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価格:2,800円
DS「SIMPLE DSシリーズ Vol.8 THE 鑑識官 ~緊急出動! 事件現場をタッチせよ!!~」は、鑑識官となり事件を推理していくアドベンチャーゲーム。主人公は、江戸時代から続く警察一族「江波家」本家13代目こと「江波識子」。半官半民の鑑識捜査組織「科学捜査研究所」に所属する鑑識捜査官の識子は、先祖代々伝わる十手に宿る霊「江波査之介」、江波家に居座るネコマタ「鑑太」とともに、さまざまな難事件を解決していく。 ゲームの流れは、依頼された事件に対し「鑑識捜査」、「物証鑑定」、「聞き込み」などを行ない、事件の真相を少しずつ明らかにしていく。自問自答(セルフクエスチョン)で失敗すると減点され、スコアがゼロになると捜査終了になってしまう。 今作のポイントは、TVドラマなどで捜査官がやってみせる「さわる」、「つかむ」、「はたく」などの作業が、タッチパネルとタッチペンで捜査できること。たとえば、指紋採取のシーンであれば、タッチペンで“はたく”とアルミ粉で犯人の指紋が浮かびあがったり、バラバラになった紙片を組み合わせて復元したり、一見すると何も書かれていないメモを“こする”と隠された暗号が出現するといった具合。ただコマンドやポイントを選んでボタンを押す従来型のアドベンチャーゲームにはない、より直接的な捜査感覚が味わえる。 ストーリーは、本格的なサスペンスものから涙腺を刺激するハートフルなものまで、全10話を収録。時にはライバル……時にはパートナーとして協力するときもある美少女「遠山 ゴールディ 桜」といったキャラクタも登場し、サスペンスストーリーを盛り上げるのに一役買っている。
この作品は同社の「THE 推理」シリーズを手がけたスタッフが製作しており、プレイステーション 2で発売されている「SIMPLE2000シリーズVol.70 THE 鑑識官」の続編にあたる。もちろんストーリー的には独立しているので、前作をプレイしていないくても楽しめるが、前作をプレイしていれば、登場人物への思い入れも変わってくるかもしれない。ファンはもちろん、アドベンチャーゲームが好きな人であれば見逃せない一作になりそうだ。
(C)2006 TOMCAT SYSTEM (C)2006 D3 PUBLISHER
□ディースリー・パブリッシャーのホームページ (2006年3月17日) [Reported by 豊臣和孝]
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