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セガ、PS2「ダービー馬をつくろう!5」
TVCFに井崎脩五郎さんと藤川京子さんを起用

2006年1月19日 発売予定

価格:7,140円

ジャケット写真
 株式会社セガは、2006年1月19日の発売を予定しているプレイステーション 2用競走馬育成シミュレーション「ダービー馬をつくろう!5」のテレビコマーシャルに、競馬評論家の井崎脩五郎さんとタレントでありながら競馬にも非常に詳しい藤川京子さんを起用すると発表した。価格は7,140円。10日には都内のホテルで井崎脩五郎さんと藤川京子さんを招いての記者会見が行なわれた。

 「ダービー馬をつくろう!5」はタイトルにもあるとおり競走馬育成シミュレーションシリーズの5作目。同シリーズは、牧場を経営していく要素や、牝馬クロス、特殊クロスといった配合理論の搭載、自分の馬に付けた名前をレース中に音声合成で呼んでくれるシステムなどの特徴を持つ。

 「ダービー馬をつくろう!5」では、レースをリニューアルし完全3D化。馬の足元からなめるようなアングルでの撮影など、迫力のカメラワークを実現できたという。同時に、勝利したジョッキーがガッツポーズをとったり、残り距離数の表示などグラフィックス的・演出面で大きく進化しているという。

 また、香港にある競馬場“沙田 (シャティン)”競馬場を再現し収録。国際GIレースである、香港国際レースやクイーンエリザベスIIカップ、香港カップ、香港マイル、香港スプリント、香港ヴァースといった海外レースに参戦することができるようになった。このほかにも、ファンファーレを作曲しメモリーカードにセーブすることができる機能も搭載している。

 今回テレビCMに登場する井崎脩五郎さんは、ゲーム内に競馬解説者として登場。パドック中継やレース前の解説者とのやりとり、実況中継を行なっている。音声合成については音声合成ツールや実況システムの見直しが行なわれており、よりリアルさを増しているという。

 ゲーム内の音声収録について井崎さんは、「自分らしいしゃべり方でいいですよと言うことで、収録は本当に楽でした」とコメント。予想のコメントなどについては自分で数百の原稿を起こして、それをそのまま自分でしゃべると言うことで、音声収録時に気負いはなかったようだ。
 井崎さんは「ボツになるかと思ったら、そのまま使ってくれた」とコメント。収録された音声の中には「知ってますか? 安田記念の1回目から3回目までは安田騎手が優勝しているんですよ」といったレアな物もあるそうで、全てを聞こうとすると、かなりのやり込みが必要なようだ。

 CMの内容だが、ホテルの一室でベッドに横たわる女性 (藤川さん) が、男性 (井崎さん) に向かって「ねぇ、産んでもいい?」とささやき、男性がギクッとする……「一生懸命育てるから」と言う女性の方に振り返ると……といった大人っぽい内容。井崎さんはこのCMについて「ゲームのCM史上最大のインパクト(笑)」とコメント。確かにこれほど大人っぽいCMはなかっただろう。
 CMには初出演 (声でけでは「ダビつく」の3作目と4作目で出演済み) となる藤川さんはこの女性がささやくシーンについて「どうやって演技しようか色々と考えた結果、サラッと言うことにした」という。

 最後に「競馬ファンに一言」と問われ、藤川さんは「ダービー馬をつくろう!5」について、「映像も凝っていて、レースシーンが3D化したことで、カメラアングルがジョッキーからの目線であったり、下からのものだったり、臨場感溢れるようになっています。井崎先生が登場するのももちろん最大の見所ですし、香港の沙田競馬場が収録されたことで、海外にも出せる。競馬好きな人にとってはもっともっと細かいところまで楽しめるようになっています」と魅力についてコメント。
 一方、井崎さんは「年末 (の有馬記念で) ディープインパクトで勝ったお金で是非とも購入してください。競馬ファンのお供に是非購入していただければ」とアピールした。

 会場にはプロデューサーの宮崎浩幸氏も来場しており特別にコメント。「『ダビつく』も回を重ねて5作目となり、あまり断定的なことは言えませんが、世の中では来年は別のハードが発売となると思われるので、プレイステーション 2というハードで出るのはこれが最後になるでしょう……という思いを込めてPS2で表現できる競馬ゲームの限界を追求しようという気持ちで作ってきました。映像もそうですし、音声もそうですし、ゲームの遊び方という点でもそうです」と、PS2から次世代ハードへ今後移っていく方針を示しながら、それ故に今作は気合いを込めて製作に望んだとコメント。「CMも含め、スタッフ一同の総力を結集したものになっていますのでぜひ遊んでもらえればと思います」と結んだ。

 なお、CMは12月24日から放送されると言うことで、その仕上がりと、オチを是非とも確認していただきたい。

「ダービー馬をつくろう!」を手がけてきたプロデューサーの宮崎浩幸氏。「PS2では最後のつもりで……」スタッフの力を結集して製作したとコメント ゲーム内の音声収録にも参加した井崎氏。しかし、「自分らしくしゃべってもらえれば」と言われ、「収録は楽でした(笑)」とコメント CM出演は初めてという藤川京子さん。CMの役柄上、今日はバスローブ姿という色っぽい姿で登場
会見では、今年の競馬界を振り返ると言うことで、ディープインパクトの強さの秘密を井崎氏が解説 「ダービー馬をつくろう!5」のロゴを持って決めのショット 最後に記念ショットとして藤川さんがキスしている風のショットの撮影で、嬉しそうな井崎さん
【スクリーンショット】
「ダービー馬をつくろう!5」は様々な点でパワーアップしている ファンファーレを作曲可能。気に入ったメロディはメモリーカードにセーブ可能
レースシーンが3D化された。これによって下からのアングルやジョッキー目線での映像など凝った演出が可能になったという
レースの予想シーンなどで井崎さんも登場。レアのコメントもあるとか ジョッキーの能力表もこのように表示される 馬の調教メニュー
「ダービー馬をつくろう!」シリーズでは独自の配合理論が搭載されている。様々な馬の生産を行なうことが可能
今回は、香港の沙田 (シャティン) 競馬場が完全再現されている。これで、海外競馬の幅が広がっている。一番左の写真が本物の沙田競馬場。中央写真の背景に注目してもらえるとわかると思うが、かなりの再現度だ


(C) SEGA Corporation, 2006

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「ダービー馬をつくろう!」シリーズの公式サイト
http://www.dabitsuku.com/
□関連情報
【9月9日】セガ、「コンシューマ事業戦略発表会2005」開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050909/sega_1.htm

(2005年12月10日)

[Reported by 船津稔]



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