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アビス

Abyss
【基本戦術】

 ベースとなっているキャラクタはザサラメールであり、彼と類似した攻撃が随所に見られるが、その技性能はかなりの違いがある。使用武器は、邪剣と霊剣の力を取り込んで変形している「デスサイズ」。ザサラメールと同様に武器にはリーチがあるので、中距離での戦いを得意とするキャラクタだ。また、ザサラメールと同じで左回りに移動する相手に対しては、攻撃が当たりにくいという弱点があることを頭に入れておいてほしい。

 戦闘開始時の距離においては、サイズ・オブ・シャマシュ()がヒットするので、相手の8WAY-RUN対策としての効果が期待できる。上段攻撃ではあるが、ヒット時には左後方に相手を吹き飛ばすことができるので、リング際の攻防ではリングアウトを狙える攻撃としても使うことができる。右回りに移動する相手に対しては、サイズ・オブ・シャマシュを使っていけば問題はない。逆に左周りに移動する相手に対しては、リーパー・オブ・アダト(立ち途中)を使っていけばいいだろう。ただし、リーパー・オブ・アダトは戦闘開始直後の位置からはヒットしないので、一歩前に出てからの距離で積極的に使っていく感じになる。そして、リーパー・オブ・アダトはしゃがみ状態からしか出せないので、咄嗟の対応に遅れることがあると感じるなら、全方向に攻撃判定を持つヴォイド・ノヴァ(+)を使って相手の8WAY-RUNを阻止していこう。ヴォイド・ノヴァは、ガードされると各キャラの最速攻撃で反撃を受けることになってしまうが、手痛い反撃を受けるということはない。そして、ホールドすることによってヒット数が増え、ガードブレイクを引き起こすので反撃を受けることはなくなるという優れた攻撃だ。

ヴォイド・ノヴァは優れた攻撃ではあるが、ホールドしない状態で相手にヒットさせた場合もガードされた場合と同様に最速の攻撃で反撃を受けてしまう場合がある


 中距離ではダメージ源ともなるグラップル・オブ・ネルガル(.)を中心に攻撃を組み立てていく。グラップル・オブ・ネルガルは、中段から下段へと繋がる連続攻撃で1発目がノーマルヒットで切り伏せ崩れ(仰向け)を誘発し、そのまま2発目が連続ヒットとなる。1発目が相手にヒットし、そのまま2発目がヒットすると相手は回転した状態となるので、そこに追い討ち攻撃が確定する。ただし、1発目がガードされ、2発目がノーマルヒットの場合は回転した状態にはないらいので注意してほしい(2発目のみカウンターヒットの場合は回転したやられとなる)。回転やられとなった場合は、ダメージ重視を考えるならヴォイド・ノヴァ(+)で追撃(ダメージ75程度)を行ない、その後の展開を考慮するならサイズ・オブ・シャマシュ(ダメージ64程度)がオススメだ。ヴォイド・ノヴァで追撃を行なった場合、その後展開が近距離戦となってしまうので距離をとって戦いたいならばダメージは減少してしまうが、相手が吹き飛ぶサイズ・オブ・シャマシュを使っていくといった感じだ。

 グラップル・オブ・ネルガルは強力な攻撃ではあるが、縦属性なので8WAY-RUNには弱い。そこで中距離からの8WAY-RUN対策として、1発目がカウンターヒットで全段ヒットとなるブラック・フューム・オブ・フンババ(..)にグレイブ・ペナルティ・オブ・エア(.)を織り交ぜて使っていくといい。ブラック・フューム・オブ・フンババのみでも特に問題はないが、2発目が上段攻撃なので多用しているとしゃがまれて反撃を受けてしまう恐れがあるので、2発目が中段攻撃であるグレイブ・ペナルティ・オブ・エアを使いしゃがみ回避に対応していく必要がある。また、前述した通り、この位置でも左回りの弱点がでてしまうので、それを補うためにも攻撃判定の広いギャスプ・オブ・クリール(.)を積極的に使っていくといいだろう。ただし、ギャスプ・オブ・クリールは1発止めを基本に使っていくこと。1発止めが基本の理由は、2発目がノーマルヒットでは連続ヒットにならないため、仮に1発目が相手にヒットしても2発目はしゃがんで回避することができ、カウンターヒットの場合は連続ヒットとなるが、1発目ヒット確認後には2発目を出すことができないことが主な理由だ。ギャスプ・オブ・クリールでしゃがみ状態を意図的に作り出し、その後立ち途中からの攻撃や投げを使っていったほうが相手にプレッシャーを与える結果に繋がるということになる。

