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「七人の侍」原作のアニメがゲーム化!
アイディアファクトリー、PS2「SAMURAI 7」5月発売

5月 発売予定

価格:12,390円(限定版)
    7,140円(通常版)


 アイディアファクトリー株式会社は、プレイステーション 2用アドベンチャー「SAMURAI 7」を5月に発売する。価格は、特典の同梱された限定版が12,390円、通常版は7,140円。

 「SAMURAI 7」は、NHK衛星放送などで放送された同名のアニメーションのゲーム化作品。黒澤明監督の映画「七人の侍」を原作に、アニメ制作会社のGONZOがSF調にアレンジして制作したアニメで、今年4月7日からはNHK総合で放送される。

 ゲームでは、アニメと同じくカンナ村を守るというシチュエーションを踏襲しながらも、その村出身のオリジナルキャラクタ「イブキ」を主人公として、サムライたちとの出会いを通じて成長し、村を守る戦いに身を投じていくという、原作とは一味違った、新しい物語が展開する。

【STORY】
カンナ村の地図
 野伏せりに両親を殺されたカンナ村の少年イブキは、サムライになって仇を討つために、村に隠されていた刀を手に村を飛び出す。

 それから7年後。サムライの時代はすでに過去のものとなっていた。その時代の中、イブキはサムライになることを追い求めて旅を続け、虹雅渓へと辿り着く。

 ある日、カンナ村で幼なじみだったキララと再会を果たす。再会の喜びを分かち合うも束の間、カンナ村の話になると表情を曇らせるキララ。

「野伏せりと戦ってくれるサムライを探している」

 旅の目的を聞いて自身もサムライとして戦うことを申し出るものの、戦場の匂いがしないことを理由に断られてしまう。イブキは落胆しながらも、ひとまずサムライ探しの手伝いを引き受けてキララに同行する。

 カンベエ、カツシロウをはじめとするサムライたちと出会っていくイブキ。共にいくつもの危機をくぐり抜けていくことで、イブキは自分の追い求めてきたサムライが「何」であるかを心と身体に刻み込んでゆく。

 果たしてイブキは、サムライと成り得ることができるのか? そして野伏せりとの戦いに勝利してカンナ村を救うことができるのか?!



ストーリーのカギの1つ「サムライポイント」の画面
 プレーヤーは主人公イブキとなって、行動を選択していくというアドベンチャーゲームスタイルだが、3種類のポイントシステムを搭載している。

 「サムライポイント」はそれぞれのサムライと会話したり、行動することで獲得できる。しかし、サムライごとに考え方や生き方が異なるため、獲得するための受け答えや行動も人それぞれ。このポイントがイベント発生のカギとなっていることもある。

 「戦略ポイント」は、カンナ村要塞化の状況を表わしており、主に主人公の行動によって変動する。戦い方の選択を誤り、野伏せりに敗北すると、要塞化が遅れてしまう。村の要塞化や野伏せりへの対策が正しければポイントが加算されていく。村を守ることが目的なだけに、重要なポイントといえる。

 「信頼ポイント」は農民からの信頼度を表わしており、主人公の行動によって獲得できる。主人公は1度、村を捨てているので農民からの信頼はないところから始まる。村人たちとの信頼を得られなければ、野伏せりと戦うまでもなく、内部崩壊という結末も待っている。

 これらのポイントを効率良く獲得していくことが、野伏せりとの戦いに勝利し、両親の仇を討つために必要となる。

 パッケージは特典の同梱された限定版と通常版の2種類を発売。限定版の特典内容については明らかにされておらず、後日発表される予定。

【スクリーンショット】
選択肢から行動を選び、画面下部にメッセージ枠が表示されたスタンダードなアドベンチャーゲーム
ゲームの各所には、GONZO制作のアニメ版のアニメーションシーンが挿入され、ストーリーを盛り上げている。キャラクタの声も、アニメと同じ声優陣がそのまま登場。原作ファンも違和感なくストーリーを楽しめるだろう
※画面はアニメ版の画像です。

【登場キャラクタ】
イブキ
(主人公)
両親の仇を取るため、サムライになろうと10歳でカンナ村を飛び出して放浪。7年後に虹雅渓へ流れ着き、そこでキララと出会い、サムライ探しの手伝いを引き受ける
キララ
CV:折笠富美子
カンナ村の水神に仕える「水分(みくま)りの巫女」。浮世離れしており、やや世間知らずのお嬢様。カンナ村を救ってくれるサムライを探す旅に出る
カンベエ
CV:木杣昌紀
アニメ版の主人公。大戦ではいつも負け戦ばかりだった。温厚で物静かな性格をしており、人望も厚く、頼れる存在
キクチヨ
CV:コング桑田
元農民だがサムライになるために機械の体を手に入れる。無鉄砲さと素直さを併せ持つムードメーカー。規格外の大刀を軽々と振るう
カツシロウ
CV:朴ろ美(「ろ」は“王”偏に“路”)
理想とするサムライを目指す若者。武者修行の途中でカンベエと出会う。現実と理想の狭間で悩みつつも、村人のために戦う
ゴロベエ
CV:稲田徹
戦いを好むも、大戦が終結し、戦場に立てなくなったため、命を賭けたギリギリの芸で生計をたてている
ヘイハチ
CV:犬飼淳治
戦に参加しながらも、人を斬ったことがない元工兵。のんびりした性格をしており、お米が大好きという変わったサムライ
シチロージ
CV:草野徹
大戦中はカンベエとともに最前線で戦っていた猛者。大戦後は蛍屋で用心棒をしていた
キュウゾウ
CV:三木眞一郎
アキンドの元で用心棒をしているサムライ。自分と斬りあえる強さを持つサムライと出会って戦うことを求めるストイックな性格

【イベントCG】


(C)2004 黒澤明/橋本忍/小国英雄/MICO・GDH・GONZO
(C)2006 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY

□アイディアファクトリーのホームページ
http://www.ideaf.co.jp/
□「SAMURAI 7」のページ
http://www.ideaf.co.jp/samurai/7.html

(2006年2月24日)

[Reported by 滝沢修]



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