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会場:横浜BLITZ
この日は天候こそ良好だったものの、前日に積もった雪がまだ残り、体感的にも寒さが厳しく感じられる中、多くの「フルハウスキス」ファンが集まった。とくに本イベント限定のグッズが販売されるとあって、開場時刻の14時には横浜BLITZ前の歩道に200mあまりの物販待ち行列ができるなど、人気の高さが伺えた。 「祥慶祭ライブ2006☆」は、「フルハウスキス」の世界観をそのままステージ上で再現したイベント。本作の舞台である私立・祥慶学園で開催される文化祭「祥慶祭」で、ラ・プリンスがライブステージを行なうという設定のもと、ドラマ仕立てで進行。途中には歌や「フルハウスキス2」の紹介なども盛り込まれたボリュームたっぷりのステージが繰り広げられた。ちなみに、ドラマ部分はゲームのディレクターを務めた伊藤亜紀子さんによるオリジナルストーリーとなっている。
なお、今回のイベントの模様を収録したDVDが、同社のセルピュータレーベルより発売される予定(発売日は後日発表)。このDVDには開始直前の楽屋の様子やステージ終了後の一幕なども収められているので、イベントの熱気を感じたいという方はぜひチェックしてみていただきたい。
オープニングは御堂一哉役の荻原秀樹さんの歌で幕を開けた。歌が終わるとラ・プリンスのほかの3人……松川依織役の佐々木望さん、羽倉麻生役の櫻井孝宏さん、一宮瀬伊役の成瀬誠さんも登場して、ドラマが始まる。ドラマのストーリーは、祥慶祭当日、ライブ開催までにラ・プリンスのメンバーたちが、さまざまなトラブルに見舞われ、ドタバタを繰り広げるという内容。オープニングの御堂一哉の歌も、祥慶祭ライブのリハーサルというように、ライブイベント全体で1つの大きなドラマ仕立てで展開した。 また、ステージにはラ・プリンス以外にも、主人公・鈴原むぎの親友・遊洛院十和子役の松下美由紀さん、樋山城役の大橋隆昌さん、学園の理事長・東條葵役の鈴村健一さん、そして熱血体育教師・山本春太役の岸尾大輔さんも登場し、「フルハウスキス」ならではのコミカルで笑いの絶えないステージが繰り広げられた。2枚目揃いで、クールに決めた男性キャラクタたちの中で、とりわけ強烈な個性を持つ山本春太独特の雰囲気が印象的だった。
イベントの途中では、ライブイベントらしいハプニングもあったものの、出演者たちの絶妙なアドリブによって、笑いのネタにされてしまうなど、終始盛り上がった。ゲームの世界の話と、現実のライブとを見事に融合させたストーリー展開で、参加したファンもゲームの中にいる気分で楽しめたと同時に、ゲームの発売が待ちきれなくなったのではないだろうか。
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□カプコンのホームページ (2006年1月23日) [Reported by 滝沢修]
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