中距離での攻防はアビスの得意とするところ。ゆえにこの位置からの攻撃は技性能が優れているものが多い。相手の攻撃を8WAY-RUNでかわした場合は、ノーマルヒットで切り上げ崩れとなるジャッジ・オブ・エア(or)(左画像)で反撃。また、カウンターヒットで回復可能な腹崩れとなるグロウル・オブ・ウルディンム(or)(右画像)も使い方次第では、威力を発揮する攻撃だ


 相手を引き寄せる攻撃が多数あるため、近距離戦を強いられる場面も多くなってしまう。得意としない距離ではあるが、中距離と同様にブラック・フューム・オブ・フンババとグレイブ・ペナルティ・オブ・エア、ギャスプ・オブ・クリールを中心に相手の動きを阻止しつつ、攻撃発生の早いランセット・オブ・ナムタル()やヤーニング・オブ・ギルガメシュ(+)を使って相手との距離を開くように戦っていく必要がある。ランセット・オブ・ナムタルは相手の攻撃をガードした後の反撃技としても重宝するが、ガードバックによって距離が開いてしまうとランセット・オブ・ナムタルがヒットしないので注意してほしい。また、近距離の攻防で欠かせないのが、コマンド投げのフェイタル・グラビティ(+)。投げ技ではあるが、ダメージが70と高威力であることが一番の魅力だ。

 立ちガードを崩す手段としては投げ技のほかに、優れた下段攻撃が用意されている。ひとつはノーマルヒットで足刺されとなるフューリー・オブ・アプス(+)。2つ目は、カウンターヒットで足刺されを誘発するアーカナム・オブ・ウトナピシュティム()。そして、インパクト性能(対縦属性上中段斬り下ろし)があるアニマリティ・オブ・エンキドゥ(or)の3つ。中でもフューリー・オブ・アプスはリーチがあるので近距離以外でも使うことができ、ダウン中の相手にもヒットするので起き攻めにも使っていくことができる。

近距離ではデッドリー・クラッパー・オブ・エア(.)も積極的に仕掛けていくといいだろう。縦属性なので8WAY-RUNには弱いが、1発目がカウンターヒットで連続ヒットとなり、その後ヴォイド・ノヴァが追い討ち攻撃として確定する(ダメージ67程度)。



【オススメ技】

・ブラック・フューム・オブ・フンババ(..)

 ノーマルヒットで1発目と2発目が連続ヒットとなり、カウンターヒットで全段ヒットとなる連続攻撃。特質すべきは1発目がカウンターヒットで崩れ落ち(仰向け)を引き起こし、2発目がカウンターヒットだと仰け反り崩れとなり、3発目がノーマルヒットだと回復可能な腹崩れを引き起こすことに尽きる。1発目がカウンターヒットしたらスタン効果を期待して他の攻撃に切り替えてしまいがちだが、最後まで出し切ったほうが相手に与えるダメージは大きい。

・ヴォイド・ノヴァ(+)

 全方向に攻撃判定があり、コマンドも不要というお手軽さを考慮しても、8WAY-RUN対策の攻撃としてはこれ以上の攻撃はないだろう。ガード、ヒットに関わらず反撃を受けてしまう恐れがあるため、ホールドを使っていきたいところではあるが、接近時の攻防では相手がそれを許してくれないため、使いどころは難しいがダウン中の相手にもヒットし、空中コンボにも使っていける攻撃なので使用頻度は高い。

・ヘッドハンター・オブ・アンシャル(+)

 近距離の攻防では欠かすことのできない、左周りをカバーする攻撃のひとつ。近距離時ではウィスパー・オブ・バシュム()も左周りに対応した攻撃ではあるが、こちらはリーチが物凄く短く、少しでも相手との距離が開いてしまうと空振りとなってしまうので、リーチのあるヘッドハンター・オブ・アンシャルを代用していくといいだろう。ヘッドハンター・オブ・アンシャルは、カウンターヒットで切り上げ崩れを誘発し、ヴォイド・ノヴァ(+)が追い討ち攻撃として確定する(ダメージ72程度)。

・スティング・オブ・ネルガル()

 ランセット・オブ・ナムタル()が近距離時の反撃技なら、スティング・オブ・ネルガルは中距離時の反撃技として重宝する。もちろん、中距離の攻防においては、8WAY-RUNでの移動が付いてまわるので多用することはできないが、ノーマルヒットでダウンしない尻餅崩れとなるためアビス側が大きく有利となる点は見逃せない。また、リーチが非常に長いのも特徴だ。

