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【スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団】
価格:4,990円
本作では、巨大な戦車でぶつかり合う「勇車バトル」による通信対戦が可能。砲台に弾を投げ入れて相手の戦車にダメージを与え、装甲を全てはがしたら敵戦車に乗り込み、敵戦車のエンジンに「スラ・ストライク」を当てて破壊すれば勝利となる。 ルールはシンプルだが、入れる弾は予めデッキとして組んでおけるので、組み合わせ方によってさまざまな戦術が生まれる。またプレーヤーの仲間としてサポートしてくれる3匹のNPCや、戦車そのものの種類も選択可能。ただし、デッキに組み入れたい砲弾や、使いたい仲間を揃えるには、ものによってはかなりのやりこみを必要とする。 さて、今回私がこの大会に参加することになったのは、ちょうど1週間ほど前のこと。それまでゲームに全く触れていなかったので、発売日からやっている人と比べると既に1/3程度の期間しかない。ひとまずはソフトを受け取り、通勤時間や就寝前の時間を使って必死にプレイ。大会当日の朝6時、何とかクリアにこぎつけた。 対戦経験こそ0だが、それなりに強力な砲弾も揃っていたし、CPU相手には負けなしだったので、そこそこいい線いけるのでは? ……と思っていたのは会場に到着するまでの話。1対1対戦に参加したのは、なんと総勢21名。到着したときには既に練習試合をしている姿も見え、周囲からは「仲間は○○がいいよね」、「××を中心にしたデッキを」という声も聞こえた。うちには○○なんて仲間はいないし、××なんて弾は1個あったかどうか。「写真だけ撮って帰っていいですか?」と言って苦笑されつつ、1回戦に臨むことになった。
大会ルールは、5分間でHPは300に統一。また戦車「ギャオックス」と「アルゴーン」は使用禁止、砲弾の「ミラーシールド」は4枚までという制限がかけられている。また2対2での対戦時は、仲間の使用も禁止される。このルールは、「次世代ワールドホビーフェア」を始めとしたイベントなどでのゲーム大会でも適応されるオフィシャルルールなので、誰かと対戦する際にはこの設定で試してみるといいだろう。
エンジンの破壊を狙って突っ込んできた敵プレーヤーだが、必死で「スラ・ストライク」を打ち込み撃退。相手が復活しに戻っている間に砲弾を撃ち返し、一気に敵戦車の装甲を0にした。時間切れになると、装甲の残量で判定され、それも同点の場合は、プレーヤーキャラクタのライフ残量で勝敗が決する。ということは、後は守り抜けば勝ちと判断し、一時はエンジン部まで乗り込まれながらも何とか撃退。初勝利を収めた。なるほどこういう戦い方もあるのか、とやってから気づく。 続く2回戦の相手には、先ほどの相手よりもさらに苛烈な砲弾の雨を浴びせられ、戦車の装甲は文字通り秒殺。今度はゴーレムで突進してきた敵だったが、角を使って横から狙う作戦を取り、ゴーレムを破壊。相手プレーヤーもきわどいところで撃破した。ここからは先ほどと同じく、一斉砲撃で相手の装甲を奪い去る。しかし再度ゴーレムで突進してきたところでダメージを受けてしまい、復活している間にエンジンを破壊されてしまった。
残念ながら2回戦で敗退となってしまったが、HPを回復できる仲間を入れておけば……とか、砲撃で押されないように盾やブーメランを多く仕込んでおけば……などと、今後の課題が見えてきた。対戦の様子を見ていると、人によって全く異なる戦術を取っており、このゲームの奥の深さが感じられた。ちなみに現在の総プレイ時間は15時間程度だが、最強のデッキを目指して、まだまだ長く楽しめそうだ。
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□スクウェア・エニックスのホームページ (2006年1月18日) [Reported by 石田賀津男]
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