GDH、「Master of Epic」と「ナイトオンライン」の 個人情報流出に対する社内対応を発表
3月7日 発表
株式会社GDHは、同社の子会社である株式会社ゴンゾロッソオンラインの運営するWindows用MMORPG「Master of Epic」と「ナイトオンライン」において、ユーザーの個人情報が流出した件について、社内での対応を発表した。
「Master of Epic」で発生した個人情報の流出は、2月17日に行なわれたシステムの移行作業中に発生。個人情報が書かれたデータが、作業中に誰でも閲覧可能なFTPサーバーに置かれ、そのまま約3日間放置されたことが原因。1,372件のゲームIDやパスワード、メールアドレスなど10項目が流出した。
「ナイトオンライン」では、3月2日に「第二回 転生・転職イベント」の当選者26名に当選を通知するメールを送信する際、担当者がCCに26名のメールアドレスを書いて送信した。これにより26名分のメールアドレスが流出。氏名や住所などの情報は流出していないとしている。
いずれの件も、不正アクセスやウイルス感染といった外的要因によるものではなく、担当者の情報管理に対する意識の低さから発生したものといえる。GDHはこの2件を受け、社内での対応策を発表した。
GDH社内には、新たに情報管理室を設置。弁護士などの専門家の協力を得て、個人情報保護の運用規定を制定するとともに、定期的に情報管理研修と情報監査を行なうとした。ゴンゾロッソオンラインには、GDHから執行役員ら3名を異動させる。またシステム人員を補強し、業務工程を見直すことで、セキュリティの強化を図るとしている。
またGDHの代表取締役ほか7名の役員に対しては、2カ月で10%から30%の減給処分とすることも合わせて発表されている。
同社はリリースにおいて、「お客様の重要な情報をお預かりする企業として、再発防止に徹底して努め、お客様と社会の信頼回復にGDHグループ全社をあげて取り組んでいく」とコメントしている。
□ゴンゾロッソオンラインのホームページ
http://www.gdh.co.jp/
□ゴンゾロッソオンラインのホームページ
http://www.gonzorosso.jp/
□「Master of Epic」のページ
http://moepic.com/
□「ナイトオンライン」のページ
http://www.knightonline.jp/
□ニュースリリース
http://www.gdh.co.jp/news/20060307.html
□関連情報
【2月21日】ゴンゾロッソオンライン、MMORPG「Master of Epic」
ゲームIDとパスワードを含む1,373名分の個人情報が流出
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060221/moe.htm
(2006年3月7日)
[Reported by 石田賀津男]
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