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会場:台北世界貿易中心
■ 獣から人間へ成長する種族を描く、新台湾オリジナルMMORPG「曙光Online」 X-LEGENDのブースでは新作であるオリジナルMMORPG「曙光Online」のみを展示。羽が生えていたり、角の生えたかわいらしいキャラクタが、元気にフィールドを駆け回り敵を倒す、ライトな雰囲気のMMORPGである。
「曙光Online」は台湾と香港で1月18日よりオープンβテストが開始され、1週間で登録会員数が30万人を突破、現在は50万人以上のユーザーを獲得している。最大同時接続者数は5万人だ。女性プレーヤーの人気も高く、全プレーヤー中30%が女性とのこと。本作の、デザインがかわいらしく、動物に変身できるというポイントがウケているようだ。正式サービスの移行は3月を予定している。 このゲームはまだ人間がいない神話時代の中国が舞台となっている。プレーヤーは最初に動物としてこの地を訪れ、クエストをこなし、成長することで人間となる。クエストは膨大な数が用意されていて、世界を楽しみながらキャラクタを育成させることができる。 本作は対人戦も大きなセールスポイントである。特にギルドによる攻城戦に力を入れていて、世界にある5つの街をギルド同士で奪い合っていく。また、ギルドはそれぞれ小さな「村」を作ることができ、ゲーム内のお金をつぎ込むことで村をより大きくできる。 本作の将来像はとても壮大なものだ。現在実装されている地域は実はこの世界の小さな地方にしかすぎず、最終的には現在の100倍ほどの広さを持った広大なマップになるという。また、獣から人へと進化していったキャラクタ達は次の段階で“中型”の動物に変身できるようになる。この中型動物に変身できればプレーヤーはさらに強力な存在になる。さらに上の段階も企画中ということで、どんなビジョンが提示されるか楽しみである。
課金モデルとしては月額制とアイテム課金の併用を計画していて、月額は499台湾ドル(約1,500円)。この他に鎧や服などの装備を販売していく。実は本作は日本での展開も決定していて、近日パブリッシャーの発表があるとのことだ。
■ 「パックマン」+「ボンバーマン」? 「快閃賽貝」が子供に大人気のIGSブース IGSはゲームポータル「Game Tower」で展開する多数のタイトルを試遊台で展示、麻雀やカードゲームの他、「封神演義」をテーマにしたMMORPG「封神2」など様々なタイトルをプレイすることが可能だった。「Game Tower」の会員数は40万人、アイテム課金による運営を行なっており、プレーヤーはアバターだけでなく、自分のキャラクタが住む「部屋」を購入することができ、様々なアイテムで飾りたてることができる。
会場で発表され、子供達が夢中になっていたのが「快閃賽貝」。柵によって迷路となっているフィールドに配置されているドットを消していく「パックマン」タイプのゲームを基本ルールとして、3つのルールでのオンライン対戦が楽しめる。 1つめのルールでは、4人でフィールドのドットをどれだけ多く消すかを競う。2つめは3人のプレーヤーが「パックマン」でいうところの“オバケ”となって、1人のプレーヤーを追いかけ回す。3つめの対戦ルールはなんと爆弾を置いて敵を爆風に巻き込むという「ボンバーマン」のルールなのだ。フィールドはそのままで今までの“ドット消し”とは全く違うゲームとなってしまうのである。 この「パックマン」と「ボンバーマン」という2つの全く異なったゲームルールを再現させるため、フィールドのデザインは「パックマン」にしては迷路が単純で、「ボンバーマン」にしては曲がり角が多すぎて爆風が広がりにくく、どっちつかずな印象もある。しかし、かわいらしいキャラクタデザインと、わかりやすいルールのため、会場では子供に大人気で、母親が見守る前で兄弟でプレイをしたり、前の子のプレイをワクワクした表情で見ながら順番待ちをしていたりしていた。
IGSはゲームのラインナップに今後こういったカジュアルなアクションゲームを加え、10歳~15歳のユーザーにも積極的にアピールしていく予定だという。
■ PvPタイトルとして台湾ユーザーが注目するXtraVisionの「乱 Online」 XtraVisionが運営する「乱 Online」は、“学園もの”の要素を取り入れた韓国MIN COMMUNICATIONSが開発したMMORPG。日本ではエキサイトが「アルティメット学園 乱」というタイトルで展開している。
ブースでは8vs8の対戦ゲームイベントが開催され、会場には多くのギャラリーがつめかけた。本作のギルドの拠点となる「電算室」を舞台とした攻城戦が行なわれたのだが、観客達はプレーヤー達の作戦に友達同士で評価を話し合いながら熱心に戦いを見守っていた。ステージの大きなモニタの前にも人だかりができていて、ユーザーの興味の高さが伺えた。
“学園もの”ということで、XtraVisionはコンパニオン達に“コギャル”を意識したセーラー服のコスプレをしていた。わざとメイクを強めにしてスカートの短い制服を着ていたのだが、日本人の筆者から見ると、コンパニオン達はセーラー服を着るにはちょっと年上で、違和感も感じてしまった。
□Taipei Game Showのホームページ (2006年2月19日) [Reported by 勝田哲也 / 三浦尋一]
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