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会場:東京 竹芝ニューピアホール
「King of Netbattler Championship」は、3月から、「次世代ワールドホビーフェア」などイベントなどにも絡めた形で全国規模で開催されてきた。「ジュニアクラス(小学1年生~小学4年生)」、「シニアクラス(小学5年生~中学3年生)」、「マスターズクラス(年齢制限なし)」の3クラスに分かれ、「シングルバトル」の「れんしゅう」で対戦する。 「ジュニア」、「シニア」クラスでは、公式ルールにもあるとおり、「ロックマン エグゼ5 改造カード」を使用した改造ロックマンは参加できないある意味制限のかかった中でいかに工夫するかが問われる。対して「マスターズクラス」では改造ロックマンの使用が許可されており、過酷なバトルが予想された。 当日予選枠はあっという間に埋まり、勝ち抜き形式で予選が行なわれた。対戦して勝利すると相手からチケットを1枚もらえるというルールで、より多くの対戦をこなして勝利したものが決勝トーナメントに出場できるということになっていた。5~6枚のチケットでは本戦には参加できず、涙を呑んだ参加者も多かった。 本戦では各クラス18人によるトーナメントで、シード権を持っていない人は優勝するまで5回の対戦を行なうことになった。決勝戦以外は、GBAを通信ケーブルで接続して2人だけの世界となったため、詳しい戦況はわからなかったが、1戦のみという1発勝負だったため、あっという間に決着がついてみたり、逆になかなか拮抗して終わらず、ファイナルターンでも決着がつかずタイムアップ、HIT DAMAGE JUDGE(戦闘中に相手に与えたダメージの総計)での判定にもつれ込むことも多かったようだ。 さて、各クラスの決勝に勝ち上がってきた6人のうち、なんと3人が兄弟という間柄。ジュニアクラスは山口真人君(ブルース)、憧一郎君(カーネル)兄弟の対戦となった。決勝戦は3戦し2勝したほうが勝利というルール。「兄弟だけど負けるつもりはない」という兄に対し、「胸を借りるつもりでがんばります」と弟。お互いの手のうちを知り尽くした戦いとなったジュニアクラスは、弟の憧一郎君が勝利。弟いわく、「家での対戦では真人君に負けてばかり」だったそうだが、本番に強かったということなんだろうか。 マスターズクラスでは新井成康君(カーネル)と山口兄弟の健成君(カーネル)が対戦。「(新井君は)前々から戦いたかった相手。今持っているすべての力を出して戦う」と山口君が言えば、「全力を尽くす。九州勢としてがんばります」と新井君。溜め撃ちのワイドショットの応酬となった戦いは、やはり2戦では決着がつかず、ファイナルターン後の判定に持ち込まれ、山口君が勝利した。 最後に行なわれたシニアクラス。マスターズクラスにも参加していた谷田夏磨君(ブルース)と川村功樹君(カーネル)の決勝戦もやはり3戦フルに戦いタイムアップ。HIT DAMAGE JUDGEに持ち込まれた。すべてのバトルでダークソウルユニゾン状態のロックマン同士が体力を削りあうという場面が見られ、川村君が「いつ負けてもおかしくなかった」という緊張した試合が連続した。決勝戦のみ、試合の模様が片側のプレーヤーのみだがスクリーンに投影され、観客も息を呑んで観戦。途中で悲鳴とも怒号ともいえる歓声が上がっていたのが印象的だった。 ほかにも、23日に発売されるGBA「ロックマン エグゼ6 電脳獣ファルザー/グレイガ」や、12月15日に発売されるPSP「イレギュラーハンターX」、発売日未定だが「ロックマンロックマン」、バトルチップがもらえるAC「ロックマン エグゼ バトルチップスタジアム」、ニンテンドーDS「ビューティフルジョースクラッチ!」、ニンテンドーゲームキューブ「ビューティフルジョーバトルカーニバル」、12月に発売されるタカラの「ロックマンエグゼ ビースト」の新型PET「リンクペットEX(エクシード)」などの試遊も可能だった。 また、オフィシャル研究員との対戦コーナー、グッズSHOP「ヒグレヤ」でのロックマングッズ販売、そして「ロックマンエグゼ6 電脳獣ファルザー/グレイガ」とコナミの「新・ボクらの太陽」の、2つの異なるゲーム同士を「ワイヤレスアダプタ」で接続し対戦する「クロスオーバーバトル2」を体験できるコーナーなども設置されており、長時間のイベントだったが、来場者も十分楽しめる内容になっていた。
「ロックマンエグゼ6 電脳獣ファルザー/グレイガ」を使用した「サバイバルネットバトル 2006」も開催が決定。1月15日の次世代ワールドホビーフェア(大阪)、1月21、22日(東京)、1月29日(名古屋)、2月5日(福岡)をはじめ、またアツい戦いが繰り広げられることだろう。
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□カプコンのホームページ (2005年11月21日) [Reported by 佐伯憲司]
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