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「AOU2006 アミューズメント・エキスポ」ブースレポート 〜セガ編〜

2月17日〜18日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(前売700円)
    小学生以下、60歳以上は無料


 トレーディングカードゲームを中心に立て続けにヒット作を輩出しているセガ。ここ数年、ビデオゲーム系は手堅いラインナップが中心となっていたが、今回はポリゴン対戦格闘ゲームの金字塔を打ち立てた「バーチャファイター」シリーズ最新作「バーチャファイター5」を前面に押し立てたブースを展開。

 ファンを中心に高い関心が寄せられている「アフターバーナー クライマックス」や「三国志大戦2」は映像出展にとどまったのは残念だが、それでもバラエティに富んだ充実のラインナップで数多の来場者を魅了していた。まずは、以前の同社プライベートショー記事でも概要について触れている「バーチャファイター5」からご紹介していこう。


バーチャファイター5

 '93年の初登場以来、常に3D対戦格闘シーンをリードしてきた「バーチャファイター」シリーズ最新作。今回はゲーム本編だけでなく、その周辺環境まで整備するという大胆な提案をしてきた。

 業務用汎用CGボード「リンドバーグ」を搭載した32インチワイド液晶モニターキャビネット「UNIVERSAL CABINET」、アイテム装着、ICカードの再発行などに使用するターミナルキャビネット「VF TERMINAL」、さらには「バーチャファイター5」に関する映像コンテンツが放映されるライブキャビネット「VF.TV」。これらがセットになって、はじめて「バーチャファイター5」のプレイ環境が完成する。いちビデオゲームの領域を越えたハイエンド(高額)な環境だが、コアなプレーヤーがこの環境に一度なじんでしまったら、もう元には戻れないだろう。

 「VF TERMINAL」は、同社「バーチャロン フォース」でいうターミナル専用筐体のようなもの。操作はすべてタッチパネル方式で、キャラクタのカスタマイズ、リングネーム、自己PRなどの文字入力、ICカードの再発行などが簡単に行なえる。また、対戦イベントが盛んに行なわれるバーチャらしい機能「ゲーム大会サポート機能」も搭載されている。

 「VF.TV」は、アミューズメント施設向けに放映される「バーチャファイター5」専用の映像コンテンツを放映するモニター。全国で行なわれた凄腕同士の対戦を実況や解説つきで配信したり、対戦映像を交えたランキング番組、開発者インタビューなど、多彩なコンテンツの提供が予定されている。こうした全国向けの内容以外にも、店舗限定、エリア限定番組の放送も予定されている。

 コアなプレーヤー向けの機能としては、自分のプレイを保存して動画化する「動画作成サービス」が提供されるという。納得のいった対戦を保存して自宅で鑑賞したり、研究や分析、大会に出場して勝ったときの記念に残しておくなど、さまざまな使い方が考えられる。このほかにも、大会の定期開催やスター選手を認定する「スタープレーヤーシステム」など、これまで以上にプレーヤーを刺激する要素がふんだんにもりこまれるという。

UNIVERSAL CABINET
VF TERMINAL
VF.TV

【ジャッキーのカスタマイズ例】
ターミナルを使用することでキャラクタを手軽にカスタマイズできる


 キャラクタのグラフィックは、HDRI(High Dynamic Range Images)やセルフシャドウといった最新技術が投入され、これまで以上に迫力のある映像を生み出すことに成功。1,280ドット×768ドットの高解像度は、背景はもちろん、キャラクタの衣服から肌の質感、さらには毛先の1本にいたるまで、実に繊細かつ明瞭に映し出す。新キャラクタ「エル・ブレイズ」、「アイリーン」も、それぞれライバルや憧れとされているキャラクタと程よい位置関係にあり、無理なくファンに受け入れられていくことだろう。

【ブレイズ】【アイリーン】
初公開された「アイリーン」は“猴拳(Kou-Ken)”の使い手。国籍は中国。幼い頃に両親と死別し、拳法家の祖父に育てられた。拳法同様に京劇をたしなみ、パイの演舞に惹かれ傾倒するうち「あの人に近づきたい」と想うようになる


 基本システムは前作「バーチャファイター4」を踏襲しているが、本作は“平面的攻防からの脱却”をコンセプトに、これまで前後だけで終わっていた“やられ”に左右を加えた4方向に拡張。相手の側面や背後に回りこむ特殊移動が全キャラクタに用意されたことで、従来作品とは比較にならないほど“位置取り(ポジショニング)”の重要性が増している。

 移動モーションそのものが大幅に見直されているため、打撃に秀でていなくてもスピード差や位置取りを変化させることで戦術が一変するというほどの豹変振り。「真・3D格闘」を名乗る「バーチャファイター5」の底力。はたして全国のプレーヤーたちは、その“凄み”をどこまで引き出すことができるだろうか。正式稼働日は未定。

