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会場:秋葉原コンベンションホール
「MADDEN NFL 06」は、米国だけで500万本は販売され世界で一番売れているゲームと言われるアメリカンフットボールをテーマとしたスポーツシミュレーションゲームの最新作。EAがアメリカンフットボールのゲームの製作独占権を所有していることもあり、圧倒的な人気を見せている。 今回の大会は、優勝すれば2月にハワイで開催される世界大会「MADDEN INTERNATIONAL CHANPIONSHIP 2005」に出場することになり、さらに「NFL PRO BOWL 2006」の観戦ツアーに招待される。7日に大阪で予選となる西日本大会が行なわれ、9日には東京で東日本大会が行なわれ、そのまま西日本大会決勝戦進出者を交え決勝大会が開催された。大会は実況・司会を有馬隼人氏が担当。絶妙かつ的確な実況で会場を大いに盛り上げた。 決勝戦は西日本地区代表の下村哲史さんと東日本代表のCHIBITA98さんの対戦となった。下村さんはセントルイス・ラムズを選択。CHIBITA98さんはロサンゼルスにいた当時から15年来のファンというオークランド・レイダースを選択し決勝はスタートした。 試合はいきなり1st クオーターから動いた。ラムズのディフェンスで、レイダースのロングパスをインターセプト。そこからリターンタッチダウンを決めて見せ7-0。この後もラムズの猛攻は止まらず、さらにゴールキックが決まり10-0となった。 試合は白熱していき、激しいタックルが決まると観客から「おぉ~」といった歓声が上がるなど、まるで本当のスポーツ観戦と同じような熱気をはらんだ試合となった。2nd クオーターでラムズがキックゴールを決めてみせ13-0。その後もラムズのタッチダウンで20-0と一方的な展開となった。 点数で見ると圧倒的な差(3タッチダウンで逆転)のように見えるが、ラムズが短いパスワークとランプレイで堅実に攻めていくのに対してCHIBITA98さんのレイダースはロングパスを狙ってくる。ラムズの堅守に阻まれなかなか成功しないが、後半にはいるとそのロングパスが通り始めた。ロングパスが通ると会場も大いに盛り上がり、試合も一気に逆転。ゴール前9ヤードといった展開へ。レイダースもタッチダウンを決め20-7と反撃ののろしを上げた。 しかし、CHIBITA98さんは朝からの連戦の疲れからか、4th クオーターでラムズに再度タッチダウンを決められてしまう。レイダースは最後に一矢報いたが、最終的には27-14でセントルイス・ラムズが勝利し、下村さんの世界大会出場が決定した。 下村さんは「守りに入ってしまいランプレイで攻めてしまいました。ラムズの本当の試合のようにしたいけれども、どうしてもプレイが偏ってしまう。でも、自分なりにプレイしました」と決勝戦を振り返った。「MADDEN NFL 06」については「私は『MADDEN NFL 05』からプレイし始めました。『06』になり、より頭を使うようになり凄いと思います」とゲームの出来には満足のようだった。また、「対戦したほうが上達するので、どんどん対戦して欲しい」とアドバイスのコメントを残し締めくくった。
会場にはNFL Japanの町田光氏も来場。「今日はテクノロジにビックリさせられた。ゲームの大会は初めてだが、本物のスポーツ観戦と同じように盛り上がれると言うことに驚かされた」とコメント。朝早くから行なわれたのにもかかわらず、夕方まで数多くの来場者が残り、大会を楽しんでいたという点で、NFLのパワー、そして「MADDEN NFL 06」の人気を実感させられた。 □エレクトロニック・アーツのホームページ http://www.japan.ea.com/ □「MADDEN NFL 06」のページ http://www.japan.ea.com/madden06/ (2006年1月10日) [Reported by 船津稔]
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