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タイトー、AC新作内覧会を開催
「ハーフライフ 2 サバイバー」、「式神の城III」などを出展

11月29日 開催

ハーフライフ 2 サバイバー
 株式会社タイトーは、全国のアミューズメント施設などで今冬~来春頃に稼動を予定している新作アミューズメントマシンの内覧会を開催した。

 出展タイトルの目玉は、なんといっても「ハーフライフ 2 サバイバー」だろう。「Half-Life(ハーフライフ)」シリーズといえば、言わずと知れた米Valve SoftwareのメガヒットFPS(ファースト・パーソン・シューティング)」。全世界で1,100万本以上を売り上げたシリーズ最新作がアーケードに登場するとなれば、その注目度は並ではない。

 念のため前置きしておくと、「ハーフライフ 2 サバイバー」は単なる移植作品ではない。アーケード向けに徹底的な最適化が行なわれた“もうひとつの「ハーフライフ 2」”ともいえる存在なのだ。まずは、その製品概要から順次説明していこう。


ハーフライフ 2 サバイバー

 タイトーのアミューズメント施設向けネットワークシステム「NESYS」を介した店舗間リアルタイム対戦が可能な3Dアクションシューティング。プラットフォームはTAITO Type X+。詳細は非公開だが、CPU、ビデオカード(ATI製)などは仕様の範囲内で最高のパーツが使用されているという。現時点での完成度は約50%。

 32インチワイド液晶モニター(1,360×768ドット)、2本のスティックとフットペダル、キャラクタの状態にあわせて背面のLEDが点灯する大型シート、6個のスピーカーが奏でる5.1chサラウンドと、筐体の作りは実にゴージャス。モニター下のパネルには、スタートボタンとプレーヤーデータを記録するICカードの挿入口がある。

 スティックは、右側のガンタイプが射撃、左が移動にわけられている。左スティックで前後左右に動きつつ、右スティックで照準をあわせトリガーを引いて敵を攻撃するのが行動の基本。スティックといってもPC用周辺機器のように大量のスイッチ類はなく、左スティックにあるのは仲間へメッセージを送信する“トランシーバーボタン”、右スティックには射撃トリガー、サブ機能用スイッチ、武器切替用のトグルスイッチと、極めてシンプル。

 フットペダルは、左が“しゃがみ”、右が“ジャンプ”。PCの操作に慣れたマニア諸氏は不満に思われるかもしれないが“アーケード向け作品”であることを考えれば、実はこれでも多いくらい。その点、本筐体はプレイアビリティを損なわず、なおかつ直感的にプレイできるという点で実にうまく整理されている。本筐体で初めてFPSをプレイする人も、すぐ操作に慣れることができるはずだ。

しっかりと据え付けられたスティック。PC用周辺機器に比べるとボタン類が少なめだが、そんぶん操作で混乱することはないはず 右スティック。付属スイッチは射撃用トリガ、サブ機能ボタン、武器切替用トグルの3つ。前後で照準の上下、左右で旋回 左スティック。前後で移動、左右でそれぞれ平行移動。トランシーバーボタンで味方にメッセージを送信できる
フットペダル。左がしゃがみ、右がジャンプ。キーボードで操作するよりも直感的でいい感じ。単にキーを押すよりも“何かしている”という雰囲気にさせてくれる 全部で6カ所にスピーカーを設置。重低音がズンズン響いてこれまた非常に気持ちいい。自宅では、なかなかこうはいかない ICカード挿入口。戦績などさまざまなデータを記録。これはサンプルということだが、やはり絵柄は複数あるのだろうか?


 ゲームモードは、全国のプレーヤーとチーム戦闘を行なう“バトルモード”、ひとりもしくは仲間と一緒にミッションをこなしていく“ミッションモード”、シングルプレイ専用の“ストーリーモード”の3つが用意されている。前述のとおり本作はICカードに対応しており、ゲームの進展度、戦績などのデータがモード別に記録できる。

 バトルモードは、現時点で4対4のチームバトルを想定。マッチングとチーム分けはサーバー側でランダムに決定されるため、常に同じ仲間とプレイできるとは限らない。ただ、開発チームのチーフディレクター氏によれば、同じタイミングでモードを選択すれば、少なくとも同じゲームに参加できる可能性は高くなるという。ちなみに、開始時間までに参加人数がMAX(現時点では8人)に到達しなかった場合、足りないぶんはCPUキャラクタが投入される。

 分身となるキャラクタは「ソルジャー」、「レンジャー」、「スナイパー」、「エンジニア」といった4種類のジョブから選択。初期装備や得意な戦術はもちろん、クラスアップで獲得できる武器が大きく異なる。ひとつのジョブを極めるのもいいが、余裕があれば各ジョブをひと通り触ってみることをオススメする。ジョブという概念はPC版では存在しなかったため、同じようなものと考えている人などは特に注意が必要だろう。なお、キャラクタは性別の選択が可能。女性のほうがモデリングが小さく見えるため、判定面で有利なのではとチーフディレクター氏に質問したところ「見た目ほどの差はないですから。大丈夫でしょう」とのこと。問題があれば即調整されるはずなので、このあたりはさほど神経質にならずともいいといったところか。