やられが4方向化したことで、戦いはどこまでディープになるのだろうか。バーチャファンにとっては嬉しくもあり、悩ましくもありといったところか


(C)SEGA Corporation


ザ ハウス オブ ザ デッド4 スペシャル

 アミューズメント施設で好評稼動中のガンシューティング「ザ ハウス オブ ザ デッド4(THOD4)」を2人乗りのライドマシン専用にチューニングしたアトラクション。主人公は、前作「3」のG(ジー)。相棒「ケイト・グリーン」と共にゾンビだらけの街に潜入する。グラフィックなどは「THOD4」から流用されている部分が多いが、ストーリーは「THOD」の外伝的な内容になっており、「THOD4」やシリーズ作品をやりこんだ人ほど思わずニヤリとしてしまいそうな展開や敵キャラクタが待ち受けている。

 本作は、遮へいされたボックス内に設置されたライドマシンに乗ってプレイする。ライドマシンの前後には100インチの大型スクリーンがあり、ゲームの状況に応じてライドマシンが素早く回転。ライドマシンには遊園地のジェットコースターよろしく身体を固定するバーとシートベルトが用意されており、当然ながらプレイの際には装着必須。かなりの衝撃がくるため、これがなかなか侮れない。会場ではふたり専用となっていたが、実際にはひとりでもプレイ可能になるという。

 サブマシンガン型ガンコントローラーなどの操作方法は、「THOD4」とは若干異なる方式が採用されている。たとえば、「THOD4」は弾丸をリロードする際に画面外にコントローラーを向けてトリガを引いていたが、本作は指からトリガを離すだけで自動的にリロードされる。一見便利そうに思えるが、リロードする瞬間はタイムラグが生じてしまうため実際には適当なタイミングでリロードしないと一瞬の隙を突かれてダメージを負うことが多かった。ゾンビをまとめて吹っ飛ばせる手榴弾は3発を装備する。

これで全体のサイズをお察しいただけるだろうか。それにしても大掛かりなシステムだ


 「THOD4」でゾンビにつかまれると、振り払うのにガンコントローラーを揺さぶらなければならなかったが、本作ではライドマシン前方にある大きなアクションボタンを使用。これを連打してボタンを振り払うが、なぜかアクションボタンはひとつしか用意されていない。「ふたり乗りが可能なライドマシンなのに、なぜ?」と思う人も少なくなさそうだが、それもそのはず。本作はガチガチのゲーマー向けではなく、むしろカップルや家族連れ向けに製作されているからだ。

 トリガーを離すだけで簡単にリロードされるのも、アクションに必要なボタンがひとつなのも、取り囲むように設置された5つのサラウンドスピーカーも、ダメージを受けたときに突然噴出するガスも、すべては“一緒に楽しんでもらう”ための配慮。ゲーム終了後には、一緒に乗った人との“相性診断”まで表示される。「友だち以上、恋人未満!」などといったメッセージの数々は、そこだけ見たら「ゾンビを相手に銃を撃ちまくるゲーム」とは到底思えないほど。

 筐体サイズが非常に大きいため、一般のアミューズメント施設には導入されにくいことが予想される。恐らくはジョイポリスやテーマパーク向けの製品といった位置付けで、気になる人はそのあたりをチェックしてみるべし。ちなみに、ブース内に設置された筐体数は2台。1プレイに10分程度を要するため、一般公開日となる明日は大混雑が予想される。確実にプレイしたい人は、開場直後まっさきに同社ブースを訪れないと厳しいかもしれない。正式稼働日は未定。



(C)SEGA,2006


三国志大戦2(映像出展)

 全国各地のアミューズメント施設で飛ぶ鳥を落とす勢いの「三国志大戦」シリーズ最新作。メジャーバージョンアップだけに追加要素が盛りだくさん。

 兵種は、これまでの「騎兵」、「槍兵」、「弓兵」、「歩兵」、「攻城兵」にくわえて新たに「象兵」が登場する。「象兵」といえば、「三国志演義」などでおなじみの“孔明の南蛮遠征”に登場する南蛮兵の切り札。小説などを読んだことがなくても、単に“象が突っ込んでくる”と想像するだけでも、その驚異は容易に想像できるのではないだろうか。既存の兵種についても能力が調整されていおり、さらに深みのある戦略が楽しめることは間違いない。

 武将カードは、枚数だけでなく新規イラストレーターを起用するなど、これまで以上にバラエティに富んだ絵柄が楽しめる。また、現行カードに登場する武将も、それを手がけたイラストレーターによる新規絵柄になるという。こちらも兵種同様に基本能力を含めいちからバランス調整が行なわれている。現行カードはもちろん使用可能で、中身も最新版で調整された能力になる。正式稼働日は未定。





(C)SEGA,2006


バーチャストライカー4 Ver.2006

 3Dアクションサッカーシリーズの最新バージョン。タイトルに“2006”とあるように、出場全64国のうち主要32カ国の選手が実名で登場。日本代表を含め、表情、モーション、ゴール後の演出まで忠実に再現。スパイクやボールはアディダスジャパンの協力により同じデザインのものを採用。ワールドカップイヤーに相応しい内容に仕上げられている。

