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10月22日~11月6日 開催 (10月19日~20日は招待日)
【ツーリスト・トロフィー】
「TT」は、「GT」シリーズを開発した株式会社ポリフォニー・デジタルが手がけるオートバイをテーマとした新作。TGS 2005にも映像出展されていたが、その新作発表会が、19日、同ブースにて行なわれ、プロデューサーであるポリフォニーデジタル プレジデントの山内一典氏、そしてディレクターの七澤崇聖氏が出席した。
山内氏は「気が付けば東京モーターショウへの『GT』の出展はもう6年目になる。最初に出展した'97年当時、『GT』は、そこにマーケットがあって、そこに確信を持ってリリースしたわけでなく、結果としてユーザーの皆さんが反応してくださって、『GT』の歴史は成り立っている。今回、『TT』も、『GT』と同じアプローチ、グラフィッククオリティ、哲学でバイクのゲームを作ったらどうなるんだろう、というトライアルです。このタイトルも『GT』同様、この場から新しい歴史が始まったらいいなと思っている」と挨拶した。
そして、七澤氏から、ゲームの具体的な内容が映像とともにプレゼンテーションされた。山内氏いわく「チーム一のクルマ好きが私なら、チーム一のバイク好きが彼です」とのことで、七澤氏は自らもバイクレースに参戦して10年以上ものキャリアを持っている。 ■ これだけではない!! 多数のモードを紹介 ●「アーケードモード」 「GT」同様にすぐ走れる点がポイントのモード。「シングルレース」、「2プレイヤーバトル」の2つが選択可能。バイク、コースを選択したら、ヘルメット、グローブ、ウェア、ブーツがセットになった状態でライダーを選択する。選択したマシンによって、2台でのレースと4台でのレースが用意されている。
● 「TouristTrophyワールド」 バイクライフを楽しめるメインモード。 「TTチャレンジ」では、80台以上の車種から好きなバイク(欲しいバイク)とカラーリングを選択、1対1のミッションレースに挑戦。ミッションレース中にはサインボードが掲出され、相手マシンとの間隔や残り秒数等の情報が表示されるのがポイント。プレイの進行状況に応じ、よりハイスペックなレーシングマシンにも挑戦できるようになるという。
また、ライディングフォームをエディットできる「ライディングフォームエディター」も用意。頭の位置や、腰のずらし具合、ヒザの出し方を調整できる。上体を低く構えれば空気抵抗を減らす効果も得られるという。重心位置が変わるので、バイク操作への影響も忠実にシミュレートされているという。
そして、このモードでは、「シリーズ戦(RACE)」も用意されている。マシンの中には4台で競うレースに参加できるものもあり、レギュレーションに応じてシリーズ戦が組まれている。多種多彩なコースを転戦する形となる。成績によっては、さらに未体験のマシンを獲得するチャンスもあるかも? もう1つ用意されているのが「タイムトライアル」。お気に入りのバイクで任意のコースを選んでタイムアタックを行なうものだ。
■ モーターショウバージョンを走ってみました 「GT」と同じくリアルな走行感覚を味わえる「TT」。「東京モーターショウ2005」に実際に出展されているバージョンを遊んでみることにした。2輪と4輪の違いはどうなの? という点を中心に何回かプレイしてみた。 まず、「1on1」をプレイ。ライバル車が1台という設定なので、最初はライン取りなどをコピーしながら走ってみる。バイクはスズキのGSX1100S「刀」を選択(趣味)。ライディングフォームはリーンウィズをチョイスしてみた。 鈴鹿サーキットを数週周回。操作系は、×がアクセル、□がブレーキ、セレクトで視点変更(バイク視点、ライダー視点、背後視点の3つ)という感じで「GT」を踏襲しているが、L2で「カウルに伏せる」、R2でリアブレーキという「TT」ならではのボタンも用意されていた。 走ってみると、「ブレーキを踏んだままコーナリングすると曲がりにくくなる」という点などは「GT」と共通したリアルさを感じる。ストレートエンドでは十分減速しないと、オーバーランした状態でバイクが傾いていると、コースアウトした後転倒、というパターンである。ただ、バンクしている際、ハンドル感覚は結構クイックで、バイクらしい感じでどんどん切れ込んでいく。それでもスピードを高めていくと限界が訪れ、倒しすぎるとスコーンとバイクが吹き飛んでいく様はなかなか堂に入っていた。ステップがガリガリと削れて火花が散るのは「悔しい~」と思うと同時に、「今のはちょっと(アクセルを)開けすぎたな」とか、「寝かしすぎたな」とか、そういうところに納得感は感じられた。 転倒後に、ラインをすぐに取ろうとハンドルを傾けたままアクセルをオンにすると「早っ!」と思うまもなく転倒する。この転び方がなかなか過敏な感じで2輪らしくてうれしい。 マシンを変えたりコースを変えたりして走ってみたが、基本的にきちんとバイクの性能、ライディングスタイルに合わせて特性が変化しているのを感じた。また、ド派手に転んだりすると、「GT」にはないバイクとライダーのアクションが見られ、「TT」、そしてバイクらしさが随所に感じられたのは面白かった。
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□プレイステーションのページ (2005年10月19日) [Reported by 佐伯憲司]
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