 ミッションモードは、シングルまたは店舗内マルチプレイで所定の任務をこなしていくというもの。4台セットでの導入が予定されているため、店舗内マルチプレイも最大4人で落ち着くものと推測される。ICカードを使ったシングルプレイは、ネットランキングに対応。各ミッションをクリアすることで、新ステージが出現するなどのフィーチャーもある。

 ストーリーモードでは、プレーヤーはPC版でおなじみの主人公「ゴードン・フリーマン」となり、異世界から流入してきたエイリアンなどのさまざまな敵と戦う。基本ストーリーはPC版がベースになっているが、メッセージ、謎解き、バランス調整など、随所にアーケード向けのアレンジが施されている。全10チャプター構成で、PC版をやり込んだ人などは「あ、ここの演出が変化している!」といった楽しみ方もできる。

モニタとシートの距離など「なるべく多くの人に快適にプレイしてもらおう」という配慮が随所に施されている
 さて……基本仕様をツラツラとご紹介したところで、ここで改めて「ハーフライフ 2 サバイバー」をプレイして感動した点を挙げておきたい。それは、本作が「3D酔い」に最大限の配慮をしていることだ。

 「唐突にアンタなに言い出すの?」と訝しがられるかもしれないが、実は筆者は“重度の3D酔い”の持主。かつて「Wolfenstein(ウルフェンシュタイン:FPSの元祖みたいなもの)」が発売された日、筆者は「これぞ俺が長年待ち望んでいたゲーム!!」と、喜び勇んで秋葉原に直行。それが、帰宅してわずか数分後に、ゲームディスクを抱えながら涙と嘔吐物で布団を濡らすことになるとは……。

 3D酔いは個人差があまりにも大きいので断言はできないが、以降リリースされるFPSの大半で、もって数分、悪いときは30秒で胃の底からグッと熱いものがこみ上げてきた筆者が、恐る恐るプレイし続けて「まったく3D酔いしなかった」という事実には、われながら本当に驚くしかなかったのだ。

 この点については開発チームも相当神経を遣っているようで、32インチ液晶ディスプレイとシートの間隔、臨場感を損なわない程度に控えめな画面の揺れ、ややゆったりした左右の旋回など、その配慮のほどが随所に見てとれる。かつて、これほどまでに3D酔いに配慮されたFPSがあっただろうか! そう叫んで回りたくなるほど「ハーフライフ 2 サバイバー」には丁寧なアレンジが施されている。

 筆者同様、FPSがやりたくても体質が許してくれなかった人は少なくないはず。某FPSで、外人にバッタよろしくジャンプで跳ね回られるだけで戦闘不能ケロリンに陥っていた、あの屈辱の日々。やりたいのに、遊べない。チラ見してただけで床寝。そんな悲しいメモリーは「ハーフライフ 2 サバイバー」が、きっと忘れさせてくれるはずだ。稼動予定は2006年3月頃。

【スクリーンショット】


(c) 2005 Valve Corporation. All rights reserved.
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式神の城III

 アーケードとコンシューマで好評を博した人間ドラマティックシューティングシリーズ最新作。前作「II」をベースに、新システムや新キャラクタを追加。個性あふれるキャラクタたちが、新たな物語をつむぎ出していく。

 システムは8方向レバーとショット、ボム(緊急回避)の2ボタン。ショットボタンは連打で通常攻撃、一定時間押し続けると“式神攻撃”と呼ばれる特殊攻撃に変化、式神攻撃は、各キャラで「壱式」と「弐式」があり、微妙に性能が異なる。キャラクタごとに見た目や内容が大きく異なる式神攻撃は、本作における大きな特徴のひとつ。

 敵や敵弾に接近するほどにショットパワーや破壊時の獲得コインが増える“テンション・ボーナス・システム”は健在。本作では、最大テンションを一定時間維持する“ハイテンションMAXシステム”が新たに用意されている。ハイテンションMAXは、ABボタン同時押しで発動。敵や敵弾との距離に関係なく×8倍のテンションボーナスが獲得できるほか、式神攻撃で倒した敵から出現するコイン数が1.5倍になるといったメリットがある。

 発動にはボムをひとつ消費するため乱発はできないが、スコアアタックを狙う人は「どこで使えばいいのか」頭を悩ませるのではないだろうか。2006年2月稼動予定。

【スクリーンショット】


(C)Alfa System Co., Ltd. All rights reserved.


