機動力を活かす。空中ダッシュをメインに上空から猛攻を加え、掘ススム氏がななし氏にストレート勝ちした。
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決勝は堀ススム氏(写真左)とエートロ改氏(写真中央)の対決 |
そして迎えた堀ススム氏(チップ)とエートロ改氏(カイ)の決勝戦。ここでは2ラウンド勝利で終了ではなく、2ゲームを先取したほうが優勝者となる。「無理! 誰か代わって(笑)!」これは1ゲームが終わった時のエートロ改氏の台詞である。モニターはまるでチップの処刑場に見えた。堀ススム氏のチップがカイをストレートで下し、1ゲーム目を先取したのだ。もちろん、エートロ氏も手を抜いたわけではない。だが、チップには毅式転移などの強力な移動技があるため、どうしてもカイ側が攻めあぐねてしまうのだ。試合はチップのワンサイドゲーム。堀ススム氏は2ゲームをストレートで決め、「GUILTY GEAR GIGS The 2nd」の覇者となった。
表彰式では優勝者の堀ススム氏、準優勝者のエートロ改氏にトロフィーとサイン色紙が手渡された。こうして約3時間の激戦は幕を閉じた。熱狂的なやり込みを続けるギルティプレーヤーたちの層の厚さ、そしてゲーム発売後もプレーヤーをサポートし続けるセガの姿勢を確認できる良いイベントだった。次回はPS2版「ギルティギア イグゼクス スラッシュ」を使ったGIGを開催していただきたい。ただ、次は堀ススム氏の優勝が決まった時点で実況の方が「優勝者はエートロ改ー!」と間違えないようにしてあげてください……(笑)。
【プレゼント】
大会を開催した株式会社セガ様より、「ギルティギア イグゼクス スラッシュ」の携帯クリーナーをご提供いただきました。この携帯クリーナーは当日会場で参加者に配布された大会出場記念のもの。9人の登場キャラクタが描かれた携帯クリーナーを9種類セットにして3名様にプレゼントします。
【応募方法】
応募締切 :3月26日 23:00 まで
当選発表 :発送をもってかえさせていただきます
応募方法 :下記のフォームに入力して、送信してください
※ 応募フォームの送信はSSL対応ブラウザをご利用ください。SSL非対応のブラウザではご応募できません。 ※ ご回答いただいた内容(データ)は、当選者の選考および、プレゼントの発送にのみ使用し、その他の目的で使用することはありません。
(C)SEGA Corporation, 2005 / 1998-2005 ARC SYSTEM WORKS Co., Ltd.
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「GUILTY GEAR GIGS The 2nd」のページ
http://am.sega.jp/utop/news/gg_gigs2/
□「GUILTY GEAR GIGS The 2nd決勝トーナメント表」のページ
http://am.sega.jp/utop/news/gg_gigs2/k_t.html
□「ギルティギア イグゼクス スラッシュ」の公式ページ
http://www.guiltygearx.com/
□関連情報
【1月10日】セガ、AC「三国志大戦」、「ギルティギア イグゼクス スラッシュ」
全国大会を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060110/segaam.htm
(2006年3月20日)
[Reported by 福田柵太郎]
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