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株式会社バンダイナムコホールディングスは、グループ企業の株式会社バンダイと株式会社ナムコのゲームコンテンツ事業を統合し、3月31日付けで株式会社バンダイナムコゲームズを設立すると発表した。 バンダイナムコゲームズは、バンダイの家庭用ゲームコンテンツ事業部門(ビデオゲーム事業部)と、ナムコの家庭用ゲームコンテンツ事業部門(CTカンパニー)、業務用ゲーム機向けコンテンツ事業部門(AMカンパニー)、モバイルコンテンツ等の事業部門(CXカンパニー)、新規事業部門(インキュベーションセンター)の一部を統合して新設される。バンダイナムコグループは、事業を5つの戦略ビジネスユニット(SBU)に分類して動いており、バンダイナムコゲームズはゲームコンテンツSBUの主幹会社となる。 社員数は1,705名で、うちバンダイより55名、ナムコより1,650名。ナムコ代表取締役会長の中村雅哉氏が取締役会長、ナムコ代表取締役副社長の石川祝男氏が代表取締役社長、バンダイ常務取締役の鵜之澤伸氏が代表取締役副社長となる。なお、同社が現在のナムコの継承会社となる。 同社はリリースにおいて、「キャラクタの世界観を生かしたコンテンツを、メディア媒体と連動しタイムリーに投入するバンダイの企画開発ノウハウと、蓄積した技術力を生かし、中長期的に企画開発に取り組むナムコのノウハウを統合し、企画開発力の更なる向上を図ります」というコメントを出している。 バンダイとナムコは、2005年9月に開催された「東京ゲームショウ2005」で共同のブースを構えるなど、多方面で協力展開を見せてはいるが、ゲーム会社としてはそれぞれ独立して動いていた。新会社の設立以降は、開発部門が1社に統合され、バンダイナムコゲームズのタイトルとしてゲームが発売されることになりそうだ。
また、ナムコのアミューズメント施設運営部門(ETカンパニー)と、新規事業部門(インキュベーションセンター)でバンダイナムコゲームズに統合されない部署は、ナムコからの新設分割によって、新たに株式会社ナムコを設立し、事業を継続する。こちらも中村雅哉氏が取締役会長に就任。代表取締役社長には、ナムコ代表取締役副社長の東純氏が就く。
(2006年1月11日) [Reported by 石田賀津男]
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