対戦ホットギミック5 未来永劫(みらいへゴー)

 約4年ぶりとなる「対戦ホットギミック」シリーズ最新作が登場。今回は「表」と「裏」の2ストーリーが用意されており、雀パワーを貯めることで、ジャン・フード(技)を購入することができる。

 今回の参加イラストレーターは「獅子猿」氏、「司淳」氏、「白亜右月」氏、「宗我部としのり」氏、「みづきたけひと」氏の5名。対戦中にキャラクタのバストアップ画像が表示されるなど、ファンサービス満載。従来の無機質な対戦シーンに比べたら天と地ほどの違いがあるといえよう。

 セクシーなグラフィックスが拝めるストーリーモード、とっても“おばか”なグラフィックスが楽しめるジャンファイト(対戦)モードは、もちろん健在。12月中旬稼動予定。

【スクリーンショット】


(C)X-Nauts PSIKYO


みんなのおしごと

 キッズ向けコミュニケーションベンダー。ペン型コントローラーが2本用意されており、画面に触れることで直接操作する。

 ゲームを開始すると、まずは性別をチョイス。続いて「どちらが好き?」といった2択問題をいくつかクリアしたら、最大7つあるミニゲームの中から好きなものを選んでプレイ。

 画面内に出現する敵を片っ端からタッチして倒していく「バシバシゲーム」、走り回る子供をつかまえて親元に戻す「くっつけゲーム」など、いずれもシンプルなだけにわかりやすく熱くなれるのがいい。ゲームが終了すると、プレイした人におすすめの職業を教えてくれる。ちなみに筆者の結果は「伝統芸能継承者」とカブキ役者さながらのカワイイグラフィックスが表示され、思わず目が点になってしまった。

 担当女史によれば、職業は相当なパターン数を用意しており、王道からシュールなものまで実にバリエーション豊かなものになっているという。グラフィックスがとても可愛らしく、ふと「こ、これは大きなオトモダチ相手にも十分イケるんでは……」などと反射的に思ってしまったが、ゲーム終了と同時に払い出される景品を見て「あ~、そうだよね。本来コドモたちのためにあるモノなんだよね」と反省することしきり。

 実際、セットの椅子なども調整に調整を重ねて「これがベスト!」といった高さを決めているほど力が入っており、キッズ向けマシンながら侮れない存在感を放っている。こうしたキッズ向けマシンはアミューズメント施設よりも複合型ショッピングセンターなどに好んで設置される傾向が強く、本作が気になる人はこうした店舗をチェックしてみるといいだろう。2006年2月稼動予定。

タッチペンだけのカンタン操作。親子で一緒に楽しめるように作られているのだ 椅子の高さには相当な神経を遣ったという。担当氏いわく「まず座ってもらうこと。それが大事!」 キャッチーな絵柄。でもゲーム中でもっとも存在感を放っているのはワンちゃんだったりして……


(C)TAITO CORP. 2005


ゾイドカードコロシアム、ダイノキングバトル(稼動中)

 「ゾイドカードコロシアム」は、トミーの人気玩具「ゾイド」をモチーフにした対戦型カードゲーム機。「ゾイドカード」、「パイロットカード」、「バトルチャンスカード」といった3種類のカードを筐体前面にあるカードスロットに差し込んで読み取らせると、ゲーム画面にそのゾイドが登場する。

 対戦はじゃんけん形式で、チャージ攻撃ボタンでエネルギーを溜めるのがポイント。これが100%になったときにタイミングよくボタンを押せば攻撃力が3倍になり戦いが一気に有利になる。ジャンケンに負けたとしても、一定条件を満たしコマンド入力に成功すれば反撃技が使えるなどさまざまな駆け引きを用意。2006年2月には新カード第2弾の追加が予定されている。

 「ダイノキングバトル CARD GAME」は、韓国D-Gateが開発したカードゲーム機を日本向けにローカライズしたマシン。一見すると「ゾイドカードコロシアム」と同型の筐体に見えるが、比較すると「ダイノキングバトル」のほうがやや大きい。これは、モニターを大型化することで恐竜の迫力を増すことを狙ったためだという。

 基本システムは「ゾイドカードコロシアム」同様にジャンケンで、相性、スキルレベルに応じて各ボタンに割り当てられた攻撃力が変化。恐竜の属性と同じボタンで勝つと必殺技攻撃のチャンスになり、タイミングよくボタンを押すことで攻撃力がアップする仕組み。

 こちらの新カードは、12月に第2弾、2006年3月に第3弾の追加が予定されている。タイトーでは、2006年春に女の子向けカードゲーム、2006年冬には男の子向けカードゲームの新作リリースをそれぞれ予定しているという。

ゾイドカードコロシアム ダイノキングバトル


(C)1983-2005 TOMY (C)ShoPro・TV Tokyo
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(C)D-GATE 2005

□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
□製品情報
http://hl2survivor.net/(ハーフライフ 2 サバイバー)
http://www.zoids-col.net/(ゾイドカードコロシアム )
http://dinoking.jp/(ダイノキングバトル -CARD GAME- )
□関連情報
【9月1日】第43回「アミューズメントマシンショー」タイトーブースレポート
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050901/am_tai.htm
【8月31日】タイトーとトミー、子供向けカードゲーム機を展開
「ゾイドカードコロシアム」、「ダイノキングバトル CARD GAME」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050831/zoids.htm

(2005年11月29日)

[Reported by 豊臣和孝]



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