・アニマリティ・オブ・エンキドゥ(or)

 攻撃発生時に限定ではあるが、縦属性上中段斬り下ろしに対するインパクト性能がある。姿勢を低くしながらの水面蹴りなだけに、攻撃時には相手の上段攻撃を回避することができる。縦を弾き、横をかわす攻撃として積極的に使っていける攻撃だ。


【空中コンボ】

・ディープ・ランカー・オブ・アヌ(or.)カウンターヒット~サイズ・オブ・シャマシュ()
ダメージ74程度

 ディープ・ランカー・オブ・アヌはカウンターヒットで相手が浮いた状態となり、2発目の攻撃が相手を地面に叩きつけ、大きくバウンドして再び浮いた状態となる。これは空中バウンドと呼ばれるやられで、相手は受け身を取ることができない。そこで、ダメージの大きいサイズ・オブ・シャマシュを当てていくというシンプルかつ、お手軽にダメージを与えれる空中コンボ。ただし、ティラやタリムなどの小さいキャラクタには、ディープ・ランカー・オブ・アヌがヒットした距離が遠いと2発目の攻撃が当たらない場合がある。



【スタンコンボ】

・ヘッドハンター・オブ・アンシャル(+)カウンターヒット~ヤーニング・オブ・ギルガメシュ(+)~ルアー・オブ・シャムハト()
ダメージ71程度

 スタン状態を誘発する攻撃はあるが、連続ヒットするものが少ないのがアビスの特徴となっている。ヘッドハンター・オブ・アンシャルは近距離戦でしか威力を発揮しない攻撃ではあるが、スタン効果には期待することができる。上記に紹介したコンボは数を多く当てるものであってダメージを優先するなら、オススメ技で紹介しているヴォイド・ノヴァ(+)やシーア・オブ・アダト(+)を使って追い討ちを決めていくといいだろう(シーア・オブ・アダトの場合はダメージ79程度)。




【その他のスタンコンボ】
【足刺され】
アーカナム・オブ・ウトナピシュティム()カウンターヒットジャッジ・オブ・エア(or):ダメージ54程度
フューリー・オブ・アプス(+)~ジャッジ・オブ・エア(or):ダメージ58程度
フューリー・オブ・アプス(+)~ヴォイド・ノヴァ(+):ダメージ52程度
【切り上げ崩れ】
ジャッジ・オブ・エア(or)~ジャッジ・オブ・エア(or):ダメージ64程度
【腹崩れ(回復可能)】
グロウル・オブ・ウルディンム(or)カウンターヒット~セイクリッド・リチュアル・オブ・イシュタル(+.)~ハウル・オブ・ティアマト(+):ダメージ98程度
グロウル・オブ・ウルディンム(or)カウンターヒット~ディープ・ランカー・オブ・アヌ(or.)~ハウル・オブ・ティアマト(+):ダメージ103程度


【その他の連続ヒット】
カルマ・オブ・エンキドゥ()~ヴォイド・ノヴァ(+):ダメージ43程度
コズミック・エンブリオ(+.)カウンターヒット~ヴォイド・ノヴァ(+):ダメージ46程度
コール・フロム・ノヴァ(+.+)1発目ヒット、1発目止め~ヴォイド・ノヴァ(+):ダメージ93程度
コール・フロム・ノヴァ(+.+)1発目ヒット、1発目止め~サイズ・オブ・シャマシュ():ダメージ82程度
セイクリッド・リチュアル・オブ・イシュタル(+.)2発目カウンターヒット~ハウル・オブ・ティアマト(+):ダメージ55程度


【ガードブレイク後に確定する攻撃】
コズミック・エンブリオ(+.)(短or長)~シーア・オブ・アダト(+) ※ ガードバックがなく、相手との距離が近い場合シーア・オブ・アダトがヒットする。
コズミック・エンブリオ(+.)(短or長)~グリム・リッパー・オブ・シャマシュ(.)


【ソウルチャージによって変化する技】
コール・フロム・ノヴァ(+.+):ソウルチャージBで1発目がガード不能
オード・トゥ・マムメナウム(立ち途中):ソウルチャージAでガードブレイク
※ ソウルチャージ(A+B+K)を早い段階でキャンセルすると、黄色の炎をまとった状態ソウルチャージCとなる。やや溜めてからキャンセルすると、緑色の炎をまとった状態ソウルチャージBとなる。溜めきるか、後半になってからキャンセルすることで、青色の炎をまとった状態ソウルチャージAとなる。

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(2005年12月29日)

[Reported by 志賀康紀]



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