 「バーチャストライカー」は対戦の盛り上がりで注目されてきたが、今作はシングルプレイにおいても充実が図られている。国ごとに異なるチーム戦術や選手個々の動きが盛り込まれたことで、試合がリアルに展開。他プレーヤーのゴーストチームと戦える「VS.NET FRIENDLY MATCHモード」では、シングルプレイながら対戦と同じ緊張感が味わえるという。

 前作で登場したネットワークサービス「VS.NET」は、さらにパワーアップ。日本代表チームが使えるようになっただけでなく、フォーメーションや戦術が自由にエディット可能になり、一部制限つきながら“自分だけの日本代表チーム”でプレイすることができる。このほかにもネット会員だけに配布される特殊なボールを奪い合う「ゴールデンボール争奪戦」など、定期的にさまざまな大会がとりおこなわれる予定。5月稼動予定。



(C)SEGA Corporation,2006 (C)1996JFA (C)2002JFA.MAX
adidas, the 3-Bars logo, the 3-Stripe mark and Teamgeist are registered trade marks of the adidas Gropu, used with permission.


頭脳能力向上マシーン タッチでズノー 楽しくチェック? それともバトル!?(タッチでズノー)

 遊んだ人の“右脳能力”がチェックできる「タッチ・デ・ウノー!」シリーズ最新作。正式名称が「頭脳能力向上マシーン タッチでズノー 楽しくチェック? それともバトル!?」というなんともふざけた長さだが、それがまた歴代セガの脱力系アミューズメントマシンらしくていい感じ。

 ひと目をひく大型50インチ巨大モニターと、なにやら怪しげな操作デバイス“タッチ棒”が2本。ゲームモードはもちろん、全12種類のマジメあり、不真面目おおありのゲームを、文字どおりタッチ棒で“おさわり”しながらゲームを進めていく。ひとりでプレイすると「うわ、俺なにやってんだろう……」と冷静に落ち込みかねないが、ふたりでワイワイやりだすと、タッチ棒でスクリーンをプニプニ押すという行為そのものが異様に楽しくなってくる。これが俗にいう“タッチでトランス状態”だ(嘘)。

 ともすれば「またブームにのっかって!」などと言われかねない本作だが、製作スケジュールからいって、それはうがった見方というもの(でもブーム到来でニンマリしていた可能性は否めない)。そもそも「タッチ・デ・ウノー!」という先祖があればこそ本作が「AOU2006」セガブースに存在しているわけで、逆説的には「やっと時代が追いついてきた」といえなくもない。

 モバイルで展開中のコンテンツも絶好調のシリーズ作品。ゲームと連携したスコアランキングやオリジナルデータの配信なども予定されており、興味がある人は今のうちから右脳を鍛えてみてはいかがだろうか。以下の携帯サイト利用料は、各月額315円。「タッチでズノー」は今夏稼動予定。

【アクセス方法】
iモード … iMenu → メニューリスト → ゲーム → ゲーム2 → ゲーム総合 → セガ・モード → 右脳タッチ・デ・ウノー!
ボーダフォン … ボーダフォンウェブ → メニューリスト → ケータイゲーム → メーカー別リンク → セガ・パレード → タッチ・デ・ウノー!



(C)SEGA Corporation,2006


【トリガーハート エグゼリカ】【ガチャマンボ! サボテンカーニバル】【アミー漁】
(C)WARASHI 2006 (C)SEGA 2006
美少女型の自機を操作する縦スクロールシューティングゲーム。敵にアンカーを打ち込み、ぶつけて誘爆させたり盾にできる「アンカーシステム」、プレーヤーの実力に応じてボスの攻撃パターンが変化する「V.B.A.S」など意欲的なシステムを搭載。手頃な難易度ということもあり、大半がショーバージョン限定の3ステージをクリア。正式稼働日は未定 プッシャーマシンとガチャガチャを組み合わせた「ガチャマンボ!」シリーズ最新作。サボテンのオブジェ、旗、LED演出、新BGMなどが追加され、より“らしい”雰囲気でプレイできる。他席でコンガになっているときでも退屈しないよう「待ち時間ゲーム」を新たに追加。最大ジャックポットが3,200枚に拡張された点も刺激的。今春稼動予定 以前のプライベートショー記事でもご紹介した大型マスメダル機。スクリーンに投影されたグラフィックは、まさに七色の海といった感じで千変万化の表情を見せる。海をモチーフにした清涼感あふれるカラーリングとデザインが好印象。メダルを網に見立てて投擲するシステムもわかりやすく熱中できるハイクオリティ。今春稼動予定


□セガのホームページ
http://sega.jp/
□全日本アミューズメント施設営業者協会連合会のホームページ
http://www.aou.or.jp/
□「AOU2006 アミューズメント・エキスポ」のページ
http://www.aou.or.jp/04/expo/expo2004.htm
【2月17日】「AOU2006 アミューズメント・エキスポ」開幕
大作の続編とクイズゲームがブーム?
http://watch.impress.co.jp/docs/20060217/aou1.htm
【2005年11月2日】セガ、「プライベートショー 2005 秋」を開催
「サイファイ」、「パワースマッシュ3」など新作を一挙出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051102/sega.htm

(2006年2月17日)

[Reported by 豊臣和孝]



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